検索ワード: ダリア or ダリヤ or 天竺牡丹
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石川啄木(1)
窪田空穂(1)
烏羽玉の天竺牡丹咲きにけり男手に取り涙を流す : 北原白秋 『桐の花』, 0000, 1913
紅の天竺牡丹ぢつと見て懐姙りたりと泣きてけらずや : 北原白秋 『桐の花』, 0000, 1913
身の上の一大事とはなりにけり紅きダリヤよ紅きダリヤよ : 北原白秋 『大正2年1月1日「朱欒」3巻1号』, 1913, [1913]
君と見て一期の別れする時もダリヤは紅しダリヤは紅し : 北原白秋 『大正元年9月1日「朱欒」2巻9号』, 1912, [1912]
園丁は黑き帽着つ一心にダリアの蟲に取り入りて居り : 若山牧水 『秋風の歌』, 0000, 1914
哀しければ君をこよなく打擲すあまりにダリヤ紅く恨めし : 北原白秋 『大正元年11月1日「朱欒」2巻11号』, 1912, [1912]
いたいたし秋のダリアの切株の黒き土より芽をふきにける : 前田夕暮 『歌稿』, 1910, [1910]
とほり雨朝のダリアの園に降り靑蛙などなきいでにけり : 若山牧水 『死か藝術か』, 1911-1912, 1912
ダリアよ灯消さば汝が色も濃きあぶらなし闇となるらむ : 若山牧水 『秋風の歌』, 0000, 1914
荒みたる心見つめて飮みて居ぬ紅きダリアも眼にうとましく : 若山牧水 『秋風の歌』, 0000, 1914
動かじな動けば心散るものを椅子よダリアよ動かずもあれ : 若山牧水 『秋風の歌』, 0000, 1914
放たれし女のごとく、/わが妻の振舞ふ日なり。/ダリヤを見入る。 : 石川啄木 『悲しき玩具』, 1909-1911, 1912
肺もいまあはき勞れに蒼むめりダリアの園の夏の朝の日 : 若山牧水 『死か藝術か』, 1911-1912, 1912
ただひとり最も隅の椅子に凭りダリアを前に寄せて飮めるも : 若山牧水 『秋風の歌』, 0000, 1914
秋の日のダリヤと云へる繼娘ヨハネの首をもとむる娘 : 与謝野晶子 『太陽と薔薇』, 0000, 1921
絶望といひ終焉といひ秋の日のダリアの如き言葉のかずかな : 若山牧水 『秋風の歌』, 0000, 1914
天地の哺育のままにあまえ咲くダリヤの花は幼なさびたり : 伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1910, [1910]
あはれなる獄卒どもが匍ひかがみ紅きダリヤの毛虫とる見ゆ : 北原白秋 『大正元年10月1日「朱欒」2巻10号』, 1912, [1912]
花瓶の白きダリヤは哀れなりいく人の子を産みて來にけん : 与謝野晶子 『さくら草』, 0000, 1915
あかつきをいまだともれる電燈の灯かげはうつる庭のダリヤに : 若山牧水 『山櫻の歌』,
冬近き朝咲きいでしひともとの白のダリヤを妻にきらせむ : 前田夕暮 『歌稿』, 1911, [1911]
烏羽玉の黒きダリヤの夜光るそれよりも昼はかなしかりけり : 北原白秋 『明治43年11月1日「スバル」2巻10号』, 1910, [1910]
みだれざしのダリヤの花にそそられしみだら心のはづかしさかな : 前田夕暮 『歌稿』, 1910, [1910]
かつてダリアを咲かした同じ地面に薯を植ゑ茄子を植ゑトマトを植ゑる : 前田夕暮 『烈風』, 1941, 1943
北原のダリアへの熱の入れよう。今はなき明星派がイキイキとしている