目の中のリンゴ

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「海獣の子供」ミーハーでごめん

2019年06月13日 | 映画タイトル か行
日本のアニメです。
米津玄師が主題歌を歌っていると知って
映画館で美しい映像とともに米津玄師の歌に浸ってみたい、
ただそれだけのために観に行きました・・・。

「海獣の子供」(CHILDREN OF THE SEA 日/2019年)

原作は五十嵐大介の漫画。
(ネットで1巻まるっと、お試し無料で読めたので
映画観た後で読んでみたら、ほぼ原作に忠実な感じでした)

自分の気持ちをうまく言葉に出来ない中学2年生の琉花は、
部活でトラブルを起こしてしまい、夏休みの間、
部活に参加できなくなってしまう。
時間を持て余す彼女は、別居中の父が働く水族館へとやって来る。
そして大水槽の中を優雅に泳ぐ不思議な少年・海と出会う。
琉花は父から、海とその兄・空はジュゴンに育てられたと教えられる。
琉花が兄弟と交流を重ねていく中、
地球上では様々な不思議な現象が多発していたのだったが…。
(allcinemaより)

なんというか・・・不思議なお話で、
原作はきっと、もっと深いところまで描いているんだろうな。
孤独な女の子と、海から来た不思議な兄弟の交流といっても
ジブリアニメみたいに小さい子供が観られる映画ではなくて。

謎に満ちた神秘の海への畏怖を感じる。

絵は確かに、すごく美しい。
吸い込まれそう。
「アクアマン」より美しい海だった。

エメラルド色の透明な海、
白い砂浜、
暗く深い海、泳ぐ魚たちや鯨、
どこまでも広がる星空の奥行き
荒れ狂う波
打ち上げられた深海魚・・・

久石譲の音楽とあいまって、
美しいけどちょっと怖い。不安になる。

話も、実のところ、よくわからん
結局なんだったのか、わかりやすい映画ではない。

海はすべての命の母・・・。
映画のクライマックスでは命の起源と繁栄、
輪廻といったものを思わせる映像の洪水。

で?結局どうなった???

世の中の大部分は謎に包まれて
解明されていないもの、らしいです。
だから、よくわからなくてもいいかなーと。
大切なことは言葉にならないって言ってますから(笑)

美しい映像と音楽に浸る映画なんだろうな、と
こういう映画を普段観ることがない私は
ぼんやりと身を委ねておりました。
睡魔に襲われることはなかったです。

最後にエンドロールで流れる「海の幽霊」
映画の世界観そのもので、荘厳で美しくて、
とてもよかった。
この曲のMVは映画のシーンが使われてます。

歌詞と、エンドロールで”椅子”が出てきますが
原作の漫画ではそのシーンがあって
けっこう重要。

”外国では亡くなった人のために椅子を置いておく。
もし、その人が帰ってきたら、椅子の上に何かが置かれている”

みたいな話。
エンドロールではハイビスカスが置かれていました。

でも、米津玄師が主題歌歌ってなかったら
観に行かなかったな。絶対。

日本が舞台で日本人が主人公、って時点で
浸れないからです。
目がやたら大きくて手足が異常に細い
アニメの絵もあまり好きではないので。

米津さんは昔原作の漫画を読んだって
言ってたけど、絵が、米津さんの描く女の子に似てる気がした。

ジブリと同じく、本職の声優さんではなく
俳優さんたちがやってるのも、やっぱり違和感。

今話題の蒼井優ちゃんも出ていましたが、
絵のイメージと合ってないと私は思った・・・・
芦田愛菜プロは素晴らしい仕事ぶりでしたけれど。

結局、オススメするかといえば
海が好きな人、スピリチュアルな話が好きな人は
ぜひ映画館で。

わかりやすーいのが好きな私には
高尚かな、って感じです。

↓米津玄師「海の幽霊」


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