ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

明治神宮100年祭

2020年01月07日 | 郷土の歴史
都心の歯科大で初診察のついでに、明治神宮に立ち寄って正月気分を味わえた。




6日(月)は仕事始めが多かったようで、久ぶりの明治神宮も会社のグループ連れが多く結構混んでいた。
ちょうど今年が鎮座100年目で、本殿もリニューアルされており、金の金具も輝いている。
本殿の前の参拝では、数列それぞれに2-30人の順番待ちで混んでおり 、東門の破魔矢やお守り、御朱印や絵馬の売り場も人だかり!
鬱蒼とした森に伸びる参道には、神宮の生い立ちや明治の輝かしい変遷のパネルが立ち並び、歴史のおさらいにはちょうどいい。





明治天皇が崩御された1912年その年に、渋沢栄一男爵他の民間有志で建立の基本方針ができたとある。
主祭神は、明治天皇と昭憲皇太后ということで、鎮座100年に納得した次第。
全国各地からの苗木10万本、延11万人の青年団の労働奉仕で、5年の歳月をかけ1920年に完成した。
明治の杜は100年先の樹木の変化を見越して、林野学をはじめ第一線の学者により設計されたそうで、今では貴重な研究資産にもなっているという。
50年後、赤松、黒松が針葉樹に押され次第に枯れていく。
100年後、ブナや樫などの照葉樹が杜の中心を占める。
そして照葉樹がさらに成長すると同時に、次世代の木々が育ち豊かな杜が拡がっていく。
こういう遠大な計画に、明治人の気骨と壮大さを感じる。
お札の顔になる渋沢栄一翁(1840生ー1931没)の人徳も大きかったのだろうか?と感心しました。



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