「シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢」シンクロおじさんズ

映画館で観た予告が面白そうだったので
珍しくフランス映画を。

「シンク・オア・スイム　イチかバチか俺たちの夢」（LE GRAND BAIN/2018年・仏）

あれ？おじさんたちのシンクロって・・・
twitterでみかけたの、ルパート・グレイヴスが出てる
イギリス映画じゃなかったっけ？
と不思議に思っていたのですが
同じ映画をフランスとイギリスで競作したらしい。
ちなみに、イギリス版のタイトルは
「シンクロ･ダンディーズ！」９月公開です。

うつ病を患い、会社を退職して引きこもり生活となり、
家族からも冷たい視線を浴びるベルトラン。
ある日、地元の公営プールで“男子シンクロナイズドスイミング”の
メンバー募集を目にした彼は、思い切ってチームに参加することに。
久々にやる気を取り戻したベルトランだったが、
メンバーは妻と母親に捨てられ不満だらけのロランや
ミュージシャンになる夢が捨てきれないシモンをはじめ、
いずれも悩み多き中年の負け犬オヤジばかりだった。
それでも元シンクロ選手のコーチ、デルフィーヌの指導の下、
練習に励むベルトランたちだったが…。

（allcinemaより）

スウェーデンでの実話をもとにした映画なんだそうな。
ホントにさえないオジサンたち・・・見事なまでに。
なんでシンクロなんてやろうと思ったのか。

まさに「フルモンティ」って感じですが・・・。

みんな問題を抱えて、毎日ぱっとしない人たちだけど
プールに集まって、終わったらサウナに入りつつ
愚痴を言い合って・・・
息抜きというか、現実逃避も必要だよね。
軽い気持ちではじめたシンクロだけど、
男子シンクロ世界大会に出場することになって
本気モードになっていくのです。

元シンクロ選手である彼らのコーチも
問題を抱えてるところがまたなんとも言えず。
彼女の元ペアである鬼コーチが、タフで良い！
いいキャラ！

予想通りの展開ではあるけど、
（いくらなんでも、そう簡単にシンクロはできないだろ！！
こないだも「戦え！スポーツ内閣」でやってたけど、
ものすごく難しそう）

彼らの雄姿には　やっぱり胸アツになるし、
覇気のない毎日から前進していく姿には
「よかったね！！」と言いたくなる。

フィル･コリンズ＆フィリップ・ベイリー
「Easy Lover」懐かしいー！
（リリー･コリンズちゃんのパパだ！）

ところで、この映画のくたびれたオッサンの一人が
ジャン＝ユーグ・アングラードでしたよ！
フランス映画に詳しくない私でも知ってる
「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」の！

当たり前とはいえ、年取ってた・・・。
でも、そんなオジサンたちすら、かっこよく見えてしまうのは
フランス映画ゆえ、かもしれません。

イギリス版もぜひとも見たいと思います。