【旅行】初のアメリカ旅行その7 ワシントン初日(通算4日目)
ワシントンDCへ(7/25)
http://blog.goo.ne.jp/kingstrail/e/070c04310fa0b9e46be1fb3abe01889d(前日の日記)
●朝食
徹夜明けですがお腹もすいてきました。
昨日は他にお店があいてなかったのでマックでしたが、朝ならフードコートから選べます。
今日は昼に時間が無いので、できれば朝にしっかり食べて、夕食まで何もなしで行きたいところです。
そこでフードコートをいろいろ探してみましたが、どうもしっくりきません。
本格的なドライエイジのステーキ屋さんもあるんですが、朝は朝食メニューだけみたいです。
オムレツやソーセージに1500円とかは出したくないので、ここもパス。
ホットミールを出すところは殆どがホテルの朝食メニューみたいなので1000円以上します。
その中に、一軒だけorientalを名乗るお店がありました。
どんぶりかスープ付の麺に、タップリの照り焼きチキンが乗るようです。
それで6.99$。まぁまぁな値段です。
今までの経験から、こういう時は麺は地雷でライスが正解です。
ただ、今回はネタの意味も込めて麺にしました。
量を増やすために、更にベイクトポテト(1.5$)を加えて、税金を足したら9.5$になっちゃいました…
料理はこれですが、まさに予想どおりでした!! ボソボソしてて生煮えっぽい麺。
棒の乾麺を煮込み足りないときの感じですが、海外の中華料理の麺でよくある味です。
そしてぬるいスープ。猫舌の私でも…というような熱さ。そしてイノシン酸だけで旨みのない甘いスープ。
味のついてない冷凍のミックスベジタブル。
私も海外経験が豊富になって、予想が当たるようになりました!
世界でラーメンを食べるのが趣味の私としては、シアトルでラーメンを食べ損ねたので一回くらいは
麺を食べておこうと思って敢えて地雷を踏みました。
欧米の食事ばっかりしてると具合が悪くなりますから、野菜も取れてよかったと思います!
●ワシントン到着
行きのワシントンはダレス国際空港着便でした。
ダレスは街中から結構離れてるので不便ですが、今回に限ってはありがたいです。
というのも。今回のアメリカで一番見たいものを見るのに、ダレスは便利なのです。
飛行機はほぼ定刻にダレスにつき、そこからダレスの移動ラウンジ(要は移動用電車)に乗り換えてターミナルへ。
そこから足早に「カーブ2E」を目指しました。
今回の目的地はダレス空港から車で5分くらいなのですが、バスの便が1時間に一本くらいしかありません。
ダレス到着が11:40分、バスが12:00なんで初めての空港ですが急いでいきます。これを逃すと次は12:45ですから…
幸いに道に全く迷わず、スッとバス停に到着。
出発5分前でした。ところが、バス停には乗ろうとしているバスの時刻表が書いてあり、それがネットで調べたのと違う…(汗)
変わったのかなと思って待っていると、それらしいバンが空港バスの後ろに停まってます。
なんか予感がして尋ねてみると、どうやら目的のバスの様です…。
しかも、ネットで調べた時刻通りの12:00に出発。
あの張り紙はなんだったのか、危うくだまされるところでした。
Virginia regional Transitというこの小型バスは空港近辺のショッピングセンターなどを結んでるんですが、
今回の目的地も最後のおまけで寄ってくれます。
時間にして5分くらいなのですが、アメリカの車で五分ですから、絶対に歩けない距離でした。これで0.5はすごいお得です。
●スティーブン・F・ウドゥバー・ヘイジー・センター
今日のお目当てというか、今回の訪米の最大の見どころはこのスティーブン・F・ウドゥバー・ヘイジー・センター
これは大金を寄付してくれた人に因んで名前が変わったそうですが、スミソンニアン航空宇宙博物館別館というほうが
わかりやすいかもしれません。シアトルでも行った系の博物館です。
イギリスで行ったRAFのような、巨大な体育館っぽいドームの中に所狭しと飛行機が並びます。
ライト兄弟の「Military Flyier」。この飛行機の事故で、人類史上初の飛行機事故による死者が出たそうです
シアトルにもいたブラックホーク。何度もいると、感動が薄れてきますね。これは子機なしバージョン。
巨大なのに二人乗りで、大きな機体のほぼすべてが燃料タンクだとか…
ブラックホークの真正面から
マッハ3で巡航するには、機体が燃料だらけで重くて離陸に向かず、
空中給油が不可欠という特殊な機体です
その代り、敵国の上空をマッハ3で巡航しますから、敵がわかっていても追い付けない、
ミサイルでも迎撃できないという無敵の偵察機でした
F100スーパーセイバー。セイバーにスーパーがあったとは初めて知りました。
世界初の超音速戦闘機でセイバーの後継機ですが、
戦闘機としてはイマイチで戦闘爆撃機として活用されました
F-105 Thunderchief マッハ2を誇る戦闘爆撃機ながら、ミグ21にはかないませんでした…。
後にF4ファントムにとってかわられます
シアトルでは外にあったF14トムキャット。1973年から2006年まで、イラン以外では
米軍にしか供給しなかった究極戦闘機です。
かっこいいですよね! エリア88ごっこがしたくなります
マクロスのバルキリーのモデルです
無敵の長距離ミサイルAIM54フェニックス!!
