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「ワーキングガール・ウォーズ」 柴田よしき

2010年08月19日 | 読書
借りてきた本、”働く女性”3冊目。
これも初めて読む作家さん。

「ワーキングガール・ウォーズ」(柴田よしき 新潮文庫)

主人公は翔子。
37歳独身、有名企業の企画部係長。
いわゆる”お局様”的存在。人望はない。
部下にも嫌われてる・・・

彼女のオフィスで起こるさまざまな出来事とともに、
”アラフォー・負け犬”(死語?)の日常を描く。

女同士のイジメ、セクハラ、仕事に対する思い、
恋愛、これからの人生について・・・
よく描かれるアイテムではあるけど、
この主人公のキャラクターが、私は好きだなぁ。

仕事ができて、人望厚く、部下にも恐れられながらも
慕われ、デキる上司との社内恋愛・・・なんていうのなら
ありがちで面白くないけど、
翔子は自分がヤな性格で、周りにも嫌われてるということを
わかってる。それでも、仕事はキッチリするし、
部下のトラブルにもけっこう親切につきあってやってる。
カワイイとこもあるしね。

ちょっと文章の雰囲気が古いかな、という感じはしましたが、
またこの作家さんの本を読んでみたいな、と思いました。
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