東京都写真美術館へ。



昼飯は館内のフロムトップさん。


「ロバート・キャパ 戦争」へ。

会期は3月15日~5月11日。
会場内撮影禁止。
ロバート・キャパは、1913年にハンガリーのブタペストで生まれ、1954年にベトナムのタイピンで地雷によって命を落とした、20世紀が生んだ偉大な写真家のひとり。
「カメラの詩人」とも言われたが、従軍カメラマンとして戦争の最前線で兵士たちと行動を共にし、優れた報道写真を残した。
今回の展覧会は東京富士美術館が所蔵する約1000点のコレクション・プリントから「戦争」に焦点を当てた約140点を展示。

若い頃の私はキャパの写真にも傾倒していた。
何度も何度もみている作品ばかりなのに、やっぱりぐっとくる。
ジョン・スタインベックは、「キャパの作品は、それ自体、偉大な心の絵であり、それ故に、圧倒的な共感を、いつもよびおこすものである。」と記した。
キャパの恋人ゲルダ・タローは同じハンガリー出身で同じくカメラマンだった。
ゲルダはスペイン内戦取材中にマドリッド近郊の闘いでカメラを手にしたまま戦死した。24歳だったという。
そして、彼女の死から20年後にキャパもインドシナでカメラを手に戦死したのだった。

キャパは言う。
「戦争に勝者は存在しない。ただ撮影者と犠牲者がいるだけだ」と。
わかっているはずなのに、戦争が無くなることはない。
かなしいものだな。。。