「スーパーマン リターンズ」 そのジオラマ、誰が作ったん？！

先行上映で観てきました。
「スーパーマン　リターンズ」　（Superman Returns 2006年　アメリカ）

いやー、なんといっても新スーパーマンのブランドン・ラウスでしょう！

私は今までのスーパーマンを観たことがないのですが、
”あれは何だ？鳥か？飛行機か？”
とか、胸に「S」の文字の青いぴちぴちコスチュームにマント
とか、普段はさえない新聞記者のクラーク・ケントが
事件があると、電話ボックスで着替えてスーパーマンに変身！
とか　もちろん、そういうことは知ってますよ！
梅干食べてスッパマン（＠Dr.スランプ）とかさ。

オリジナルのファンの人なら嬉しいオマージュも
たくさんあるらしいのですが、初めてでも十分に楽しめる！

５年ぶりに地球に帰ってきたスーパーマンは、
元の新聞社で愛するロイス（ケイト・ボスワース）に会うが、
彼女は他の男性と結婚同然の関係で、子供までいる。
おまけに、彼女は"なぜ世界はスーパーマンを必要としないか”
という記事でピュリッツァー賞を受賞するという・・・。
人々の危機を救いながらも、寂しげなスーパーマン。
一方、宿敵・レックス・ルーサー（ケヴィン・スペイシー）は
新たな企みで世界征服を目論んでいた！

すごい速さで空を飛んだり、墜落する飛行機を救ったり、
弾丸を跳ね返したり、と大活躍のスーパーマン。
（彼にも弱点はある）
ＶＦＸの進歩はすごいですね。
嘘とわかってはいても、おおおっ！と思ったり
力が入ったりしました。

でも、ヒーローものに欠かせない、実生活とのギャップ、
愛する人に心を打ち明けられない孤独・・・といった
悲哀もあるのです。
ロイスとのつかの間の夜のデートシーンはあまりに切なくて。

技術的なことはわからないのですが、映像が美しい！
紗がかかったような柔らかい光の具合や
くっきり冴え冴えした色合い・・・そこにまた美しい音楽が。
私、いくつかのシーンで泣けてしまいましたよ。

ああ　やっぱり”切ないフェチ”の私としては、
こういう映画にめっぽう弱いのであります。

ガタイがよくて絵に描いたようなナイスガイの
ブランドン・ラウスは本当にカッコイイ！
クラーク・ケント時のとぼけた感じもいいし、
スーパーマン時の凛々しさ、かっこよさはもろにツボです（笑）
クリストファー・リーブもきっと喜んでくれるでしょう。
（エンドクレジットには　リーブ夫妻への献辞がありました）

恋人のロイス役のケイト・ボスワースも
すごく可愛くてエレガントでよかったです。
（オーリの恋人さん。普段の時の写真で見ると
あまり好きじゃないんだけどなー。ロイスの髪型や雰囲気はよかった！）

右が茶色で左が青の瞳。
ハスキー犬みたいで面白い！
今回の「スーパーマン　リターンズ」のフィギュア、
ロイス人形は　ちゃんと左右の瞳の色が違うらしいですよ。

監督そのものも、ティム・バートン→
ブレッド・ラトナー→マックＧと代わり、
スーパーマン役にもいろいろな候補が出ましたよね。
ブライアン・シンガー監督、ゲイだけあって
センスがいいわ。いい男を見る目、あります。

今までのスーパーマン候補には　ニコラス・ケイジや
ブレンダン・フレイザー、ジョシュ・ハートネット、
ポール・ウォーカー、アシュトン・カッチャーの名前も。
ロイス役もエリシャ・カスバート、ケリー・ラッセル、
クレア・デインズ、ミーシャ・バートン、キーラ・ナイトレイ
なども候補になっていたようですが、
ロイスはケイト・ボスワースでよかったんじゃないかと思うのですが。

悪役のケヴィン・スペイシー、楽しそうですねぇ（笑）
自虐的に、ズラネタ連発するなんて・・・
彼を見てるだけでも飽きません。
あの、レックス・ルーサーのアジトの実験用ジオラマは
誰が作ったんでしょうか？？

ロイスの恋人リチャード役のジェイムス・マーデンは
「Ｘ－メン」のサイクロプス（目から光線の出る人）です。

そうそう、キティ役のパーカー・ポージーって
「プッシー・キャッツ」に出てたんだ！
そのときもショーン・ヤングに似てるなぁと思ったな、そういえば。

いやー、面白かったです。満喫しました。
この夏のハリウッド大作の中で一番気に入りました！

また書きたいことが出てきたら書き加えます（笑）