「フルート工房 きのした」です。
フルートのオーバーホールはまず分解するところから始めます。
ノックピンを抜き、芯金を外します。古い楽器やメンテナンスをしてない楽器には芯金が錆てしまいます。
キーの動きが悪くなったり、動かなくなる(固着)の原因になりますのできれいに磨いて錆を落とします。
キーの表面も変色していますのでバネを外し、磨いてきれいにし元に戻します。
ブリジアルキーの芯金が錆びついて外れません。
こういう時はポストをあぶって取り外し、芯金を抜いてから再度ハンダをつけ直し元に戻します。
ハンダ付けのあとはよく洗い流します。フラックス(溶剤)が残っていると錆の原因になります。