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YPC-62

2017-06-30 00:23:16 | 日記

「フルート工房 きのした」です。

 

市内の高校のピッコロです。文化祭の直前にケースごと落としてしまい、B♭の音が出なくなってしまったとのことです。

Hキーに曲りが出てしまい、右手キーからの連絡がくるっていました。左手親指キーからの連絡も同様でした。

左手ユニットのノックピンを外し調整、ノックピンを打ち直しました。Hキーの曲りをもどし、それぞれの連絡調整をし直しました。

 

今月(6月)はこれでピッコロ修理4本目でした。他はYPC-81、3本でいずれも学校の備品です。コンクール前で気になる楽器というところなのでしょうか?

 

 

 

 

 


フルートメンテナンス講習 2017.6/15

2017-06-17 09:25:02 | フルートの修理

「フルート きのした」です。

フルートメンテナンス講習の様子です。

 

フルートの演奏のほか、修理・メンテナンスにも興味があるということで都内よりお越しになりました。

タンポの交換修理や磨きを行うに際して、楽器の分解と組立ができることが基本になります。

ネジや芯金でキーを組み立てますが、分解と組み立ては順番が決まっています。最初に順番を覚えながら分解していきます。

足部は1本の芯金ですが、胴部には7本以上のネジや芯金が使われています。組立の際にはバネの強さをみながら組み立てていきます。

バネの数グラムのテンションにも慣れないうちは手間取っていました。しかし講習の後半はだいぶ慣れてきたようでした。

バランス調整は主に調節ネジによる連絡調整とフェルトコルクによる連絡調整があります。ここまでの項目は1日の講習で充分習得可能ですので

忘れないうちに繰り返し練習してみてください。

(講習に使用したフルートはご本人所有のパールフルート管体10Kマエスタです。)