「トランスポーター２」 ”スーツ男子”というならば

”メガネ男子”に続いて、「スーツ男子」なる本を見かけた。
私とて、”スーツは男前を２割増”を持論とするくらいの
スーツにネクタイ好き。
しかしそれは、”スーツ着てりゃ、どんなんでもいい”
というわけではありません。

パラパラと立ち読みした、その「スーツ男子」に登場する
”男子”たちではダメダメ～！！
就職活動スーツじゃダメなのよ！ホスト風じゃダメなのよ！
普段、Gパン30cmくらいズリ下げて、パンツ見せながら
背中丸めてだらしなく歩いてる男のコが、
サイズの合ってないスーツに着られてるようでは
全くもってダメなのじゃ！！
（あ、この本のターゲット読者層じゃないってことか・・・）

「ジョー・ブラックをよろしく」のブラピの、
タキシードの似合っていたこと！
「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」のティル・シュワイガーが
ヒューゴ・ボスのスーツを着こなしていたように・・・
厚い胸板と、しっかり筋肉のついた体じゃないとダメダメ！！！
・・・ぜぇぜぇ。
（あ、「ブルース・ブラザース」は例外として認めます（笑））

ピシっとクリーニングしたスーツに白いシャツ、
ネクタイが決まる男、それはジェイソン・ステイサム！！
私も（前作の）スー・チーちゃんのように運ばれたい！！

なんて妄想はさておき。
問答無用で、依頼人の荷物を約束どおりに運ぶことに徹する
寡黙でクールな運び屋のプロ、フランク。
できない約束はしないが、約束は必ず守る男。
ドライビングテクニックは言うまでもなく、
ガチンコ勝負もイケちゃうスーパーマン。

今回の”荷物”はアメリカの政治家の息子で６歳の子供。
ある日、その子供がさらわれた！
それは身代金目的の誘拐かと思われたが、
実は、犯人達の恐ろしい計画があったのだ・・・。

「ポセイドン」に続き、今回も、
小難しいことを考えずに次々と目まぐるしく展開される
アクションに身を任せる88分！
いやー　ツッコミどころ満載！
でも、それに文句言うのはお門違いってもんです。
これこそ、頭空っぽにして楽しむ娯楽映画なんだから。
私も、”ムチャクチャやん！！”と思わず声に出して
ツッコミました（笑）

ジェイスン・ステイサム、かっこいいなぁ～。
元水泳のオリンピック選手だけあって、
（飛び込み、ダイビング、水泳？このへん　確かなことが
わからないのですが・・・）
身のこなし、逞しい体もアクション向き。
マーシャルアーツもできるから、かなりのアクションを
ホントにこなしてるらしい。

ストイックでいて、優しく人間味溢れるキャラが最高。
（実際のとこ、来日した時はインリン・オブ・ジョイトイに
鼻の下伸ばしていたそうですが（笑））

お久しぶり！のマシュー・モディーンがすっかり老け込んで
魅力薄かったのが哀しかったけれど、
奥さん役の女優さんは、”キャメロン・ディアスを上品にした感じ”
と　思っていたら、「最後の恋のはじめ方」の
アンバー・バレッタでした。
（でも、今回の役は同じく”子供を誘拐される、裕福な奥さん”
「マイ・ボディガード」のラダ・ミッチェルとよく似ていたなぁ）

この調子でまだ続編できそう。
作ってください。
ジェイソン・ステイサムが主役をやる限り、
観に行きますから。