目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「ドクター・スリープ」40年後の続編・・・

2019年12月14日 | 映画タイトル た・な行
あの「シャイニング」の続編が40年ぶりに!!
勝手に作られたわけではなく、ちゃんとキングが書いた続編。

スティーブン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督の
名作ホラー「シャイニング」(1980年)は、ざっくり言うと…
呪われたホテルで狂気に侵された作家が妻と息子を殺そうとする話

ジャック・ニコルソンの演技とシェリー・デュヴァルの
恐怖におののく顔がとっても怖いです。

誰もいないホテルの廊下を三輪車で進む小さい男の子
呪われた237号室
エレベーターから溢れ出る鮮血の濁流
双子の女の子(今、デパ地下で大人気のお菓子屋さん”タルティン”の
モチーフがコレにしかみえなくて怖すぎる)
・・・などなど、映画ファンではなくても、
一度は目にしたことがあるのでは。
怖いけど美しい、なんというか、すごい映画です。

スピルバーグ監督の「レディ・プレイヤー1」でも
この「シャイニング」へのオマージュが溢れていたため、
「レディ~」を観た後、家で息子も「シャイニング」観ました。

で、続編「ドクター・スリープ」の予告を観た息子が
絶対観たい!と言うので、大丈夫かなぁ・・・と思いつつ
私も観たかったので一緒に観ました。(PG-12)

「ドクター・スリープ」(DOCTOR SLEEP 2019年・英米)

40年前、雪山のホテルで惨劇が起き、
父親に殺されかけた少年ダニー。
大人になってからも深いトラウマを克服できず、
アルコール依存症に苦しみながらも、
今はホスピスで働き、“ドクター・スリープ”と
あだ名されて終末期の患者たちから頼りにされる存在となっていた。
ある日、そんなダニーのもとに謎のメッセージが届く。
送ってきたのは彼と同じ特別な力“シャイニング”を持つ少女アブラだった。
折しも巷では不可解な児童連続失踪事件が起きていて、
やがて自分にも危機が迫っていることを察した彼女は、ダニーに助けを求めるのだったが…。 (allcinemaより)

大人になったダニーはユアン・マクレガー。
「シャイニング」のひたひたと迫る狂気と恐怖とは少し違って、謎のカルト集団が出てきて、"シャイニング"(特別な力、のようなもの)の持ち主であるダニーとアブラとのサイキックバトルのスリルがあります。

この敵が、子供の強く純粋な"シャイニング"を吸い取ってエネルギーとし、不老不死を企む化け物たち。
リーダーは美しきローズ(レベッカ・ファーガソン)。
彼女も能力の持ち主で、強い生気を探り当てたり、幽体離脱みたいに飛び回ったり、人の意識に入り込んだりします。

口から出てくる煙みたいな生気をみんなしてスーハーと吸い込んで養分補給するのだ…
(冬の朝には「ドクター・スリープ」ごっこできますね)

ゾンビみたいだけど、ローズ以外は案外弱い奴ら。
(あの「ツイン・ピークス」の巨人、いたよね?!)

天才野球少年が餌食になり、酷い殺され方をされてしまうので、このシーンはさすがに子供に見せたくなかった!
(この子、ジェイコブ・トレンブレイ君だったのか!わからなかった!)

ダニーより強いパワーを持つ、勇敢な少女アブラがたのもしい。
ひっそりと暮らしたいと思っていたダニーも彼女に協力せざるをえなくなります。

そして、ローズとの決着の場所はあのオーバールックホテル!
いや、もう、絶対に「シャイニング」を観てから本作を観てください。
すごいな。あのまんまやー!

このクライマックスで「シャイニング」が好きな人にも満足できる続編になったのでは?と思います。

息子は「友達誘ってもう一回観たい」と言ってるけど、それはやめて!
誰も観たい人いてないと思うし、お父さんお母さんに怒られると思うよ…。
ていうか、私が怒られそう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ファイティング・ファミリー」ロック様の妙技を味わうがいい... | トップ | 「ジュマンジ / ネクスト・レ... »
最新の画像もっと見る