目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

4月に読んだ本

2012年05月01日 | 読書

4月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3892ページ
ナイス数:210ナイス

ワーカーズ・ダイジェストワーカーズ・ダイジェスト
そこはかとなく漂うトホホな面白さに、ついクスっと笑いながら、頷きながら読んだ。そうそう、会社で働くってツライもんなんだよなー!わけのわからん同僚や上司もいっぱいいるし、仕事も面白くないし。いい人との出会いもないし!ストレス溜まりまくりやん!OL時代の、自分と友達の愚痴ばっかりのランチを思い出しながら、そういう毎日が少し懐かしいような、もうこりごりなような気持ち。社会人になる前の人が読むと、夢のない現実に落胆するかもしれないね・・・。
読了日:04月28日 著者:津村 記久子


深夜食堂 9 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)深夜食堂 9 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
うーん 今回もイロイロ美味しそうでした。”ピーマンの肉詰め”を作ると、いつも中身がとれてしまう私は、マスターに作り方教えて欲しい。
読了日:04月28日 著者:安倍 夜郎


蜩ノ記蜩ノ記
昔の日本にはこんな男がいたんだろうね・・・。権力者たちの覇権争いや横暴に苦しめられるのは、いつも罪無き弱い人たち。やりきれない思いも残りましたが、そんな現状を受け入れて、自分たちなりに前を向いて生きている人々の姿に背筋の伸びる思いでした。
読了日:04月27日 著者:葉室 麟


晴天の迷いクジラ晴天の迷いクジラ
痛くてヒリヒリするような物語だった。生きていくって難しい。心のうちをそのままに相手にぶつけてしまうことが、正しいのか正しくないのかわからない。でも、言えなくてますます深みに嵌っていく苦しさを思えば、言ってしまうほうがいいんじゃないか?と思ってしまうのだけれど・・・。”おばあちゃん”の言葉に泣けた。「(死んでいった人たちの代わりに)おいしいものを食べたり、きれいなものを見たりするだけでいい。生き残った人ができるのはそれだけ」 私もそう思います。
読了日:04月24日 著者:窪 美澄


春恋魚―料理人季蔵捕物控 (角川春樹事務所 (時代小説文庫))春恋魚―料理人季蔵捕物控 (角川春樹事務所 (時代小説文庫))
今回は特別編って感じの季蔵さん出張の巻でしたね。武家のお家事情が泥沼すぎて、なんとなく暗い気持ちになってしまいますが・・・。瑠璃さんの様子にも進展なく、烏谷さまの出番も少なく、ちょっと残念でした。秋刀魚の糠漬け、「ケンミンSHOW」で見たなぁ。
読了日:04月21日 著者:和田 はつ子


アミダサマ (新潮文庫)アミダサマ (新潮文庫)
読んでいい気がしないのはわかっているのに、つい手にとってしまう沼田まほかるさん。欲望がむき出しになった人間の醜さ、恐ろしさ。でも、怖いもの見たさで読んでしまうんだよなぁ・・・。クライマックスがいかにもホラーテイストで混沌とした世界だったので、いまひとつ理解できなかったけど、最後まで読まされました。
読了日:04月18日 著者:沼田 まほかる


クロス・ファイヤークロス・ファイヤー
プロ野球で女性選手が活躍する時代、という設定。柴田さんのOL小説(?)は面白く読んだことがあるのですが、職業は違えど、仕事に恋にがんばる女の子たちの姿がリアルに描かれていました。でも、あと一歩、盛り上がりが欲しかった気がする。男性が読むにはちょっと女の子っぽくて甘いかな?漫画「グラゼニ」とあわせて読むとプロ野球の裏事情がわかって面白いかも。
読了日:04月17日 著者:柴田よしき


