『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2024-4-28分)

2024-05-03 09:37:23 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第8話「ユカの苦悩 二号ロボ起動計画」は、このサブタイトル通り、ユカ隊員にしっかりと焦点が当てられている内容になっていました。

前話の「天才の証明」で、他世界でウルトラマンと怪獣の戦いをサポートしていた若き天才らの活躍を目の当たりにした事で、自信が揺らいでしまったユカ隊員。そんな彼女のメンタルを復活させるべく、マウンテンガリバーが見せたのは、ユカ隊員がウィンダムを起動させる際に四苦八苦し、とんでもないアイディアに到って、ついに起動に成功した時のくだり。

現場の苦労を何ら汲んでくれない上層部の勝手な指示によって、パーツの規格が不均一になったために、充電にえげつない時間がかかってしまうデメリットを負ったウィンダム。セブンガーだけでは、のっぴきならない事態になっている以上、ウィンダムを一早く、現場に投入しなきゃならないのに、それも儘ならない。

イライラが募り、いよいよ、自分のやりたい事を諦めそうになってしまったユカ隊員に、長く生きている分、彼女よりも世間の荒波に揉まれて来た事で、現場人として強くなっているバコさんは叱咤激励してくれる。世の中、どうにもならない事はある、そんな中でも、自分が出来る事を全力でやって、そこにあるものを有効活用するのがコツだ、とアドバイスを受けたユカ隊員は、電気を蓄える特性を有したネロンガの角を利用する事で、ウィンダムの充電に成功する。

確かに、他の世界には天才がいる。けど、諦めず、結果を出してきているユカ隊員もまた、立派な天才だ。人は人、自分は自分で、自分の全力を発揮すればいいのだ。

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ9「届け屋たちのハンドル」、こりゃ、もう、泣けますわ。完全に、ファンを泣かせに来てます。

無理に無理を重ね、マッドレックスを撤退まで追い込むも、自身だって、大怪我を負ってしまった大也。どうして、彼が、そこまで無理をするのか、大也が話していない事もあって、理解が追いつかない未来たち。不信感が募り、これまで紡いできたブンブンジャーとしての絆が揺らぎかけた時、端を発したのが、ブンブンだった。

彼はかつて、BBGのレーサーとして活躍していたが、とある事故によって、夢に向かって走れなくなってしまった。夢を掴めなくなった絶望感でヤケッパチになったブンブンが落下してきたのが地球であり、そこで出逢ったのが、大也だった。やるせなさや自己嫌悪、世話をかけてしまった申し訳なさから、心のガードが緩んでいたのか、ブンブンは初対面の大也に、自分の事情とBBGについて語る。何よりも爆上がる事を優先する大也が、それを聞いて、熱くならないはずがない。大也はブンブンとタッグを組んで、BBGで優勝する事を「夢」に決め、その実現のために全力を傾けてきた。

誰かの夢を叶えるために、本気で生きる大也の本質を知った事で、彼に対する信頼がブレてしまっていた未来たち。しかし、それを聞いた事で、彼女たちの中で、ブンブンの夢を叶えるために生きる大也を支えたい気持ちが、グワッと増した。影響を受けたのは、未来たちだけじゃなく、劣勢なのを承知でマッドレックスと戦うブンピンクたちの元に満身創痍の大也を届けたのは、調さんだった。彼女も何だかんだで、結構、熱いモンを秘めている才女だな。

自分は独りじゃない、と実感した大也は、全員でマッドレックスで勝つ為に戦う。決して、敗北を認めないマッドレックスは再び、巨大化するも、結束感が強まったブンブンジャーたちは、ブンブンジャーロボ ナイトで応戦。ポリス、ビルダー、パンチャーといずれもカッコイイけど、個人的には、このナイトがデザイン的に、一番、好きですわ。ナイトの剣に散ったマッドレックス。何だかんだで、良い感じを出している敵キャラなので、このまま、リタイアってのはもったいない気も。いずれにしろ、ブンブンジャーの絆は、ピンチを乗り越えて強くなったので、これからの戦いが、ますます、爆上がりになりそうで楽しみだ。

 

仮面ライダーガッチャード

第33話「伝説”レジェンド”ライダー? 100年早いな!」は、もう、ただただ、凄かったですねぇ。前回もカオスでしたけど、今回は、それに輪を何重もかけてました。だが、その突き抜けている感こそ、仮面ライダーであり、特撮!!

宝太郎が仮面ライダーガッチャードとして戦っている世界に、ハンドレッドの魔手が迫っている、とバトラーが警告に来た。そのバトラーが加治木と酷似している事に困惑しながらも、世界に危機が迫っている以上は戦うしかない、と腹を括った矢先にハンドレッドの幹部である、サイゲツ、ミメイ、タソガレが大量のカッシーンを伴って、攻めてきます。サイゲツはダークキバ、ミメイはグレア、タソガレはエターナルと言った、ダークライダーに変身する。

グレアと戦うのは、仮面ライダーマジェードと仮面ライダーヴァルバラド。仮面ライダーガッチャードは、ダークキバ、エターナルの二人を相手にして奮戦する。カッシーンには、蓮華、錆丸、ミナト先生が立ち向かって、一般人を守る。そんな中、ラケシスも参戦。鏡花さんにヴァルバラッシャーを作って貰っていたラケシス。ホムンクルスゆえに、見た目以上のパワーがあるから、重量級の武器であるヴァルバラッシャーを何の問題も無く使えるんだろうなぁ、とは思ってたけど、まさか、ヴァルバラドに鉄鋼できるとは思わなんだ。鏡花さん、レプリケミーカードでもヴァルバラドになれるよう、改造を施したのか・・・マヂに天才じゃん、この人。

グレアの洗脳攻撃を受け、仮面ライダーマジェードが傀儡化された事で、ややピンチに陥ってしまう仮面ライダーヴァルバラド。そこへ飛び込んできたのは、冥黒王ギギストによって強化されたクロト。凄まじいパワーによって、見境なく暴れまわったクロトーレビスに、マジェードは変身解除に追い込まれ、洗脳も解ける。そこを、Wヴァルバラドが突き、グレアを倒す。依然として暴れまわるクロトーレビスだが、ラケシスに対しては、攻撃を止め、理性を微妙に取り戻したか。やっぱり、個人的には見たいんだよなぁ、クロトーとラケシスの、仮面ライダー側に立っての共闘。一方で、這う這うの体で戦場から逃げたミメイの前に立ちはだかったのが、仮面ライダーゼイン。例え、ミメイがダメージを負っていない状態であっても、ゼイン相手じゃ、善戦すら敵わなかっただろうな。瞬殺されちまったミメイ、不憫だわぁ。

1v2の不利的な状況であっても、決して、闘志の炎が消えぬガッチャード。少女を守り、民衆から応援を受ける事で、更にガッツが増すってのは、もう、仮面ライダー感が全開。もう、これ、映画のノリじゃん。プラチナガッチャードとエターナルの必殺キックのぶちかまし合いは、実に熱かった。タソガレが消滅しても、なお、余裕を崩さぬサイゲツは、待機させていたダイマジーンを、この場に投入しようとする。しかしっ、それを阻んだのが、この世で最もゴージャスな男たる鳳桜・カグヤ・クォーツ! 平成ライダー1期の連続変身だけでも、メッチャ最高だったのに、終盤で、レジェンドリーレジェンドにパワーアップって!! めっちゃ、ブチ上がるわぁ。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする