【国内旅行】経県値の旅二日目 その1 高千穂一日観光1 天岩戸など
今回高千穂に来たのは、経県値や口蹄疫への間接的経済支援以外に、
自分の民族としてのアイデンティティー確認のためでもありました。
その意味で、今回の旅のテーマは「スピリチュアル」です。
(「霊」というスピリチュアルではなく、「魂」のスピリチュアル)
東北という、被征服地(すぐ近くに侵略拠点の「多賀城」が現前しますから)に
住んでいる(うちの家系は北陸出身ですが)自分としては、この問題というのはきちんと
把握していないといけないと思います。海外に行くと、日本人は民族的アイデンティティー
を何一つ知らなくて恥ずかしい思いをしますので。
日本では、某山梨の方に代表される労働組合や某第二次世界大戦へ国民を扇動した新聞
などが反対することもあって、義務教育で大和民族のアイデンティティーに関する教育
を殆どしません。(韓国などでは、かなりみっちりやるのに)
これを「軍国主義への復帰」などと言いがかりをつける人たちがいますが、
フィンランドに住んでた私としては「カレワラ」に込める彼らの想いからは軍国主義を
ちっとも感じません…かくいう私も日本で義務教育を受けてるので、記紀に代表される日本
神話について学校では習ってきませんでした。
恥ずかしながら、その知識を得たきっかけは「家畜人ヤプー」だったりしますし。
高天原がどこにあるにしても、天皇家の歴史、即ち今の大和民族が打ち立てた「日本」
という国の成り立ちとこの高千穂という土地は、大いに関係しますからね。
高千穂の観光エリアは狭いですが、バスの便が非常に少ないので自分で観光しよう
とするとけっこう不便です。
そこで、YHのお勧めでレンタサイクルを借りることにしました。
1H300円とけっこう高いですが、電動アシスト付きです!
この辺りは坂が多いので、普通の自転車じゃぁ無理ですね…
9時にレンタサイクルを借りて、先ずは北を目指します。
街中は、神話からみの様々なモニュメントがあります。
晴天で朝から糞暑い中を、8kmの道なりをひたすら自転車をこいで行きます。
田舎ののどかな風景ですが、ある時代以降の日本の原風景ですね。
(もののけ姫の基になってるモチーフ)
あと2kmのところまでやっときました。
そう、最初の目的地はアマテラスが隠れた天岩戸を祭る天岩戸神社です。
「めぞん一刻」に管理人さんをアマテラスに見立てたエピソードがありますが、
今の時代の大学生はあの意味がわかるんでしょうかね…
ようやく岩戸に到着。
ここを直進すると西本宮、右に行くと東本宮です。
天岩戸はこんな感じになっていて、川の東岸に天岩戸があり、アマテラスを祭ってます。
ただ、天岩戸は東からは見えません(西からもよく見えないのですが…)
この川の両岸が神社です。
今回は、先ず東本宮からお参り。
土産物屋も無く、ひっそりとしてます。
入ると、センサー付きのウズメの人形が踊りだす仕掛けになってます。
奥に行くとアマテラスを祭る御社が。
本殿に、家内安全と五穀豊穣をお祈りします。
続いて、西本宮に。
土産物屋などはこっちに集まってるようです。
鳥居をくぐる前にはアマテラスの像が。
なんか偶像化するとありがたみが失せる気がするのですが…
入って左手の社務所でお札を購入。
普段は絶対に買わないのですが、今回は宮崎にお金を落とすのも目的ですからね。
ここで岩戸への案内の申し込み方法を尋ねました。
すると、5-6分おきに神職さんが案内してくれるそうで、
向かいの休息所で待っててくれということでしたのでここで待機
程なく神主さんが来て本殿に向かいます。
こんな感じで案内してくれます。
敷地内には、ウズメが持って踊ったという樹があります。
本殿はこんな感じで、この背後に御神体の天岩戸があります。
天皇家と密接に関係する神社ですから、菊の御紋ですね。
本殿裏に行く前に、ここで軽くお祓い。
神職さんがカギを開けて中に入れてくれます。
この中は聖域なので、写真撮影禁止。
外から写すとこんな感じで、この先、川越しに天岩戸があります。
でも私には森や樹が茂ってて、よく見えませんでした…
なんでも深さ9m×横幅18mの洞窟だったそうですが、最近は崩れて穴のようになってるそうです。
明治時代の本殿は、今では天安河原遙拝所になってるそうです。
続いて、アマテラス問題を八百万の神々で合議した場という天安河原を見にいきます。
川沿いの遊歩道を歩くか、一度外に出て売店の先を進んでいくと、河原に降りる入口があります。
うっそうとした森の中を河原に降りて行きます。
河原に到着。
河原には願い事を込めた石が積んでありました。
私も、家内安全を祈って家族の数だけ石を積んできました。
この大きな洞窟が、神々の合議の場だったという洞窟です。
中には、八百万の神々が祭られてました。
なのでここでお願いすれば、全ての神々にまいったことになるとか(汗)
洞窟の中から外を見るとこんな感じです。
●石神神社
これで天岩戸は見終わったので高千穂の中心部に戻るのですが、
せっかくレンタサイクルなので寄り道することにしました。
牛馬を祭る石神神社というのがあるそうなので、
口蹄疫の終結とうちの馬君の成仏と安全、活躍をお祈りにし行くことにしました。
のどかな道を自転車で進むと、馬君にも関連しそうな地名が色々ありました。
これも日本の原風景っぽい綺麗な景色ですね。
こういう景色(里山)を原風景と感じる点こそ、私も侵略民族の末裔の証なのですが。
30分くらい上りや下りをこいでようやく石神神社に到着。
ここは神様だけでなく、牛君もご神体として祭ったとか。
日本の神道など、アミニズム系は自然の色々なものを拝みますからね。
キリスト教やイスラム教に洗脳される前の、古来の宗教の基本です。
非常に小さな神社でしたが、口蹄疫とうちの馬君についてのお祈りをしてきました。
お札とかを買いたかったのですが、社務所や家屋も全て封鎖されており、普段は人がいない神社のようでした。
その後、道を間違えたせいでえらい苦労しながらようやく高千穂の街中に帰還。
ちょっと時間が余ったので高千穂駅の跡地に行ってみました。
高千穂自体の鉄橋は残ってるんですが、ここに来るまでの鉄橋が何個か流されてるそうですね…
駅舎自体はまだ残っててイベントなどに使ってるようです。
これで自転車はレンタサイクル屋さんに返却。
道に迷ったせいで3時間になり、900円もかかってしまいました…
その後は「初栄」にて昼食となりました。
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