<むしまるQゴールド 猛進の2000年度 その9>
ロバにのっていこう 作詞/里乃塚玲央 作曲・編曲/大森俊之 歌/アリシオン(外山亜里奈・鈴木詩織)
泣けるむしまるソングとしてトップクラスの支持を集める『ロバにのっていこう』。これ、朝ドラの『ちゅらさん』でも、弟の恵達が作った曲として使われてました。ロバとともにさすらう旅人の歌です。
「ロバにのっていこう ロバのちちを飲んで チーズをたべていこう もしもロバがだめでうごけなくなったら ほしにくかんで かわぶくろにつめたなみだをのんでいこう」
「ありがとういって さようならいって きっとさがすからね ぼくらのすめるばしょ」
歌っているアリシオン(外山亜里奈・鈴木詩織)は、同じNHK教育テレビの『歌っておどろんぱ』で人気を博したユニットです。
曲調は、パフィーみたいな感じですね。奥田民生プロデュースのパフィの音楽は、1960~70年代ポップス、とりわけビートルズっぽい曲をナチュラルな女性ヴォーカルで歌うスタイルが新鮮で、一世を風靡しました。この、奥田民生とパフィがやっていることをむしまるでもやってみよう、というコンセプトでしょう。
ベースにしている曲は、ビートルズ6枚目のアルバム『ラバーソウル』に入っている『恋をするなら(イフ・アイ・ニーデド・サムワン)』と7枚目『リボルバー』所収の『アンド・ユア・バード・キャン・シング』。イントロから「ロバにのっていこう・・・」あたりまでは『恋をするなら』、その後のディストーションの効いたギターリフと「もしもロバがだめで・・・」からの展開は『アンド・ユア・バード・キャン・シング』ですね。