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君は知っているか むしまるソングのことを

その昔NHK教育テレビで放送された子供番組、『むしまるQ』で展開された名曲パロディの数々。

だいQ~ハラ、イッパイ、ヘッタ~ 

2016-05-21 07:52:15 | むしまるQゴールド 2000年度

<むしまるQゴールド 猛進の2000年度 その10>
だいQ~ハラ、イッパイ、ヘッタ~  作詞/里乃塚玲央  作曲・編曲/堀井勝美  歌/東京珍獣合唱隊(東京ホームコーラス)

 猛進の2000年度最後の曲は、歳末になると必ず聞かれるアレ、「第九」、ではなくて、「だいQ」です。ライオン、ゾウ、ヒツジ、アヒル、ヤブ蚊、ミジンコたちが総出演で大合唱します。

 「そんでもって いってるこた みなおなじ ハーラヘッタ ハーラヘッタ」

 元ネタはベートーヴェンの交響曲第9番『合唱付き』の第4楽章ですね。冒頭部から独唱、合唱に入り、『歓喜の歌』の大合唱に至る流れをコンパクトにまとめています。最後はベートーヴェンらしい勇壮なコーダで、「むしまる」。


<番外編> 『うたっておどろんぱ!』にも名曲パロディが

2016-05-18 21:20:24 | むしまるQゴールド 2000年度

 前回、『うたっておどろんぱ!』のアリシオン(外山亜里奈・鈴木詩織)が歌ったむしまるソングについて書きましたので、ちょっと寄り道して『うたっておどろんぱ!』で歌われた名曲パロディをご紹介します。

 それは、ひとみ(吉田仁美)ちゃんが歌った『いっぱいありがとう!』(作詞 李醒獅 作曲 大森俊之)です。この歌のイントロがサイモンとガーファンクルの『冬の散歩道』(1966年)のイントロとそっくりなのです。

 『いっぱいありがとう!』は、「毎日 ふたりでならんでく おんなじ道を あるいてく はじめてあった 桜の日から かぞえてる ありがとう! たくさん いっぱい ありがとう! ウン! だいすき!」といった歌ですから、幼稚園に行き始めて友達ができて、季節がめぐった今では幸せいっぱい!といった内容を歌った歌です。こういった気分をあらわすため、『冬の散歩道』のイメージを借りてきたのでしょうね。


ロバにのっていこう

2016-05-14 18:09:52 | むしまるQゴールド 2000年度

<むしまるQゴールド 猛進の2000年度 その9>
ロバにのっていこう  作詞/里乃塚玲央  作曲・編曲/大森俊之  歌/アリシオン(外山亜里奈・鈴木詩織)

 泣けるむしまるソングとしてトップクラスの支持を集める『ロバにのっていこう』。これ、朝ドラの『ちゅらさん』でも、弟の恵達が作った曲として使われてました。ロバとともにさすらう旅人の歌です。

 「ロバにのっていこう  ロバのちちを飲んで チーズをたべていこう もしもロバがだめでうごけなくなったら ほしにくかんで かわぶくろにつめたなみだをのんでいこう」
 「ありがとういって さようならいって きっとさがすからね ぼくらのすめるばしょ」

 歌っているアリシオン(外山亜里奈・鈴木詩織)は、同じNHK教育テレビの『歌っておどろんぱ』で人気を博したユニットです。

 曲調は、パフィーみたいな感じですね。奥田民生プロデュースのパフィの音楽は、1960~70年代ポップス、とりわけビートルズっぽい曲をナチュラルな女性ヴォーカルで歌うスタイルが新鮮で、一世を風靡しました。この、奥田民生とパフィがやっていることをむしまるでもやってみよう、というコンセプトでしょう。

 ベースにしている曲は、ビートルズ6枚目のアルバム『ラバーソウル』に入っている『恋をするなら(イフ・アイ・ニーデド・サムワン)』と7枚目『リボルバー』所収の『アンド・ユア・バード・キャン・シング』。イントロから「ロバにのっていこう・・・」あたりまでは『恋をするなら』、その後のディストーションの効いたギターリフと「もしもロバがだめで・・・」からの展開は『アンド・ユア・バード・キャン・シング』ですね。


へ、へ、へ、へっぴりむし

2016-05-11 20:52:45 | むしまるQゴールド 2000年度

<むしまるQゴールド 猛進の2000年度 その8>
へ、へ、へ、へっぴりむし  作詞/里乃塚玲央  作曲・編曲/大森俊之  歌/パトリック・ヌジェ、川村万梨阿  アコーディオン/パトリック・ヌジェ

 ミイデラゴミムシやマイマイカブリといった昆虫は、外敵からの攻撃に対しお尻のあたりからガスを噴き出して反撃するため、別名ヘッピリムシと呼ばれています。中でもミイデラゴミムシは、「ぶっ」といういかにもな音がするのだそうです。

 曲調は北島三郎の『与作』ですね。「ヘイヘイホー」ですものね。イントロには、映画『シャレード』のテーマソングの旋律が使われています。オードリー・「ヘップバーン」ですものね。

 歌っているパトリック・ヌジェさんは日本在住のフランス人歌手。アコーディオンも弾いています。最後のフランス語風のセリフでは「ホーヤレ、ホーヤレ」なんて言ってますが、これは本当にフランス語なのかな・・・。


カレイなるヒラメ

2016-05-08 09:41:12 | むしまるQゴールド 2000年度

<むしまるQゴールド 猛進の2000年度 その7>
カレイなるヒラメ  作詞/里乃塚玲央  作曲・編曲/鳴瀬喜博  歌/松尾貴史

 「あ・た・ま・は どっちだどっちだ ひだりヒラメ みぎカレイ」

 この歌を聞いてから、間違えることはなくなりました。「ひだりヒラメ みぎカレイ」のところはきちんと左右のスピーカーに音を振り分けています。

 作曲・編曲はカシオペアのベーシスト、鳴瀬喜博さん。愛称はなるちょ。『カレイなるヒラメ』の「なる」はなるちょのなるですね。

 アメリカのフュージョン界を代表する大物ベーシスト、スタンリー・クラークの『スクール・デイズ』(1976)をベースに、ごきげんなフュージョン・ナンバーに仕上げています。チョッパーをビンビンに決めたベース・ソロがカッコいい!

 松尾貴史さんの脱力系ギャグも秀逸です。

 「ただ今入った情報によりますと インド洋を冒険中のヒラメが カレイと間違えられて捕獲されたとのことです これが本当のインドカレー なんちて」