目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

Grandfather's Letters  孫に宛てた1200通の絵手紙

2009年04月05日 | 読書
少し前に、上野樹里がインドを旅する
という番組をやっていました。
(くぅ~っ 再放送があったのですが
一足遅かった。4月3日でした!)

インドに興味があって観たのですが、
その番組は、昔、ある英国人が
孫たちに宛てた膨大な絵手紙に描いた
インドの風景を追う、
というものだったのです。

その素朴で愛らしい絵に惹かれて
ネットで調べてみたら、
GFL実行委員会という団体のプロジェクトだそうです。
その図録は書店では売られていないので
HPから通販で購入しました。

インド軍を退役した英国人の
ヘンリー・ソーンヒル卿(愛称カカ)が
4人の孫たちへ、1910年代から
20年にわたって送ったたくさんの
絵手紙と、彼の生い立ちや家族の歴史が
まとめられた本。

彼の曾孫が母のタンスに眠っていた
手紙のアルバムを偶然見つけたそうです。

子供の興味を惹くような
ウサギと象のキャラクターを中心に
たくさんの動物や風景を
優しいタッチで描いた心温まる手紙。

カカは英国からインドにいる
孫たちに手紙を送りますが、
電話やネットのある今の世の中とは
全く違う100年前の話。
船便ではるばる届く
お祖父ちゃんからの楽しい手紙、
嬉しかったでしょうね。
大事に保管されているわけです。

孫が英国の学校に入るために
船旅で戻ってくる時には
寂しくないように航路の途中の
港宛てにまで手紙を送ってあげるなんて。

みつをとか326とかの
絵手紙(?)にはまっっったく
魅力を感じない私ですが
この、商売目的ではない、
純粋に家族のために描かれた
絵や言葉は素直にいいなぁと
思えるのです。

GFL実行委員会の目的は
今の世に「家族の絆」の大切さを問うこと
らしいです。

手紙好きな私にはツボな本でした(笑)
(いまだに宝物の、ニック・バントックの
「不思議な文通」シリーズしかり!)

夏休み(7月末~8月末)には
愛知県と東京で展覧会があるそうですよ。
観たいなぁ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 最後の日 | トップ | 「ALWAYS 続・三丁目の夕日... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