検索ワード: 天飛
ヒットした短歌: 16件
久方の天飛ふ星の輝きを尾引き豐引きめぐり歸らね : 伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1908, [1908]
天飛ぶや につぽん還る。神無月 青雲晴るる南よりす : 釈迢空 『天地に宣る』, 1937-1942, 1942
祈らるれ天飛ぶ君がプロペラの幾千哩恙なかれと : 太田水穂 『双飛燕』, 1950, 1951
憧れつ新しきえぬわが胸のおぞきに似ぬや天飛ぶ雲よ : 窪田空穂 『まひる野』, 1899-1905, 1905
天飛ぶやねぐらに歸る伴烏見るに得堪へぬ思ぞ吾する : 伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1903, [1903]
天飛ぶや鶴見の空に吹きあがる歌の散華のきららかさ見ゆ : 太田水穂 『流鶯』, 1946, 1947
天飛ぶや鵄の尾といひ世の人のさばの尾ともいふ朱塗の琴 : 長塚節 『[長塚節全集]』, 1904, [1904]
皇御祖い行きしらししわたの原ふりさけ見つつ天飛ぶ君は : 北原白秋 『昭和17年1月1日「日本評論」17年新年号』, 1942, [1942]
十とせこそ下に泣きけれ天飛ぶや帰らぬ君を声あげて泣く : 与謝野鉄幹 『相聞』, 0000, 1910
汝が嘆き聽けば天飛ぶかりがねよわれも愁ひは泣きて棄つべし : 窪田空穂 『まひる野』, 1899-1905, 1905
山上憶良の和歌を踏襲しているのは、釈。それから與謝野。長塚は意外にユニーク。北原は口からでまかせ。