7月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1772
ナイス数:233
7月はちょっと読めた。
ヤマザキマリさんの本、やっぱり面白かったなー。
かっこいい人だ。嫁をやめる日の感想
男の人にも読んで欲しいような、欲しくないような。40代の若さで急逝した夫。とたんに今までと接し方が変わった義父母。リアルで怖かった…。ちょっとしたホラーだ。自分ならどうする?と想像せずにいられなかった。素敵な家を買ったのが夫の実家のある田舎で、義実家は地元の名士という設定だからこそ成り立つ話か。終盤で急展開。何が本当かは結局わからないけど、後味の良い終わり方でよかった。
読了日:07月29日 著者:垣谷 美雨
本バスめぐりん。の感想
私も子供の頃、移動図書館を楽しみにしてました。昔のことなので、狭く薄暗い車内が懐かしく思い出されました! 定年後、移動図書館バスの運転手になったテルさんと、司書のウメちゃんが、常連さんたちの小さな謎を解いていくお話。出てくる人がみんな、本を愛する、そして、今時ちょっと珍しいぐらい人情味溢れる良い人たちなのが嬉しい。本がいろんな人の手を経て街を巡るのって、本当に素敵。私もやっぱり紙の本が好き。
読了日:07月23日 著者:大崎 梢
国境のない生き方: 私をつくった本と旅 (小学館新書)の感想
「テルマエ・ロマエ」を読んで興味を持ったヤマザキさん。テレビで話す様子などを見ては、かっこいいなー!!と思っていたけど、予想以上のスゴイ人でした。こんな生き方マネはできないけど、自分自身が経験し、学び、傷つき失敗してきたことが血となり肉となる、と、この人に言われたらものすごい説得力だ。こんなにも、影響を受けた本や映画、文化を語れるなんてすごい。私の人生なんて浅い浅い…。でも、ヤマザキさんのお母様のことを思ったら、人生まだまだ!!
読了日:07月19日 著者:ヤマザキ マリ
劇場の感想
前作に続き、主人公に又吉さんを重ねてしまうような雰囲気の物語。演劇にこだわる永田と、恋人の沙希。恋愛というんだろうか?想いは通じ合っているんだろうか?もどかしい二人の切ない日常。沙希ちゃんは優しすぎる・・・。強そうなお酒の名前、とか 文豪でメンバー構成するサッカーゲームとか面白くて笑えた。
読了日:07月10日 著者:又吉 直樹
すみなれたからだでの感想
好きな作家のひとり窪さん。今回は短編集。相変わらず生々しく濃密な描写はあるけれど、読後感は力強く切ない。じっくり味わいたい一冊。
読了日:07月04日 著者:窪美澄
([ん]1-9)明日町こんぺいとう商店街3 (ポプラ文庫)の感想
久しぶりに読んだ「こんぺいとう商店街」シリーズ第三弾。あれ?こんな雰囲気だったっけ?と思うお話もちらほらあったけど、全体としては面白かった。最近アンソロジーをよく読んでる気がするけど、なかなか手に取らない作家さんのバラエティ豊かな物語が読めるのはホントにありがたい。
読了日:07月04日 著者:大島真寿美,越谷オサム
眠れない夜は体を脱いで (文芸書)の感想
アンソロジーで読んで気に入った彩瀬さん。少しずつ読んでます。これは、真夜中のネット掲示板の”手の写真をアップしてください”というスレで結びついた短編集という形式が面白い。本当の自分と向き合えていない主人公たちが、葛藤や逡巡のすえに前に進みだすお話。どれも切なく、情景が鮮やかに目に浮かんできて、いいなぁ 彩瀬さん、好きだなぁと思った一冊。「マリアを愛する」「真夜中のストーリー」が特に好き!
読了日:07月04日 著者:彩瀬 まる
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