東京オペラシティアートギャラリーでは「ライアン・ガンダ― われらの時代のサイン」開催中。

上のフロアーでは「ライアン・ガンダ―が選ぶ収蔵品展-色を想像する」とproject N 87「黒坂祐-知るための手続き」開催中。
会期は7月16日~9月19日。
project Nとは、東京オペラシティアートギャラリーコレクションの中心作家・故難波田龍起氏の遺志を受け継ぎ、若手作家の育成・支援を目的として開催している展覧会シリーズ。

「ライアン・ガンダ―が選ぶ収蔵品展-色を想像する」。



まっさらというかまっちろというかの作品は時々みかける上に、色を想像するというサブタイトルに惑わされる。
けどこれはシンメトリー。
キャプションと作品のシンメトリー。


知らない作品をキャプションとサイズから想像するのは面白い。
チョイスされた作品の大半はモノクロームというのも面白い。
スパイスが効いてる。




矢印の通りに進めば、project N。
87回目は、黒坂祐。
「知る」ための手続き。




黒坂は色弱を公表している。
色弱を障害というかどうかは私にはよくわからないけど、周囲の就活を見聞きしてると、警察・消防・自衛隊・航空・船舶あたりが受験資格に色覚の基準があるようだ。
どうも黒坂にとって見ることは、単に見ることではなく、知るために見ることであり、生きるために見る、ということのようだ。
そうやって見ることを追求していくと、見えてくるものがある。







そういえば、最近の私は加齢から視力の衰えを感じることが多い。
車を運転する時が一番辛い。車ってほんの少し判断を誤っただけで大事故につながる。車を運転してる時ってまさに生きるために見てる。
