目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「グランド・ブダペスト・ホテル」ウェスの世界に浸りましょう

2014年06月18日 | 映画タイトル か行
私の大好きなウェス・アンダーソン監督の新作。
アメリカでも大ヒットしたらしく、日本でもサブカル系の雑誌で
特集されてたり・・・とまさかの(?)ウェスブーム到来?!

ウェスの凝りに凝った映像は映画館で観るべし!なので
久しぶりに映画館に行ってきました。
ほんと、シネコンで観られるようになってよかったわぁ。
(以前なら空中庭園まで行かなアカンかったし)

「グランド・ブダペスト・ホテル」
(THE GRAND BUDAPEST HOTEL 英・独 2013年)

1932年。
高級ホテル、グランド・ブダペスト・ホテルには、
“伝説のコンシェルジュ”グスタヴ(レイフ・ファインズ)がおり、
彼目当ての金持ちマダムが集まるのだった。
貧しい移民の少年、ベルボーイ見習いのゼロは、
グスタヴを師匠と仰ぎ、彼の元で仕事をこなしていく。
ある日、お得意様の富豪、マダムD(ティルダ・スウィントン)が
亡くなり、名画をグスタヴに贈るという遺言が。
しかし、彼女の死はどうやら殺人らしく、
グスタヴは疑われ逃亡するハメに。

もちろん細部までこだわり作りこんだ美術、映像、カメラワークは
いつものウェス・アンダーソンの世界。
全てが美しく可愛らしく、じっくりうっとり眺めたい。

今回、ドタバタにさらに輪がかかり
スラップスティックコメディー風。
めまぐるしく進む話と豪華過ぎるキャストに
眼を奪われ、くらくらしそうです。

コメディタッチのレイフ・ファインズを筆頭に
老婆に扮したティルダ・スウィントン、
ジュード・ロウ、ジェフ・ゴールドブラム、
おなじみビル・マーレイにオーウェン・ウィルソン、
エドワード・ノートン etcetc

過去のウェス作品に出演しているおなじみの人が
ほとんどなのですが、ほんとに豪華です。

でも、正直言って、
私はストーリーと展開にはそれほどときめかず、
いつものウェスとは少し違うなーって感じました。
ドタバタでハチャメチャでも、
切なくて哀しいとこがウェスの良いところだと思う。
今回も、そういう部分ももちろんあるのだけど・・・。

眼鏡もやめちゃって、さらさらヘアのお洒落さんに
変身しちゃってから、作風も変わってしまったのかしらー
などと・・・。(ま、それはもうかなり前からなんですが
見るからにオタク青年だったのに大変身よ!!)

「天才マックスの世界」や「ロイヤル・テネンバウムズ」
「ムーンライズ・キングダム」の方がずっと好きだわー!!!!!
「Mr.Fox」も好き!!!!

今回は実在のオーストリア人作家シュテファン・ツヴァイクに
インスパイアされて作った映画だというから、
雰囲気が違うのもわかる気もしますが。

でもまぁ、このウェス色満載の映画が好きなことには
変わりないのです。
早くブルーレイ欲しい。予約しました。

あっ、早くもパンフレットが完売とかで
入手できませんでした。
ああああホントに残念!!!!!
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