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 「遺 骨 奉 還 ・ 和 解 と 友 好 の た め の 東 ア ジ ア ネ ッ ト ワ ー ク」

朝鮮半島と東川の歴史を語る会が開かれました

2011-08-31 11:16:38 | 日記
戦時中、東川に強制動員され
発電所や農業用遊水池工事など過酷な労働を強いられた
朝鮮人被害者と家族を招き、現在の繁栄への感謝を伝えると共 に、
当時の思い出を語ってもらう
「朝鮮半島と東川の歴史を語る会・動員されたおじいさんらを招いて」が
8月28日(日)午後2時から、
東川町農村環境改善セ ンター(東町一ノ五)で
開かれました。



 大雪山の雪どけ水の温度を上昇させるための遊水池は現在も使われており
東川が豊かな田園地帯となる礎にもなっている施設。
過酷な労働と犠牲の上に成り立つ今を見聞きしてもらい
感謝を表明しつつ
東北アジア地域の平和と韓日友好の足掛かりを目指します。

強制動員された人たちの多くは他界しており、
生存している人も九十代になっています。
今回は代表として韓国釜山市在住の朴時永(パク・シヨン)さん(91) と
蔚山市在住の朴仁植(パク・インシク)さん(90)と
その家族を招待し
インタビューや音楽などの文化交流行事が行われした。
朴仁植さんは
直前になって、病気悪化の為来訪が断念された。

66年ぶりに
同町内の現場を訪れた
遊水池は今も稲作用施設として
使われているが

「当時は
生きるために必死だった
雨でも
雪でも
早朝から働き
病気で休むと
食事も出ない
177人いて3人亡くなった」と
朴時永さんが、振り返り語った

「景気がまるで変わって綺麗になった
それを見られてよかった」

稲穂が広がる光景を眺めながら語った

この日の集会は
250人の参加者が
開場を埋め

町長、土地改良区理事長などから
感謝の気持ちが述べられ
記念品が手渡された

夜の交流会では
東神楽町長の挨拶など
それぞれ家族が
感想を述べ合った
中には
暖かい歓迎に包まれて
涙ぐむ人も
東川町議会議長も
もらい泣きしたと

30日
関係者に見送られて
帰路に着いた

空港では
関係者と抱き合い
涙ながれに
別れを惜しんだ

恨が
解けた瞬間
朝鮮半島と東川の歴史を語る会実行員会
の皆さま
東川、東神楽の町民の
暖かい
触れ合いに

町の未来繋ぐ
東アジアとの
新しい歴史が始まった

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