目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」 口のまわりを拭け!

2009年04月16日 | 映画タイトル ま行
録画の中から観た一本。
ウォン・カーウァイ監督初の英語作品ということで
気になっていた映画です。
久しぶりにこういう映画を
1人で夜中に観るのは楽しいなぁ。

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
(My Blueberry Nights・2007年・香港/中国/フランス)

深夜のニューヨーク。
失恋したエリザベス(ノラ・ジョーンズ)は
カレの浮気現場であったカフェの
オーナー、ジェレミー(ジュード・ロウ)と
閉店後にお喋りしながら、
売れ残ったブルーベリーパイを食べることが
日課になりつつあった。

売れ残ったブルーベリーパイ。
何も悪いことはない。
たまたま誰にも選ばれなかっただけ・・・。
優しく慰めるような ジェレミーの言葉。

次第に心が近づきつつあった二人だったが、
エリザベスはある日、
黙ってニューヨークを後にした。

遠く離れたメンフィスから、
ラスベガスからジェレミーにハガキが届く。
旅先で出会った人たちを通して、
愛することや人生、自分を見つめなおすエリザベス。
二人は再び出会うのだろうか・・・?

ウォン・カーウァイの映画!
だと思って見るからでしょうか??
いや、どう観ても、
普通に見慣れたアメリカの映画じゃない気がする。
映像が独特で。
なんだかアジアちっくなんです。
猥雑で、冬のNYの映像でも、
匂いや、まとわりつく空気が感じられて。
英語ではあっても、「恋する惑星」っぽいのかな。

ジュード・ロウも、もちろん素敵だけど
ぼさぼさ頭に無精ひげで普通のニイちゃんだし
レイチェル・ワイズやデヴィッド・ストラザーン、
ナタリー・ポートマンも今まで観た映画とは
ひとあじ違う感じがしました。
みんな、キチンとしてなくて
生活に疲れててセクシー。

特にレイチェル・ワイズ!
ウォン・カーウァイ映画の女性になってるー!
チャイナ・ドレスすら似合いそうよ。

都会で、田舎町で、
人はひとりで生きているように思っていても、
結局は人恋しくて寂しいのかもしれませんね。

遠く離れて 手紙を書いて
距離に反比例して心が近づいていく
エリザベスとジェレミー。
(ふふふ 最近手紙づいてるなぁ 私)

ポスターにも使われていた 
ジュードとノラのキスシーンが素敵です。
しかしなー 1回目のキス、
エリザベス、気付いてたのバレバレやん!

象徴的に出てくる、ブルーベリーパイに
とろけるクリームの映像。
甘くとろけてます。
ジュードのキスはあんな感じ???
ひゃー

ブルーベリーパイにアイスクリーム。
私は好きだけど、あんまり店で見かけない。
そして、あったとしても、
たとえ好きでも、きっと他のケーキを
選んでしまうでしょう。
それが 売れ残ってしまうブルーベリーパイの運命。

ところで、ジュードがお皿ごと抱えて
食べてたケーキは何なにナニ??
メレンゲに焼き目をつけた
レモンパイ?いや違うな。
パンプキンパイ??
誰か教えて。

歌手のノラ・ジョーンズ、
じゅうぶん可愛くて魅力的だけど、
レイチェルやナタリーと並ぶと
表情の演技の差が歴然で、
やっぱり少し物足りなく感じました。
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6 コメント

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いい感じ (kino)
2009-04-23 01:18:05
>ichikoさん
うんうん、いい雰囲気の映画ですよね。
くたびれ感がハリウッド映画っぽくなくて。
レイチェル・ワイズもめっちゃ素敵でした。
ノラ・ジョーンズもリアルに普通の女の子でした。
TBどうもありがとうございます!
返信する
私も好きです! (ichiko)
2009-04-22 21:48:34
私もこの映画スキです。
いろんな評を見て、いろんな意見、
賛否両論あるみたいだけれど
私は、くたびれたジュード・ロウも
綺麗になり過ぎないノラ・ジョーンズも
好きで
ステキな映画だったなぁと思います。
TBさせていただきますね~っ
返信する
けだるい~ (kino)
2009-04-22 01:08:34
>nomadさん
そうそう!なんかけだるいムードなんですよね。
独特です。英語だけどいつもの雰囲気。
お酒飲みながら観るのによさそう。
(私は飲めないのですが)
ジュードのケーキ、わかったら教えてください(笑)

メールや手紙だと素直になりすぎるのかな。
(夜中の手紙はさらにキケン)
なんだか映画みたいなお二人ですね。
ハッピーなエンディングとなるでしょうか。
返信する
ウォン・カーウァイ (nomad)
2009-04-21 15:47:10
ですよね!あの映像は、真ん中にぼかした何か越しのカメラで二人を撮るとか・・。
実は、先日、この映画を観たのだけど、料理しながら観てたので、きちんと観てません。残念、もっとちゃんと観ておけば、よかったです。
独特のけだるい感じは、充分伝わってきましたが・・

>遠く離れて 手紙を書いて
距離に反比例して心が近づいていく
エリザベスとジェレミー。

言えてます。人って、ちょっと離れて、改めて相手を見ると、今まで見落としていたものが、見えるし、また、自分にも、他人にも優しく客観的になれるのかも。
最近、知り合いの友人達(元恋人同士)が、何故か、手紙かメールのやり取りで、寄りを戻しつつあるようなのですが・・。
ずっと友人のままの方が、傷つけあわなくてすむ・・と迷う友人です。う~~ん。

とにかく、もう一度観て、ジュードが食べてるパイをチェックしますね!
返信する
ぜひ! (kino)
2009-04-17 01:45:36
>アヤネさん
お久しぶりです!
ノラ・ジョーンズ、私もCD持ってます。
素敵ですよね。
お好きなら、この映画も是非みてみてください。
主演第一作がウォン・カーウァイっていうのも
すごいですね!
音楽も映像も、心地よく、
大人向けの映画という感じです。
返信する
ノラ・ジョーンズは・・・ (アヤネ)
2009-04-16 12:09:47
歌抜群にうまいですねえ。
声もちょっとハスキーで、好きです。
学生の時より通ってる、レコードいっぱいの喫茶のマスターが
何年も前から強力なプッシュをされていました。
そして、とても美しいときている。。
最近映画にも出てるんだな~と思ってました。
相手役はジュード・ローで、
レイチェルやナタリーとなんて早々たるメンバーですね。
オフィシャルサイトを見ると、第1回主演作だとか。。すごいなあ。
音楽は、ライ・クーダーなんですね。
見たい映画が増えました。
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