<むしまるQゴールド 挑戦の1999年度 その9>
いのちのかね 作詞/里乃塚玲央 作曲・編曲/堀井勝美 歌/金子マリ、おおたか静流、GENKI、野村義男 ギター・ソロ/野村義男
挑戦の1999年度のトリを飾るのは、『いのちのかね』。アーティストの顔ぶれが豪華です。再登場のおおたか静流、GENKIに加え、女性ロックヴォーカルの大御所金子マリ、たのきんトリオのよっちゃんまで参加しています。オールスターそろいぶみ、といった感じで、まるでUSAフォー・アフリカ。1985年にアフリカの飢餓救済を目的に、アメリカのスーパースターたちが結成したプロジェクトで、『ウィー・アー・ザ・ワールド』は歌もビデオも大ヒットしましたね。
実は、USAフォー・アフリカには先行するプロジェクトがありました。1984年にボブ・ゲルドフの呼びかけに応えてイギリスのアーティストが集まった、バンド・エイドです。彼らの歌った『ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス』の成功がアメリカに火をつけたというわけです。『いのちのかね』は、メロディや曲調を似せているわけではありませんが、この『ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス』を下敷きにした曲だと思います。
『ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス』は、「アフリカにはこのクリスマスの時期でも雪は降らない。雨も降らず、川も流れない。彼らは今がクリスマスだと知っているのだろうか。世界の皆に食料を。彼らに今がクリスマスだと知らせよう。」といったメッセージを歌っています。『いのちのかね』は、「冬になり雪が降ってきて、コオロギやセミたちは何をしているんだろう。キンコンカンコンと響く鐘の音はだれかが世界に連絡している。すべてのいのちにまた春は来る。」といった感じ。
「彼らは今がクリスマスだと知っているのだろうか。」というテーマから、むしまるらしい暖かい歌世界を作り上げています。