F14はドッグファイト用戦闘機ではなく、長距離からの迎撃で真価を発揮します
上からパシャリ。羽が開いたほうがかっこいいかな。でも可変翼を上から見れるのは嬉しいです
日本で「護衛艦いずも」に導入予定のF35-B。いずもは空母ではなく、あくまでも護衛艦です!!!
掲載できる性能があっても、その予定がないことは自衛隊が公言しています!!!
「いずも」ではなく「おき」で命名してほしかったです
丸くて不格好なA6イントルーダー。
34年にわたって現役を張った、ベトナム戦争~冷戦を支えた功労者です
ベトナム戦争の頃まで時期が戻って、F86Fのほうのセイバー。
ドイツの後退翼技術を流用して完成された米軍最初のジェット戦闘機。
これがなければ、Mig15に歯が立たなくて韓国は亡くなっていたでしょう
セイバーが朝鮮戦争なら、F4ファントムはベトナム戦争とそれ以降を支えた素晴らしい機体
この機体は汎用性も素晴らしいですよね。
西側で唯一5000機以上生産された超音速戦闘機ですから、経済性も兼備です。
この尾翼やでかすぎる機体など、かっこ悪いのが特徴ですが…。
でもパイパワーで不細工というのはアメリカの機体の伝統でしたから
(F6とかサンダーボルトとか…)
セイバーのライバル、ミグ15。ミクではありません
ソ連はミグ15,17,21、戦車のT34など、バリエーションは乏しくともCPに優れてるのを良く開発してました。
そうでないとアメリカには対抗できませんものね…
F4ファントムのライバルミグ21.こっちのほうが小さく、値段も安い優れもの
ドッグファイトも強く、航続距離の短さ以外は素晴らしい機体です
かっこよくないですが…
ここのコンコルドはエアーフランスバージョンです
1969年に開発され、全部で20機しか作られなかった超音速旅客機です
マッハ2で巡航しました
ノースロップのN1-M。1940年の生産ですから、時代の超先端を行ってた全翼機です。
後にこれがB2につながっていくんですね
ここにもスペースシャトルがあります。
五機のうちの三番目Discoveryです
39回も宇宙に行って、ちゃんと生還した偉い機体です。
野口聡一さんがのってた機体ですね
記憶に残っているアポロの地球突入カプセル 、色は白じゃないと…
火星探査車Mars rover
日本の独自ロケットのモデルも展示されています。我国は世界9宇宙大国ですから!
二次大戦モノでは、メッサーシュミットBf109と並んで定番のフォッケウルフF190。メッサーよりタフでした
メッサーシュミットM163コメット の実物!
