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ヒットした短歌: 20件
さみたれのこころなぐれと薄紅葉赤樂燒の秘碗にして
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1901, 1977
春雨に吾ひとり居り黑樂の思偲ひつつ吾ひとり居り。
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1902, 1977
茶を好む歌人左千夫冬こもり樂燒を造り歌はつくらず
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1904, [1904]
世の中の愚が一人樂燒の茶碗を見ては淚こぼすも
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1906, [1906]
冬こもり火をなつかしみ樂燒の素燒の垸に今朝藥掛く
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1904, [1904]
空中が燒ける樂燒大きなる愚なる趣せあろじに似たり
島木赤彦 『馬鈴薯の花以前』, 1905, [1905]
今燒ける赤の樂燒しが垸に立て試みてひとり茶を飮む
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1904, [1904]
小さかしきやからをいなむ樂燒の碗のこころを誰と語らむ
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1906, [1906]
日の本のやまとの人の圓かなるこころゆなりし樂燒ぞこれ。
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1902, 1977
樂燒のらくの趣きビードロのガラスのごとき人知るらめや
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1902, 1977
黃金さす蒔繪の茶入樂燒のかくろきもひとたくひよろしも
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1902, 1977
土燒の樂燒作り物も言はずゑみてありけむ翁しおもほゆ。
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1902, 1977
左千夫吾牛飼なれど樂燒のひじり能牟許か碗もちほこる。
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1902, 1977
冬こもりあたたけき日は人に逢はず土弄そぶ樂燒道人
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1904, [1904]
ことわりのこちたき國にかつてなき物にしありけりこれの樂燒。
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1902, 1977
世を限り庵ならべむ樂燒をともしむ人のまたもあれやも。
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1902, 1977
樂燒や釜などこのみ牛飼ひて歌もよみたる民にしありけり
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1906, [1906]
樂燒のすゑものやかば弓矢取る左千夫の朝臣か面かたを取れ
正岡子規 『竹乃里歌拾遺』, 1902, [1902]
今の世に樂燒語るはめしひらを繪をもてまねくに稍似たるらし
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1906, [1906]
小路かし貴也嘉羅遠韋那無樂燒之毛悲のこころ於誰登加多らむ
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 0000, [0000]