目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

8月に読んだ本

2011年09月02日 | 読書

8月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:4071ページ
ナイス数:105ナイス

あおい (小学館文庫)あおい (小学館文庫)
イマドキの若いもんは・・・と言いたくなるような話でした。たぶん街でこういう子ぉらを見かけたら眉をひそめてしまうオバチャンな私なんですが、日常生活の中で感じる孤独や人とのつながり、日常の中の非日常、非日常の中の日常・・・そういうものの描き方がやっぱり西さんらしくて惹きつけられました。
読了日:08月30日 著者:西 加奈子


ふちなしのかがみふちなしのかがみ
この季節に読むのにぴったりの本でした。ひたひたと不気味さが迫ってくる。キューピットさん・こっくりさんには、私も中学生の頃の怖い思い出があるので懐かしいような、怖いような。その中で最後に収められた「八月の天変地異」が切なくて爽やかな話だったのがよかった。それで読後感がすっきりしたので。
読了日:08月28日 著者:辻村 深月


ミッキーたくましミッキーたくまし
「かしまし」ほどのインパクトはなかったものの、やはりめっちゃ面白かったです。モチとサニーの会話(妄想)は「しずく」の2匹みたいね。西さんの著作を、もったいないのでちょっとずつ読んでいるのだけど、面白くてイッキに読んでしまう矛盾。
読了日:08月27日 著者:西 加奈子


タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)
お料理がとても美味しそうでした。こういうジャンル(殺人の起こらない日常ミステリーっていうの?なんていうジャンルなんだろう)好きです。お酒が飲めないって人生ソンしてる気がするわー。この本のタイトル、「ヴァン・ショーはいかが」とかの方がいいんじゃない?と思ったら、続編が「ヴァン・ショーをあなたに」でしたか。素人考えで失礼いたしました。そちらも是非読みたいと思います。
読了日:08月27日 著者:近藤 史恵


鰻にでもする?鰻にでもする?
大人の食エッセイ。こういう味覚の域にまだ達していない私には、描かれる味を脳内再生できないなぁ。お酒も飲めないしなぁ。
読了日:08月27日 著者:平松 洋子


夢みごこち夢みごこち
フジモトマサルさんの絵が大好きで著作は全部読んでるけど、だんだん怖い話になってきたなぁ。絵は相変わらず動物たちが愛らしいのだけど、シュールな悪夢がループするまさに夢みごこちな1冊。でも、私もたまに”今これって現実なのかな?”って思うことがあるんだよね・・・。
読了日:08月27日 著者:フジモト マサル


しずくしずく
西さん、やっぱり大好き。大阪弁じゃない小説も素敵だ。弱いところや汚いところも包み隠さないところが好き。「シャワーキャップ」の、お母さんに対する苛立ちと愛情が押し寄せる様に共感。こんなお母さんになりたいけど・・・無理やな(笑)
読了日:08月24日 著者:西 加奈子


あさひなぐ 2 (ビッグ コミックス)あさひなぐ 2 (ビッグ コミックス)
いつまでたってもマイナーな薙刀にどうか光を!やっぱり指導者がいないのがネックなのかなぁ。この漫画で薙刀人口が増えてくれたらいいのになぁと願いつつ、続きを楽しみにしてます!
読了日:08月22日 著者:こざき 亜衣


あさひなぐ 1 (ビッグ コミックス)あさひなぐ 1 (ビッグ コミックス)
待ってました、なぎなた漫画!「薙刀は高校部活界のアメリカンドリーム!」まさにその通り。中学まで文系だった私も日本武道館に行けましたもの!!旭がんばれ!しかし、”演技”競技のことが全く触れられてないのは寂しいなぁ。さすがにそこまでは手が回らないんだろうけど。
読了日:08月22日 著者:こざき 亜衣