ここは二次大戦のジェット機が充実してます。
純粋なロケット飛行に世界に先駆けて成功した偉大な機体。
ただ、航続距離が極端に短く、燃料が漏れるとパイロットが解けるという恐怖の機体なので
戦局には影響できませんでした
英軍でスピットファイヤとともに定番のホーカーハリケーン
スピットよりカッコいいです
日本軍からは、夜間迎撃機として名高い「月光」
B29を結構落とした優秀な機体です
以前に長文を書いたこともある「桜花」
「馬鹿」と呼ばれたロケット機です
ザ・コクピットの『音速雷撃隊』は名作でした
桜の花のように散って戻らないので「桜花」なんだとか。
桜花賞の時期になると、毎年この機体を思い出します。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=772927776&owner_id=3599303
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=776768412&owner_id=3599303
『紫電改の鷹』の「紫電改」
ゼロ戦が偉大すぎましたが、これがもう少し早く量産されていれば…。
その名前は機動戦士ガンダムの主要キャラクターに受け継がれていきます
米軍の夜間迎撃機、ブッラクウィドウ
ザコクピットのブラックウィドウの回は不気味でしたね
P47サンダーボルト
P51と並ぶ大戦後期の名戦闘機ですが、武骨でかっこ悪いです…
大好きな逆ガル機F4Fコルセア
強すぎるエンジンを持つアメリカ機の特徴を持った機体
これぞ米軍機というF6Fヘルキャット
米海軍の主力艦上戦闘機にして高性能な機体
続いて前回もシアトルで見たディズニーデザインのキティ―ホーク
当初は弱くてメザシと言われていた機体です。
適材適所、正しい運用の大切さを教えてくれる機体です
一撃離脱戦法に転換すると、一躍強すぎちゃって困るP38に変身
米軍のエースNo1,2はこの機体を操ってました
最後が、今回の最大の目当てのB29
迷彩の必要ない、この開き直ったボディーカラーが憎たらしいです
コクピットは見た目も気持ち悪いですし、乗ってるほうも怖いと思うんですが…
天候観察用レーダーがお腹にはついてます
パイロットの母親から名付けたとされる「エノラ・ゲイ」号です
この機体は、スミソニアン博物館本館展示で物議を醸したものです
日本人として、必ず記憶にとどめないといけない機体です
アナグラムだと、ユダヤ言葉で「天皇を殺せ」という意味だとか
アメリカ人や多くの人の命を救ったといわれる「Little Boy」を落とした実機です
ここにLittle Boyが収納されてたんでしょうか
ちなみに長崎に原爆(ファットマン)を落としたBockscareは、
遠くオハイオ州の米軍基地の国立アメリカ空軍博物館にあるそうです
幼稚園や小学校、ボーイスカウトなど多くの子供が教育の一環としてここを訪れます。
彼ら彼女らには、エノラゲイが多くのアメリカ人の命を救った英雄として刻まれることでしょう
立場が違えば正義も異なるので、これは遺憾ともしがたいです。
ですがそれぞれの正義を相対化し、尊重し合える大人の、国際社会を担える教育を日本はして
いかねばなりませんね。自国の歴史観を押し付けるのではなく。
こうした展示を見終え、また50cのバスで空港に戻りました。
同じバス停ではダウンタウンに向かう50Aの路線バスがいましたので、それで街中へ。
料金は以前の倍近い6$にまで高騰してました…。
地下鉄駅のRoslynで下車し、その近くのモニュメントを見入ったのですが、
細かな地図を持ってなかったので道に迷いました(泣)
炎天下に一時間以上歩き回ったんですが見つけられずに断念。
やはりウォーキングマップは必須ですね
その際、野良リスに遭遇! 可愛かったです
●Taft Bridge Inn
Roslyn駅から地下鉄で宿へ向かいます。最近のアメリカはどこでもそうみたいですが、
旅行者のように地下鉄をたまに使うユーザーの料金が通常より30%くらい高いです
ワシントンでも、5$だして返金されないSMARTRIPカードを買わないと、
一回当たり1$高い切符を買わねばです。なんか納得いきませんね
オレンジラインをMetro Centerで乗り換え、Woodley Park駅に到着
このあたりはワシントンのNW地区で、緑が多く由緒正しい家が多いようです
今回のワシントンでの宿は、このB&BのTaft Bridge Innです
看板が出ておらず、最初は迷いました(汗)
ここは歴史ある古い家をB&Bにしてますが、
日系人が経営してるからか清潔に保たれてます
部屋は一番安いのにしたのでシャワートイレ共用部屋です
ワシントンはホテルが高く、平日は300&位しちゃうので、ここも100$超えです…
でも、女の子の好きそうな雰囲気の素敵な宿です。
共有部分にも、日本の色んなものが飾ってありました
バスルームも猫足式でした!
この日は、近所でステーキを食べようと思って調べてたのですが、
一時間歩き回って疲れてたこともあってそのまま寝てしまいました。
【かかった費用(四日目)】
朝食(Big Noodle)9、バス0.5×2、コインロッカー0.25、バス6、地下鉄3.5、ホテル110
小計12,975円 通算110,510円
http://blog.goo.ne.jp/kingstrail/e/04236276211e596ec89d3d1dcfc4ae77 (五日目へ)