全国どこにでもありそうな名前の神社なれど横浜市及び周辺にしかないない謎の杉山神社。
武蔵国六之宮とされているが、どこの杉山神社が武蔵国六之宮だったのかいまだに特定されてない謎の杉山神社。
武蔵国六之宮ミステリーは面白いからつい有力候補杉山神社にばかり目が行ってしまう杉山神社。
今年こそまわってみよう。
中華街の春節に行った日にたずねたのは戸部杉山神社さま。
西区唯一の杉山神社。
住所は西区中央1-13-1。
京急・戸部駅が近いのだけど一日乗車券の関係で横浜市営地下鉄・高島駅から向かう。





戸部杉山神社さま。


創建は白鳳3年(652年)と伝えられる横浜旧市内最古の社。
出雲大社の御分霊を勧請したのが始まりという。
御祭神は大己貴命(大国主命)。
今の社殿は昭和31年竣工の鉄筋コンクリート造で第一回神奈川県建築コンクール入賞作品。

あちこちに貼られている身体守護守の頒布一時終了のお知らせはなんぞや?

どうやら拝殿前のねずみ。
授与再開のお知らせはInstagramか。なるほどねぇ。

狛鼠。
御鎮座1350年を記念して平成14年からここを守る。



しかも可動式!

庚年の今年はお守りが売り切れになるほどの大人気!

境内には、近辺の都市化によってここに遷座された天神社・稲荷社・山王社・社宮祠社・厳島社・浅間社・三峰社が合祀されてる。

中でも社宮祠社さまは、咳止めご利益のおしゃもじさまとして有名だった。
源頼朝公が戸部のあたりまで馬を走らせて食事をとった際にご飯を盛ったしゃもじを土に挿して行ったところそのしゃもじから芽が出たという。
そしてなぜだか八角円堂。しかも夢殿。

聖徳太子は芸能関係や技能関係からも信仰されている。

70年ほど前に氏子さんたちが勧請したものという。
開発され尽して真っ平になった街のかつての豊かな表情がよみがえるようだなぁ。



あれ?
最初から杉山神社という名前だったのかな?
それとも出雲大社戸部分祀??
聞きそびれた。
