今日はコンデジの修理相談に新宿のニコンプラザ東京さんへ。
私はデジタルカメラはカメラではなく家電製品だと思っている。
写真が趣味というわけではないし、今の冷蔵庫や洗濯機と同じで修理しながら使うというより寿命がきたら買い替えることにしているから、安いコンデジを使っている。
のであるけど、ちょっと今回のこの不具合は寿命という感じではない。少し修理すればまだ使える。問題は修理代。修理代によっては新品を買った方がいいところがコンデジの痛し痒し。


コクーンタワーって竣工してから14・5年たつんかな?

ニコンプラザ東京さん。

やっぱりね。
ビミョーな金額の見積りだ。。
でも今回はお願いすることにして、手続きを待つ間にギャラリーへ。
お!土門拳賞。
土門拳は日本を代表する写真家のひとり。
「カメラとモチーフの直結」と「絶対非演出の絶対スナップ」によるリアリズム写真は今でも影響を与え続けている。
毎日新聞社は、1981年に創刊110年を迎えるあたり記念事業のひとつとして「土門拳賞」を制定した。
第41回土門拳賞受賞は、北島敬三。


土門拳!!
思わずフロアーのおにいさんにそう言ったら、おにいさんも土門拳ですよね。すごいです!と言っていた。




北島敬三氏は1954年生まれ。
1976年に沖縄・ゴザの基地街を撮影した作品で鮮烈にデビューした。
その後、東京・ニューヨーク・東欧と撮影の場を広げていったが、1991年を境に、ストリートからスタジオへと転換したという。
しかし東日本大震災から再びストリートへ。
「UNTITLED RECORDS」。
時代が、スタジオから出ろ写せと命じたのかのようだ。
そういえば、土門拳は長い長い闘病の末に1990年に旅立ってる。

ものすごいエネルギーと気迫に圧倒されてニコンプラザ東京さんを出た。
あやうく本来の目的を忘れてしまうとこだった。
そうして時屋さんでどら焼きを買って帰ってきたのだった。