グロテスクグロテスク
前々から興味はあったのだけど、最近のニュースをきっかけにやっと読む気に。読んでいると精気を抜かれるような、負のパワーに引っ張られそうな気がした。完璧なる美や、醜さが外を覆っていても、人間の中身なんてみんなグロテスクなのかも・・・と思わされてしまった。
読了日:08月22日 著者:桐野 夏生


我が家の問題我が家の問題
面白くてあっという間に読めた。ごく平凡な家庭の”問題”。「ハズバンド」や「夫とUFO」を読んで、私ならこんな優しい妻でいられるだろうか・・・と反省。明日からはもうちょっと夫に優しくなろうと思った私です。
読了日:08月17日 著者:奥田 英朗


放課後はミステリーとともに放課後はミステリーとともに
”名探偵とカープのエースの名前は三文字がよろしい”には笑った。「謎解きはディナーのあとで」は刑事がアレか?と思うとアホすぎて読んでて腹立ったけど、これは高校生の探偵部の話なので他愛なくて軽く読めた。僕っ娘キャラはあまり好きじゃないけど・・・。
読了日:08月15日 著者:東川 篤哉


心星ひとつ―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-7 時代小説文庫)心星ひとつ―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-7 時代小説文庫)
読み終わったとたんに続きが読みたい!自分の幸せだけを考えて道を選ぶことができない、ってなんて辛いんだろう。お願い!みんな幸せになって・・・!!おだまき蒸し(我が家では”小田巻き蒸し”だった)、懐かしい!冬になったら食べたいな。
読了日:08月15日 著者:高田 郁


涼み菓子 (ハルキ文庫 わ 1-13 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)涼み菓子 (ハルキ文庫 わ 1-13 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)
涼やかで美味しそうなタイトルと始まりとは裏腹に、今回も気の滅入る殺人事件・・・。私のお気に入り烏谷さまの別の顔も見られ、豪助の身にも新展開。でも、なんだか読んだ後、悲しくなるお話でした。
読了日:08月10日 著者:和田 はつ子


きりこについてきりこについて
最近で一番お気に入りの西さん。大好きです。そうか、11歳までは酩酊状態だったのか!!道理であのテンションの高さ!わけのわからん熱中時代!「自分のしたいことを、叶えてあげるんは、自分しかおらんと思うから。」「うちは、容れ物も、中身も込みで、うち、なんやな。」それがわかってない人間が多すぎます。
読了日:08月08日 著者:西 加奈子


ガールガール
いやーリアルだったなぁ。今なら「ガール」というより「女子」かな?奥田さん、なんでこんなに女の気持ちや生態がわかるの?主人公たちの年齢を経てきた自分としては本当によくわかる。女だからってナメないでいただきたい。オジサンたちも読むべし。
読了日:08月07日 著者:奥田 英朗


母のはなし母のはなし
読んだ後、心に残るものがなにもなかった。強いて言えばハルエへの嫌悪感かな・・・。そりゃ周りの人に嫌われるだろ。エッセイでほぼ同じような内容を読んだことがあるのに、今さらなぜ小説として書いたんだろう?昔の群さんのエッセイや小説、本当に大好きだったのになぁ。
読了日:08月02日 著者:群 ようこ

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2 コメント

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西加奈子さんの心理描写は良いです (ふくまさ)
2011-09-04 16:40:00
西さん中毒になる方が周りにいて、周りに影響され
自分も中毒に・・・。

面白いんですよね~。
『はちみつ色の』では入浴剤付きという、ユーモラスな一面も
ありますね。

西加奈子さん独特の世界って、「ぬきんでよう」って気持ちから、
みたいなんです。
http://www.birthday-energy.co.jp

しかも、世の常識をいとも容易く飛び超える、そんな才能を秘めて
らっしゃるみたいなんです。

なんだか来年は爆発しちゃうとか書かれてるし、
不思議なひとだわな~。
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西さん (kino)
2011-09-04 23:38:59
>ふくまささん
西さん、すごい独特で面白い人だなぁ・・・と、著作を読むのが
楽しみでしかたないです。
生命力に溢れてますよね。ますますの活躍を期待してます。
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