「ナチョ・リブレ 覆面の神様」 ジャックでおなかいっぱい

ジャック・ブラック久々の映画！待ってました！！
三連休中日のシネコン、お客さん７人でした・・・（涙）

「ナチョ・リブレ　覆面の神様」（Nacho Libre/2006年・アメリカ ）

メキシコの孤児院育ちのイグナシオ（ジャック・ブラック）は
修道院では禁じられているレスリング（ルチャ・リブレ）が大好き。
料理番として修道院で働いているが、アマチュア・レスリング大会に
優勝すればかなりの賞金が稼げることを知り、
街で捕まえた”痩せ”をむりやりペアに、謎の覆面レスラー
”ナチョ”として大会に出ることに・・・。

全編、見苦しいです（笑）
ジャックのお腹と、ヘナチョコで弱っちい”やせ”の
鍛えられていない肉体が炸裂し、
今も目に焼きついているくらいです。

監督は「バス男」のジャレッド・ヘスということで
なんかトボけた、妙な間のある映画ではありました。
もっとガーっと盛り上がるハートウォーミング・コメディにも
なりそうなんだけど、そうなってないところが
この監督らしいというか？？？
それでも、あの雰囲気が好きな者にはオモロイんですけどね。

ジャックのはじけたコメディを期待すると、
ちょっと肩透かしかもしれません。
特に、前作の「スクール・オブ・ロック」がよかっただけに。

もうね、ジャック好きには十分満足ですよ（笑）
変に格好つけたポーズ、意外に俊敏な動き、歌声も披露。
水色のタイツが世界一似合う男です。
心優しい、真面目なナチョ！ええ奴です。
久々のジャック、堪能しました。
”ヤセ”がまたいい味出してるんだよな～。

掃き溜めに鶴、のキレイな尼さんは、
長谷川京子似でした。

”孤児院の子供たちのために、マスクをつけて戦う神父さん”は
ホントにいたそうで、ジャン・レノが
「グラン・マスクの男」という映画で
演じています！（「グラン・ブルー」の後に、エンゾとその弟役だった
マルク・デュレと共演してます。映画館で観た・・・）

ま、ジャック・ブラックのファン以外には　
あまりオススメしません（笑）
ちなみにジャックの次回作は待望の、
テネイシャスDの映画、'The Pick of Destiny' ！！
これこそ日本公開しなさそう・・・。
（ジャックとカイル・ガスとのバンド、テネイシャスD、
歌詞はコミックソング調ですが、歌はなかなか本格的です。
PVは、あのスパイク・ジョーンズが撮ってたりする！）