今日のころころこころ

2017・7・16 おばさんぽ 「ル・コルビュジエの芸術空間展」国立西洋美術館

-建物の問題にこそ今日の均衡の破れを解く鍵がある。建築か革命か。-
-ル・コルビュジエ「建築をめざして」1923-

世界遺産登録記念「ル・コルビュジエと前川國男展」。は、公益財団法人東京都歴史文化財団連携事業らしい。江戸東京たてもの園・東京文化会館・東京都美術館は東京都の管轄。世界遺産登録は国立西洋美術館でこれは国立。で、「ル・コルビュジエの芸術空間展」。なんだろうな。。



東京文化会館のお向かいは国立西洋美術館。







戦争に負けたといってもその実態や実感は、自分の親が敗戦時8歳くらいだった私のような世代ですらなかなかピンとこない。
国立西洋美術館は、第二次世界大戦時に一部が敵国人財産としてフランスを含む連合国の管理下に置かれ(たぶん没収)サンフランシスコ平和条約で返還が認められた松方幸次郎氏の松方コレクションを展示・収蔵するために建設された美術館。
ル・コルビュジエの「無限成長美術館」のコンセプトで設計された世界に3館ある美術館のひとつ。







なぜル・コルビュジエがこの美術館を設計ことになったかは私にはよくわからないけど、基本的設計図書を作成し日本に送付。弟子であるところの前川國男・坂倉準三・吉阪隆正がコルビュジエと連絡を取りながら実施設計図書にまとめ設計を完成させた。
コルビュジエは一度だけ来日し8日間滞在。弟子たちの作品を見たり歌舞伎や能を鑑賞したり。写真をみると弟子たちの喜びが伝わってくる。嬉しかったんだろなぁ(^^♪
コルビュジエに忠実でコルビュジエを越えた弟子たちの空間が広がる。























この無限成長美術館とは、長年の間に収蔵品が増加し展示空間を含めた拡張性が求められるという美術館特有の問題を解決する画期的な計画。
黄金比による方形の螺旋形状。特定の正面を持たない。上部からの採光による増築の可能。などなど。。
国立西洋美術館の収集は続く。

これからも広がっていく。どんな建築家が出てくるんだろうか(^^♪

コメント一覧

うさぎ
tonnkoさま(^^)
ル・コルビュジエ関係は常設展で、その、そんなにたいした企画ではありません(^^;もう建物そのものが作品ですから(^^♪
9月24日までなら、企画展のアルチンボルド展です(^^♪
私は、その、作品がどーのではなく、なんというか、ああいうのが生理的に苦手で(^^;常設展だけでした。
でも、常設展だけでも一日中いてもみきれませんよね。贅沢だなぁ(^^♪
tonnko
この展示は見たいと思っていました。
西洋美術館と前の文化会館は、学生の頃良く足を運びました。
常設展でしたら、入館料は安かったこともあって、館内を歩きながら、
色々な話をしたものです。

この所、体力の衰えが影響して居るのでしょうか、
美術館に行くチャンスが減っています。

でも、今回の展示は見たいです。
一緒に歩いた友人に声を掛けて、久し振りに歩きたい気分です。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「モダニズム」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事