舞台 「１２人の優しい日本人」

観てきましたっ！
三谷幸喜と東京サンシャインボーイズの舞台→映画化→舞台再演　となった作品。
生で観るお芝居は　やっぱりいいですねー！！！

これからWOWOWでの放送もあるし、ネタバレしないように書きます。
何度観ても面白いけど、きっと、初めて観るのが一番面白いから！

映画版の感想はこちら

ところで、この絵は　ノーマン・ロックウェルの”陪審員室”という絵。
一人の女性（一人だけ頑固に反対意見なんでしょうね）を囲んで　
皆が怒ったり困ったりしてるところ。みんなの疲れ具合や床にちらかった紙くずが
長時間の議論を思わせますね。
どこでも陪審員ってこんな感じなのかな（笑）

さて、今回は席が、左端の方でしたが、２列目だったので、俳優さんの表情がよく見えたし、
目の前に来てくれてヨカッタです！！ひゃー！！
それはよかったけど、もうちょっと上の方の　全体が見える席の方がいいですね。
部分的に見えないことも多々あったので・・・。

三谷さんらしい、リアルな人物描写と台詞で終始笑いの渦！
それは、どの人にも　どこかしら共感できて、それだけリアルだからだと思います。
日常の出来事をこんなに面白く膨らませて描けるのはスゴイですね。
家で映画を観ていても、”ほぉ～！そうか！”と思わず言いたくなるのですが、
たくさんの観客と一緒に笑ったり拍手したり、盛り上がりました！！
２時間集中して観た後の心地よい疲労感（？）と充実感、そして爽快感！

舞台ならではの見せ方や、今の話題に合わせたネタもあったりして、
映画と違う部分も面白かったし、映画の方がよかったな、と思うシーンもあったけど、
やっぱり、一体感を感じられる舞台はいいですね！

考えてみたら、この、陪審員室にカンヅメの12人の俳優さん、
２時間舞台に出ずっぱりですよね。毎日同じ討論、お疲れ様です。

以下、キャストの感想です。

生瀬勝久さん・・・最後まで有罪を唱えるサラリーマン。熱演です。実質的主役ですね。
かなりコミカルさがあって、映画の相島さんの方が　悲痛な感じもしました。
江口洋介さん・・・背が高くてかっこいいー！これが舞台初出演ということで、
ぎこちなさは感じたし、彼じゃなくても・・・って気はしたんですが、
楽しそうでした。（でもやっぱりトヨエツの方がいいな）
筒井道隆さん・・・心優しくて、ぼーっとした男性役がぴったり（笑）
背が高くてかっこよかったです。
石田ゆり子さん・・・キレイでした。声もきれいだし、聞きやすかったし。
鈴木砂羽さん・・・砂羽さんが、石田さんの役をやると思ってました！
コミカルな面が生かされてました。
堀内敬子さん・・・「THE有頂天ホテル」の客室係！元劇団四季なんですね・・・。
すごいコメディエンヌぶりで、"有頂天"の時とも全然違うのがさすが！
温水洋一さん・・・笑いをとりまくってました。カワイイとこあるよね（笑）
堀部圭亮さん・・・顔が濃いです（笑）いい加減なキャラが似合ってました。
山寺宏一さん・・・わー！山ちゃんだ！と感動。
でも、強烈な印象はなくて、安心して観ていられる感じ。
伊藤正之さん・・・普通の人っぽくてよかったです。
私の席からは、パフェを食べる姿がよく見えなくて残念！
浅野和之さん・・・「有頂天」の、議員秘書。それとは全然違うので　またびっくり。
台詞がない時に、面白い動きしてたんだけど、観きれなかった（笑）
小日向文世さん・・・嫌味でインテリな役がぴったり！
良い人も腹黒い役も似合ってしまうのが不思議ですね。

はぁ～　なんか感想の羅列になってしまいましたが、どの陪審員も人間味溢れてて、
すごく面白かったので、書かずにはいられませんでした。

また映画のDVDも観てみたいなーと思ったし、今度の生中継（1/28です！）も
楽しみです。