目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「美女と竹林」 森見登美彦

2009年07月28日 | 読書
モリミー続きでスミマセン。
すっかりハマってるもんで・・・。

「美女と竹林」(森見登美彦 光文社)

竹林を愛する作家、森見登美彦氏。
(京都大学でも農学部で竹を研究していたらしい)
あれよあれよという間に人気作家となった彼は
日々の疲れを癒すため、兼、連載エッセイのネタのため
知り合いの所有する京都の竹林(荒れ放題)に
分け入り、手入れをしつつ 将来の
竹林多角経営を夢見るのであった・・・。

どこまでがホントでどこまでがウソか
よくわからないウダウダエッセイ。
この本の感想を検索していたら
賛否両論(否の方が多いか?)で
読むのをちょっとためらったのですが、
私にはツボでした。

ナゼに竹林?
ナゼに美女と竹林?

竹林を刈って素晴らしく引き締まった筋肉を身につけ
美女をゲット。(ゲットって死語かも・・・)
竹林を切り開いてバンブー・カフェや庵を作り
美女をゲット。
将来的にはMBC(モリミ・バンブー・カンパニー)の
最高経営責任者となり億万長者になって
美女をゲット。
もしかしたら、竹の中から
かぐや姫をゲット。

なんだかんだ言いながら、
骨の折れる、蚊だらけの竹林伐採を
延ばし延ばしにし、
友達や編集者さんたちまで駆り出して
うだうだ竹林で戯れる登美彦氏であります。

竹林所有者・鍵屋さんのご母堂がいいキャラ!
歯ごたえのあるケーキってどんなん?!(笑)

いくつか森見作品を読んだうえで
この本を読むべし。
やっぱり、この独特な言い回し、
文章のリズムがめちゃめちゃ面白い!
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