目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

11月に読んだ本

2013年12月03日 | 読書
2013年11月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2511ページ
ナイス数:180ナイス

あさひなぐ 10 (ビッグコミックス)あさひなぐ 10 (ビッグコミックス)感想
わかるなー。強豪相手に”負けて当然”みたいな諦めムードになっちゃうところ。巻き落とし・・・めっちゃ練習したわぁ。もうずいぶん昔のことなのに、コレを読むとなぎなたの日々が濃密によみがえってくる・・・。
読了日:11月30日 著者:こざき亜衣

首のたるみが気になるの首のたるみが気になるの感想
大好きなノーラ・エフロンのエッセイ。ノーラの脚本や映画は、エネルギッシュで可愛くて、飾らない魅力的な彼女そのものだった。もう彼女がいないなんて、とても残念。終章が胸に迫る。ああ・・・阿川さん、まえがきでご自身が書かれていますが、ノーラの存命中にこの本が出ていたら・・・。お二人の対談、読みたかったです。
読了日:11月29日 著者:ノーラ・エフロン

真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫 (ポプラ文庫 日本文学)真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫 (ポプラ文庫 日本文学)感想
怒涛の展開だったなぁ・・・。希実の過去、美和子さんとの関係などが明らかになり、今後がますます楽しみ。毎回思うけど、文庫でカワイイ絵を表紙にしているわりに、とっても重くて切ない物語だ。今回の母親と子供の関係なんて、どの親子も、もう胸が締め付けられる。あと2冊ですよね?ハッピーエンドでありますように。
読了日:11月27日 著者:大沼紀子

働かないの―れんげ荘物語働かないの―れんげ荘物語感想
前作で、キョウコさんが何か夢中になれるものが見つかればいいなと思ったので、刺繍と出会って私もなんだか嬉しかった。(そして表紙のイラストが刺繍!かわいい!)隣にはチユキさんという新しい住人もやってきたし。周りの人がいい人、っていうのがキョウコさんの宝ですよね。そうじゃなきゃ、こんな生活続けられないもの・・・。
読了日:11月21日 著者:群ようこ

五年前の忘れ物五年前の忘れ物感想
益田ミリさん、初めての小説集だとか。恋愛川柳の本(「わたし恋をしている。」)でオンナで大人な面も読んでたので、はじめの方の恋愛話もさもありなん、って感じでした。(でも、ちょっと露骨すぎる気もした)それにしても、不倫とか友達の彼と、とかいう話が多いな。後半の仕事や家族への思い、などは共感するところがいろいろあって、お母さんとの物語など、ちょっと泣けた。全般的に漫画やエッセイとの違和感はなく、読みやすかったけど、シンプルな絵でいろいろな感情を伝えてくれる漫画の方が私は好きです。
読了日:11月21日 著者:益田ミリ

ジェリー・フィッシュジェリー・フィッシュ感想
著者が16歳の時に表題作を書いたということで、書評で気になっていた本。過激な描写もあったけれど、全体的に美しい文章で、独特なきらめきがあった。でも、言葉の選び方などにちょっと背伸びし過ぎなんじゃないか、と感じるところもあり・・・正直、私にとってはそれほど心に響いてこなかった。たぶん、若いからこそ書けた小説なんじゃないかな、と思う。
読了日:11月18日 著者:雛倉さりえ

恋歌恋歌感想
好きな作家の一人、朝井まかてさん。今回は幕末の嵐に巻き込まれた女性を主人公に、硬派な展開です。その中にもしっとりと美しい描写や、切ない思いも描かれます。尊皇攘夷とか佐幕とか、昨日の忠が今日は不忠とか。本当にこの時代の流れはわけがわからん。たぶん、渦中にいた人たちもよくわかっていなかったんじゃないか・・・?明日が見えないまま、大きなものに押し流されていく人々の命。水戸天狗党は聞いたことはあっても、こんな過酷な歴史があったとは知りませんでした。妻子が囚われ処刑されていくくだりは、読んでいて本当につらかった。
読了日:11月15日 著者:朝井まかて

キュンとしちゃだめですか?キュンとしちゃだめですか?感想
益田さんはほぼ同年代なので、エッセイや漫画に共感するところも多く、著書はほとんど読んでますが、今回はちょっと自分にとって不発。ま、たしかに40過ぎたらオバチャンだけどさ、そこまで卑下しなくてもいいんじゃない?と感じました。ましてや益田さんは独身なんだし。でも、最近キュンとすることがない私よりはマシか・・・。
読了日:11月15日 著者:益田ミリ

伊藤くん  A to E伊藤くん A to E感想
いつも楽しみにしている柚木作品。今回のは、読後感が”爽快”って感じじゃなかった。なんせ伊藤くんがひどすぎる。爽やかでモテモテのいい男をめぐるドタバタ恋愛コメディだと思って読んだら、とんでもない男に振り回される女たちの困った話だった・・・。現状打破して前に進んでいかないとね。伊藤くん、アンタはずっとそこにいなさい。
読了日:11月14日 著者:柚木麻子

あたしンち 19巻あたしンち 19巻感想
連載、とっくに終了しちゃってるんですね。まだ単行本は出るみたいですが、寂しいな。パワフルで個性的すぎるお母さん、無愛想だけど実は奥が深いお父さん、スレてない子供たちに、それぞれのオモロイお友達。タチバナ家は本当に幸せな家庭だなーと思う。
読了日:11月14日 著者:けらえいこ

これからお祈りにいきます (単行本)これからお祈りにいきます (単行本)感想
やっぱり津村さん、面白いなぁ。淡々とした文章の中にまぎれこむディテールが私のツボをくすぐる。主人公の滋は、しっかりしてて大人びてるようでいて、まだまだカワイイ男の子だ。何かの面積を高校の教室を基準に考えてるとこもカワイイ。サイガサマ、恐るべし・・・。底知れぬ神様ですね。二つ目の話も、噴きだしてしまうところが多々あった。二人が必死で神頼みしてるところを想像して笑った。いや、笑っちゃいけないね。
読了日:11月8日 著者:津村記久子

れんげ荘 (ハルキ文庫 む 2-3)れんげ荘 (ハルキ文庫 む 2-3)感想
一流会社を45歳にして辞め、実家を出てボロアパートで一人暮らし。無職となって貯金で食いつなぐ生活・・・かといって、ケチケチ倹約するのではなく、精神的に余裕をもって暮らしているところが素敵だと思う。でも、そんなに長くなーんもしない状態を続けていられるのだろうか???キョウコさんに何か好きなコト、毎日の楽しみが見つかるといいなぁ。それにしても、群さん、お母様に対してはいろいろ思うこともあり、通り過ぎてきた確執もあるのだろうな。
読了日:11月5日 著者:群ようこ

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2 コメント

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Unknown (カオリ)
2013-12-17 16:15:42
「首のたるみが気になるの」、広告を見て気になってたんですが、著者はお亡くなりになってるんですね。図書館に予約入れます。
津村さんの新刊も読みたいな~。
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面白いですね (kino)
2013-12-18 23:09:06
>カオリさん
ノーラ・エフロンの映画はどれも素敵でした。もう見られないのは残念・・・。
ほんと、もうちょっと早く翻訳が出ていればなぁ。

津村さん、面白いですよね。会社員は辞められたそうですが
書くものも変わってくるのかなぁ。
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