目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「ダニー・ザ・ドッグ」 子犬の瞳

2006年01月30日 | 映画タイトル た・な行
ジェット・リー主演、モーガン・フリーマン共演の、リュック・ベッソン脚本の
アクション映画。
先日DVDが出たので、映画館で観た時のレビューをこちらに引越しさせてきました。

悪徳高利貸しに、”武器"として、仕込まれ、飼われているダニー(ジェット・リー)。
人間らしい生活も、感情も言葉もない彼の心を開いたのは 
盲目の調律師(モーガン・フリーマン)が奏でるピアノの音色・・・

予告で観る限り、けっこう、ハードなアクションがメインの映画なのかなーと
思ってたんですが、これ、面白かったです!(私にとっては)
リュック・ベッソンの代表作「レオン」と変わらんやん!
と言われればそうなんですけど。(想像通りの展開ではあるし、ね)
ジェット・リーの良いところが生かされた映画だという感想を聞いていたので、
楽しみにしたんですが、裏切られませんでした。

ダニーが人間らしさを取り戻していく様子には 
うんうん、よかったねー!って自分まで幸せな気分で、
モーガン・フリーマンのように微笑ましく見守ってました。
娘役の女優さんも、地味なんだけどいい感じ。
(歯を矯正してたことに意味はあるのでしょうか??)
ある事件から、血みどろの生活から一転した生活に
次第になじんでいくダニー。
いつまでもこの幸せが続いて欲しい・・・と私、本気で祈ってましたよ。
予想通り、そうは問屋が卸さないんだけどさ。

ダニーの”飼い主”、悪徳高利貸し役のボブ・ホスキンスも、
絵に描いたように憎たらしい中にも、ダニーへの屈折した想いも見せて 
さすが、です。

まぁ、イロイロと細かいところを気にするとダメです。
これはもう、ジェット・リーに酔いしれてください。
ハリウッド映画でのジェット・リーは、無口でクールなヒーローの役が多くて、
それがあんまり似合ってない気がして(童顔だし背は低いし)
イマイチ好きではなかったんです。
アクションも、ワイヤーやCGっぽい感じがして。

でも、リー・リンチェイ時代の映画にハマった時期があって、いろいろ観て、
(「少林寺」や、「ワンス・アポン・タイム・イン・チャイナ」シリーズ等)
”あー こんなすごい人だったんだ!”と見直したし、
コメディで見せる顔が すごく可愛くて素敵!!
なんでハリウッド映画では あの良さが生かされないのか・・・と。

今回の映画はイイですよー。やりすぎなくらい(笑)
子供みたいな表情や行動で笑わせたり、母性本能くすぐるような、
子犬のような瞳でうるうる見つめたり。
モーガン・フリーマンと並んで歩くシーンの微笑ましいこと。
42歳の男つかまえて、あの役はどうなん!?と
いいたくもなりますけど、いいんです、可愛いから!!

その分、アクションも魅せてくれます。
あの身のこなし!!かっこいい!!
受けて払って返して突いて蹴って殴って・・・・
これよ、これが観たかったんだー!

最後の、アパートメントでのファイティングシーンの相手との、
狭いトイレでの格闘もすごかった!息がぴったり合ってて迫力!
アクションものは、相手もできる人じゃないと、緊張感がないですよね。
(あの悪役の人、格闘家??ただの俳優??強そうだったよ)

最後のシーンの 穏やかな微笑みをたたえたジェット・リーの表情まで、
あっという間でした。楽しめたー!
この映画を観たら、絶対ジェット・リーのファンが増えるよ!!と
思いましたが、そもそもこの映画って、
もともとジェット・リーのファンしか観てないんだろうか??
だとしたら もったいないことです。
こんな時期(「宇宙戦争」と「スター・ウォーズEP3」が上映中でした)じゃなかったら
もうちょっと宣伝に力も入ったんじゃないのかなぁ?

ジェット・リー、中村獅童と共演の異種格闘技の話、
「SPIRIT」3月公開。
まだまだがんばれ、ジェット・リー!
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7 コメント

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ジェット・リーよかったね (choro)
2006-01-31 20:19:12
私も公開当時劇場で観たのですが、ジェット・リーよかったですね~♪

とても42歳には見えない若さというか可愛さでしたよね。(笑)

 

ハードな内容だったけど温かな気持ちになれて、観終わった後はホッとしたように覚えています。



TBさせてくださいね
返信する
こんばんは! (猫姫少佐現品限り)
2006-02-01 02:07:14
TB&コメ、ありがとうございました!

やはり、言葉の壁は、高いですよね。

今回は、その弱点を上手く利用できる役所だったので、良かったです。

またよろしくお願いしますね。
返信する
ジェット・リー! (kino)
2006-02-02 22:52:15
>choroさん

わかっちゃいるけど こういう展開はやっぱりいいなぁ。

ジェット・リーはワイヤーじゃないアクションを

もっともっと見せてほしい!!

しかし、「レオン」っぽいよね(笑)



>猫姫少佐現品限りさん

TB&コメントありがとうございました。

Yahooの方にTBいただいていたんですが、

こっちでTB返しさせていただきました。



ジェット・リー、ハリウッドに来てからは

イマイチ良さが生かされていない気がします・・・。
返信する
なかなか~ (cyaz)
2006-02-08 00:49:44
kinoさん、こんばんは^^



フリーマンとリー、なかなかいいコンビだったでしょ^^ この映画、劇場で『ミリオンダラー・ベイビー』から時間差なく観た映画だったので、フリーマンには泣かされ続けました><



>娘役の女優さんも、地味なんだけどいい感じ。

(歯を矯正してたことに意味はあるのでしょうか??)

また細かいトコ見てますね(笑) ?!

向うではやはりあの年頃になると矯正するんですかね

(笑)
返信する
いい味だしてますね (kino)
2006-02-10 21:55:02
>cyazさん

この映画の前後は ほんと、モーガン・フリーマンが

出まくりでしたね!



この映画、もっとヒットしてもよかったのになぁ。

ベタだけど、泣かされましたよ。

返信する
ジェット・リーったら~~ (kuu)
2006-07-09 10:55:21
宣伝は、よく見たような気がしていたのに、あんまりヒットしなかったのね。

ストーリーは、本当に、嘘くさいんだけど、それを真剣に演じるジェット・リーに、心打たれました~(^^)

可愛いのよね~~、あの目が!(^^)

モーガンも、いつもながらの存在感。

楽しめました~~。
返信する
面白いのにね! (☆kino)
2006-07-09 22:49:46
>kuuさん

コメントありがとうです!

そうそう。ありがちだけど、ジェット・リーはなかなかよかったと思うのですが。

泣けるとこもあったし、笑えるところも(笑)

けっこう好きな映画です!
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