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七月大歌舞伎

2008-07-05 19:32:02 | お芝居
松竹座3階1列9番。花道の真上です。演目は熊谷陣屋、黒手組曲輪達引、羽衣・団子売り。
熊谷陣屋
仁左衛門以下、松嶋屋一門+坂田藤十郎と見事に上方役者で固められた一幕。義太夫狂言でも見ていて安心できます。藤の方入りからだったので長いですが、意識を失うことはありませんでした。仁左衛門はうっとりする立ち姿です。花道の引っ込みが悲哀を表現して素晴らしかったです。もちろん贔屓目も入ってますが、かっこいいの一言でした。

黒手組曲輪達引
初日であることを割り引いても「もう菊五郎は見ない」と決心したほどの最低の出来。セリフは入ってなくてプロンプタは付くは、出のタイミングは外すはの体たらく…わざわざ演り慣れた江戸狂言でこれか~?もともと菊五郎は好きではなかったので、これは決定的です。

羽衣・団子売り
景事、つまり踊りです。
これは出来は置いといて、隣の客にブチギレ!通路に荷物を置きまくっていたので悪い予感はしてましたが、まあマナーのなってない中年息子と老年母親の二人連れ。この婆、大声でしゃべっているのを最初に後ろの客に注意されて静かになったのもつかの間、黒手組の頃にはまた息子と話し始めました。静かになってる間は座席でゴソゴソしてじっとできないときた。貴様、小学生か!思わず「静かにしてください。最初からずっと、いい加減にして!」と注意。そしたら、息子「怒られるから、静かにしたら」とようやく母親に注意する始末。
違うやろ!公共の場ではマナーを守る!それぐらい、学んでから出て来い!
そんな訳で、波乱含みの観劇でした。