わたし恋をしている。 (MF文庫ダ・ヴィンチ)わたし恋をしている。 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
お、益田ミリさん、こういうイラストも描くんだなーと思った、恋する女の子たちが可愛い。しかし、”恋愛あるある”・・・うーん気恥ずかしい(笑)そうだよなー恋ってこういうもんだよなぁ。忘れてたわ。(はい、オバサンでごめんね)終わりそうな恋にしがみつく気持ち、強がってみる気持ち、打算的な片想い・・・大人の恋愛ってフクザツなのだよ。
読了日:04月13日 著者:益田 ミリ


僕の姉ちゃん僕の姉ちゃん
いや~ 弟にこんなぶっちゃけ話できませんよ(笑)ある意味うらやましいけど怖いわ。益田ミリさんの本にはいつも頷くことばかり。
読了日:04月13日 著者:益田 ミリ


真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫)真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫)
他の方のレビュー同様、表紙のイメージから、”イマドキのライト・ノベルかー”と思って読んだら内容がディープ過ぎてびっくり!いろんなものを大サービスで詰め込みすぎた感じもあるけど、先が気になってイッキに読めた。こだまくんを心配して(パンだけじゃなく!)世話を焼いてくれるパン屋の面々が居てくれるのは、たとえ小説の中でも本当に救いだ。そんな人がいなくて、ボロボロになった小さな心と体を抱えて、暗い部屋で泣いている子供たちがたくさんいるんだもの・・・。
読了日:04月13日 著者:大沼紀子


楽園のカンヴァス楽園のカンヴァス
つくづく自分はモノを知らない。芸術家のことも音楽家のことも、歴史のことも・・・。いろんな小説を読むようになって、ああー自分にもっと教養があったなら、もっともっと楽しめるんだろうなぁ・・・と思うことが多々あります。今回も、そう思いながらも、ルソーという画家に惹きつけられ、面白く読みました。原田さんの著作はまだ2作目だけど、ドラマチックですね。ご自身の経歴を生かしたテーマで、とても興味深かったです。芸術って奥が深い・・・。
読了日:04月12日 著者:原田 マハ


モーニングサービスモーニングサービス
登場人物の背負っているものが、それぞれとても重くて、私の身の回りにこんなすごい過去のある人いないわ・・・と思ったけれど、知らないだけでもしかしたら、誰にでも人に言えない秘密があるのかもしれません。医大生の解剖実習の部分が印象的だったので、題名の「モーニングサービス」って”mourning service(こんな英語はないかもしれないけど、喪の礼拝って感じか)”とかけてるの?と思えたほど。あたたかく、いいお話でした。続きが出るなら読みたいな。
読了日:04月07日 著者:三田 完


さいごの色街 飛田さいごの色街 飛田
著者の立ち位置がいまひとつよくわからない。12年もかけて、女性ライターが飛田を体当たり取材、の意欲は感じられるけれど、取材で得た事実の列挙に、ひいては他人のブログの転載・・・。読み終わっても何か釈然としないものが残った。うまく言えないけれど。・・・そうですね、しょせん興味本位で町を歩いたことのある私に、何も言う筋合いないですよね。
読了日:04月07日 著者:井上 理津子


偉大なる、しゅららぼん偉大なる、しゅららぼん
出てすぐ買ったのにずーっと積まれていた一冊。読み出したら、いつもの万城目ワールドに浸ってイッキに読みました。関西人だけど琵琶湖にはあまり思い入れがないので”ふーん”って感じでしたが・・・。いつもながら、キャラが濃くて良いです。日の出家のお弁当、私も食べたいわー。
読了日:04月06日 著者:万城目 学

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2 コメント

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楽園のカンヴァス (iruka)
2012-05-10 08:54:00
これ、ぜひ読んでみたいです。
「キネマの神様」を読んで原田マハさん、気になります。
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おもしろかったですよ! (kino)
2012-05-11 00:46:55
>irukaさん
原田マハさん、流行の軽い小説なのかなーと思って
読まず嫌いしてましたが、すごくよかった!
「楽園のカンヴァス」も面白かったですよ!!
ルソーの絵、観たくなりました。
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