近代短歌データベースを検索するだけのブログ 

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検索ワード「 運動 と 体操 」

2022-10-29 21:55:23 | 検索するだけの人
検索ワード: 運動
ヒットした短歌: 17件
 

わが國の舞のリズムの床運動移りに移る美しき態
窪田空穂 『去年の雪』, 1965, 1967


球持ちて立ちは向へる男子らの運動服の眞白白妙
島木赤彦 『馬鈴薯の花以前』, 1901, [1901]


わが國が工夫せしとふ床運動體操と舞を融かし合ひたる
窪田空穂 『去年の雪』, 1965, 1967


臂力ある鈴木日々來て我を揉み無き運動を少しあらしむ
窪田空穂 『去年の雪』, 1965, 1967


狂人等晚夏のあかき外光のなかにうよめく運動場をおもふ
前田夕暮 『生くる日に』, 1913, 1914


検索ワード: 体操 or 體操
ヒットした短歌: 9件

 
ひたひたと土踏み鳴らし眞裸足に先生は敎ふその體操を
若山牧水 『山櫻の歌』, 1922, 1923


我がほかは日の白光にこだましてラヂオ体操の響くあるのみ
北原白秋 『黒檜』, 1937-1940, 1940


をとめ子の體操よろししかれともそのをとめ子をめとらまくは厭
正岡子規 『竹乃里歌拾遺』, 1900, [1900]


国民体操斉しく動く影ありて紀元二千六百年の裸童列竝む
北原白秋 『牡丹の木』, 1940-1942, 1943


追補 千勝三喜男『現代短歌分類集成』より


身は軽くよこ木を越えて宙に浮くこの一瞬やもの思ひなし
土岐善麿『空を仰ぐ』





検索ワード「 南天 」

2022-10-29 21:26:45 | 検索するだけの人
ヒットした短歌: 24件


霜ふかき花すてどころ目につきて南天の実は鈴の赤玉
北原白秋 『白南風』, 1926-1933, 1934


南天は紅つやつやし照る玉の一房が揺れてまたしづまりぬ
北原白秋 『渓流唱』, 0000, 1943


この真昼我楽しめり南天のほのけき花もふふみたらしも
北原白秋 『風隠集』, 1925, 1944


ほのぼのと南天の花咲きしかばひとつきの酒けさはいただく
北原白秋 『渓流唱』, 0000, 1943


やさし手に成りし小兎南天の愛らしひとみものは云はずや
萩原朔太郎 『短歌』, 1903, [1903]


硝子窓の外の面くれなゐの南天に雀動きて冬の日かげる
島木赤彦 『氷魚』, 1916, 1920


墓原の花すてどころ目につきて南天の実の数冴ゆるなり
北原白秋 『昭和2年2月1日「近代風景」2巻2号』, 1927, [1927]


昼ふかき日の照りながらほのぼのと南天の花はいまだふふめり
北原白秋 『風隠集』, 1923, 1944


槙垣にまじりて赤き南天の二えだ三えだ目にしまつりぬ
北原白秋 『夢殿』, 1927-1939, 1939


積藁に南天の実のかげ揺れて子ら騒ぎ出づる日の暮の晴
北原白秋 『風隠集』, 1923, 1944


霜の凍みいたもきびしき土のうへに南天の紅葉はらら散りたる
北原白秋 『白南風』, 1926-1933, 1934


南天は雨もみぞれも沁み入らぬ朱のこちたさを歎くみづから
与謝野晶子 『太陽と薔薇』, 0000, 1921  


田舍屋の南天垣の實を並めし赤けに目につくたそかれにして
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1905, [1905]

那智の山南天の箸手にしつつ眼にうかべ見る家びとの數
窪田空穂 『冬日ざし』, 1940, 1941


追補 千勝三喜男「現代短歌分類集成」より


二つ三つ咲きてはすぐる南天の白か花房まど近くあり
今井邦子『紫草』