<むしまるQゴールド 輝きの2003年度 その3>
ち・ぶ・さ 作詞/里乃塚玲央 作曲・編曲/堀井勝美 歌/MISUMI
MISUMIさん、『カエルのへそのお』に続いて2度目の登場です。前回はおしゃれなスイング・ナンバーでしたが、今回はとってもパワフルなブルース・ロック。こういう曲を歌うと、MISUMIさんの歌声はまさしく和製ジャニス・ジョプリンですね。こんな迫力のある女性ボーカリストが日本にいたなんて、知らなかった。
歌の内容は、「あの獰猛なライオンや豹でさえ、幼いころはあどけない乳飲み子だった」と哺乳類の母子関係について歌っています。おそらく、母ライオンや母豹の母性を表現できる、強くてしかも女性らしいボーカルを中心にした曲作りを模索する中で、ジャニス=MISUMI路線を思いついたのでしょう。
曲調も、いかにもジャニス・ジョプリンが歌いそうな感じですが、直接の元歌は特定できません。MISUMIさんのジャニス・ジョプリン・ボイスを心ゆくまで堪能して下さい、ということではないでしょうか。
イントロのギターリフは『ジャニスの祈り』(1971年)にインスパイアされたものだと思われますが、もし『ジャニスの祈り』のパロディに特化するならギター、ボーカル、ベースのユニゾンというユニークなアレンジは外してないでしょうから。
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