ウルトラマンニュージェネレーションスターズ
第13話「ウルトラマンゼロ THE MOVIE~燃えるマグマ~」は、前回に続き、『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』を振り返る内容でしたね。
因縁の相手であるベリアルに見た目も、性格もそっくりなベリアロクに、自分が経験してきた戦いを語る、その状況のシュールさを、まだ受け入れていないのか、ゼロは、どこまで話したのか、失念していました。それに対し、呆れながらも、懇切丁寧にあらすじを説明してくれたベリアロク、何気に親切。
今回は、ゼロの仲間でもあるグレンファイヤーが登場してます。ゼロがダークロプスにそっくりであったのも災いし、グレンファイヤーと、いきなり、戦闘に突入してしまうのは、お約束ですね。実際、グレンファイヤーも弱い訳ではありません。ただ、ゼロが強すぎるんでしょう。本ウルトラマンの基本スペックが高い上に、レオやアストラと言った、宇宙拳法の達人たちにシゴかれていたんですから、そりゃ、いくら、グレンファイヤーが喧嘩上手だからって、力任せでしかない攻撃は、ゼロに通じません。
そんなグレンファイヤーと戦いながらも、いざ、敵の大群が出現するや、共闘を選択できる点に、ゼロの成長を感じました。ゼロが自分に負けないくらい熱い奴で、ベリアルに勝てる可能性を持っている、と直感したグレンファイヤーが、彼や仲間を、この窮地から逃がすべく、自爆技を使う展開も、これまた、グッと来るものでした。
グレンファイヤーに想いを託され、また、ナオ達を守る決意を改めたゼロ。しかし、彼のブレスレットの光は一つ、消えてしまっている。それを、光の国で悟ったセブンが、心配そうにしながらも、私の息子ならば大丈夫だ、と揺らがない所は、やっぱり、昭和ウルトラマンはメンタルが強い、と感じられましたね。
ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー
第14話「神聖従者と、テガソード伝説!」は、前回の引きを上手く受け取った上で、改めて、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』は面白いわぁ、と感じさせる内容になっていました。
ゴジュウジャーは五人全員、クセがめっちゃ強い訳ですが、今回、メインを張った竜儀が頭一つ分、抜け出した感じがありますね。竜儀のキャラクターを一言で言うと、狂信者、でしょう。他人様に迷惑をかけたりするタイプではないにしろ、自分が「正しい」と信じたモノを信じ抜く、その貫き方は狂信者にして、強心者のそれです。
自分を暴神家の後継者としか見てくれない親からの圧に苦しんでいた、幼い竜儀を救ってくれたのが、テガソード伝説。だからこそ、竜儀は自分の人生に光を与えてくれ、進むべき道を示してくれ、ついでに言えば、仲間を作るキッカケもくれたテガソードに対し、本気の敬神の念を向けています。一方で、そんな竜儀の優しさに救われたからこそ、竜儀を悪しきモノから守りたい、その願いが歪み、暴走してしまった召子さん。願いそのものに罪はないにしろ、自分の願望をコントロールできる心の強さが無いと、人は途端に、傍迷惑な存在になってしまうのだな。
召子さんの気持ちは嬉しいが、それでも、自分は暴神家に戻る気は微塵も無い。だからこそ、竜儀は暴走した召子さんの力を真っ向から受け止めた上で、上回ってみせました。ようやく、目を覚ました召子さんと共に、竜儀はテガソードイエローに騎乗し、巨大化したシャイニングナイフ&スイートケークに立ち向かいます。相手のデカさに苦戦を強いられはしますが、誰よりも、テガソードの力を信じている竜儀。その純粋な信仰心に、テガソードが応えてくれた事で、竜儀のテンションは大爆発。いつも以上に気合の入ったテガソード様・礼賛竜撃で、見事に勝利を掴みました。あえて言うなら、必殺技を決める瞬間に、「チェストー」の掛け声を入れてほしかったですねw
召子さんと仲直りが出来たのは実に喜ばしいが、今回の一件で、ますます、竜儀のテガソード様LOVEは増しちゃった様子。吠たちがドン引きするのも気にせず、テガソードを奉り、飾り立て、祈りを捧げる様は、マヂに狂信者。しかし、その信仰心は一切、偽りなく、なおかつ、どこまでも澄んでしまっている。そうなると、テガソードも文句は言い辛く、諦めの境地で、過度なデコを受け入れるしかないわな。信仰心を向ける相手に気を遣わせる信者、ほんと、メンタルが強い。
仮面ライダーガヴ
第36話「逆転!覚醒!マスターガヴ」は、ただただ、仮面ライダーガヴ マスターモードの強カッコ良さが光りまくっていました。
動きは鈍重になってしまうにしろ、その分、相手の攻撃をほぼ無効化できる体表と、当たれば確実に倒せる一撃必殺パンチを誇るオーバーモード。そのオーバーモードですら、ランゴ兄さんには通じなかった。マヂに、ランゴ兄さんは、これまでの、兄弟のNo報連相や裏切りに振り回される、不遇な姿が嘘だったかのような強さを示してきました。
だからこそ、そのランゴ兄さんの圧倒的な強さを上回って、全員、守るってショウマの覚悟に応えてくれるように覚醒したマスターモードはグッと来ましたよね。オーバーモードとは対極に、超スピードタイプのマスターモード。ランゴ兄さんのオートガードを凌駕する速度を魅せるも、やはり、一撃の威力は落ちてしまっており、決め手には欠けていました。ここで、ショウマの戦闘センスが光ってくるんですよね。まさか、オーバーとマスターをスイッチングするとは!?
マスターモードでガードを突破したら、オーバーモードで攻撃を叩き込む。マスターモードによる目にも止まらぬ速さで攻撃を回避し、オーバーモードで攻撃を被弾しても構わずに距離を詰める。ランゴ兄さんからしたら、反則だろ、とツッコみたくなるような戦法。だけど、これが、人間とグラニュートの血が流れるショウマだからこその戦い方。しかも、マスターモードの攻撃力不足も、必殺技であるマスターブーストでは、しっかりとクリアしている様子。発生させたグミのポールを蹴って、相手に攻撃を叩き込み続ける事で、破壊エネルギーを蓄積させ、一気にキックで解放する。カッコ良すぎます!!
見事に、ランゴ兄さんを撃破し、大勢の人を守り切ったショウマ。とは言え、まだ、平和をしっかりと掴み取った訳じゃありません。恐らく、ランゴ兄さんは生きているでしょう。ガヴの必殺技をモロに喰らったので、重傷は負っているにしろ、さすがに、このまま退場って線はないでしょう。終盤で、強化態で戻ってくる感じはします。その間の展開、これがまた、面白くなりそうです。憎んでいるランゴ兄さんに、この世で最も許せない相手であるショウマを倒して貰おう、と画策し、情報を流したのに、予想が外れ、ランゴ兄さんが返り討ちに遭ってしまい、大きな精神的なショックを受ける羽目になったジープ。現時点で、詰んでいる感があるのに、ますます、窮地に。また、仮面ライダーへの変身能力を失ってしまったラキアは、これから、どうなるのか。ヴラスタムギアそれ自体は、デンテさんでも修理できるにしろ、ゴチゾウがなぁ・・・ここで、しれっと、大統領らから財産を横取りしたいニエルブが協力してきたりして?