KINAKOーMOCHI

なんちゃない犬との暮らし。

ありがとう、ライラ

2017-02-26 | 日記





2月21日火曜日、らーちゃんが亡くなりました。




お散歩して、ごはん食べて、いつも通りの一日を終え、


気に入りのドッグベッドでまったりしてた20時過ぎ


突然呼吸がおかしくなって、すぐに病院へ。




そこで初めて患ってることに気付いた肝臓癌は破裂していて


お腹にたまった血を抜いて血管に戻す処置の最中


私とぶぅちゃんが傍らで見守る治療台で


21時過ぎ、息を引き取りました。




その処置がうまくいってたら


開腹して癌を切除して、それが肝細胞腫であったなら


他への転移のない腫瘍なので余後2、3年見込めたらしい。



あーだったら、こーだったらと仮定の話ばかりしてもしょうがないけど



もう10歳近いし色々出てくる年頃だよねと


今思えば現れていたいくつかの兆候を見過ごして


早期に発見してやることが出来なかったこと


後悔ばかりが残ります。



まさか、もう目を覚まさないらーちゃんを


連れて帰ることになるとは想像もしてなかった


あっという間の出来事。



病院に着いた頃から、既に意識が朦朧としていて


苦しい治療も分からなかったかもしれないというのが多少の救い。






8歳で我が家にやって来てから1年9か月


9年9か月の犬生でした。






一人っ子きなちゃんを溺愛してた私が


2頭目として迎えようと唯一心動いた、らーちゃん。



お里訪問した際、きなちゃんと色違いだけどそっくりで


衝動的に惹かれてしまった、


きなちゃんと1歳3か月違いの母犬らーちゃんは当時3歳。



売り物の子犬じゃなくて、繁殖犬を譲って( 売って )もらうなんて出来るのかは不明だけど


もうこれ以上身体に負担のかかるお産もさせたくなかったし


思い切って後日電話したら、断られた。



子犬迎えたご家庭には引退後譲ることが出来ますからと言われたけど


引退が何歳とは明言されず


おそらく高齢に近い年齢の子を迎えることは


犬歴まだ2年そこらの私に想像出来なかったので


優秀な繁殖犬のらーちゃん、きっと大事にされるはずと信じて一旦諦めた。



諦めたけど頭の隅っこにはあって、だから


きなちゃんに弟か妹どうですか的な話が好きじゃなかったし


うちが次に迎えるべきはパピーじゃないとも思っていた。




それから思い出したり出さなかったりで5年経ち


7歳でのお産を最後に、お仕事引退したらーちゃんを


楽しみというより、むしろ義務感とか使命感、


短い時間で終わるかもしれない覚悟の上迎え


おっかなびっくり始まった生活。



自分の名前を覚えるところから


ゆっくり、ちょっとずつ、


きなちゃんの真似っ子しながら


家庭犬としてのあれこれを身につけた。



最近でも出来ることは新たに増えてて発展途上。



すっかり馴染んで家族の一員になったけど


もっともっと心通わせて、どっぷり愛情に溺れさせたかった。



すべてがまだまだ途中、これから、という感じ。



やっとつかんだ穏やかな隠居生活


くたばってたまるか ! て、しがみついて欲しかった。





残されたのは、物分かりのいい犬と手のかからない猫。


暮らしの中のややこしいことのほとんどは


らーちゃん絡みだったと拍子抜け、喪失感に襲われる。



可愛い子犬産んで、迎える家族に幸せ運んで、ブリーダーが潤って、


お腹痛めたらーちゃんが幸せにならないのは割に合わないんだから


大事に、労わって、幸せにしなくちゃと


おこがましくも思ってたけど



振り返れば



らーちゃんとの暮らしは素晴らしくて


信じられない位楽しくて


健気で真っすぐな瞳に支えられてたのは私の方だ。



きなちゃんがいたから繋がったライラとの縁のはずが


そもそもライラへと繋ぐためのきなちゃんだったのか


分からない位、私にとって尊い存在になっていた。



らーちゃんの思うことはいまいちよく分からないけど


この1年9か月、私は最高に幸せだったよ。



最後に、らーちゃんと未熟な飼い主に関わって下さった方々


ブログを通して、らーちゃんを応援して下さった方々


感謝の気持ちでいっぱいです、ありがとうございました。


















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40 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2017-02-26 20:54:25
らーちゃん、優しいお顔で、ノンビリしていて、メイちゃんのお母さん代わりをしていて。
たくさんたくさん、癒されました。ありがとう。
でも、早すぎます…。
ご冥福をお祈りします。
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Unknown ()
2017-02-26 21:09:25
らーちゃん、虹の橋を渡ったのね。あちらにいるうちのゴルとは初めましてだけれど、会ったら仲良く遊んでください。
きなこさん、あなたの選択は素晴らしかった。私も次の犬(最後の犬)は、わが子を産んでくれた母犬が引退する時にと思っています。その背中を押してくださったのがきなこさんです。ありがとうございます。
らーちゃん。幸せな犬生で良かったですね。
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ありがとう (ももさんの母)
2017-02-26 22:52:57
ドキッとしました。
突然の出来事だったのですね。
らーちゃん お家に来て
娘と暮らせて 家族も出来てよかったよね。
これがしたかったんだよね。
ママさん、知らせてくれてありがとう。
らーちゃん ありがとう。
安らかに…
きなさん、寂しくなるけど
元気でいようね。
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Unknown (サーヤ)
2017-02-26 22:59:08
母から訃報を聞き突然のことに驚きました。
きなちゃんとはまたひと味違う性格のライラちゃん。ブログで見るライラちゃんは何となくティファちゃんに似ていてたくさん癒され、会ったことはなかったけどきなちゃん同様に特別に思ってました。悲しいとか言葉には表せない様な気持ちでいっぱいです。会ってみたかった。

どの様に声を掛けたらいいか分からずコメントしようか迷いました。でも、あの時に遠くから来てくれたこと、ティファを想ってくれたことに私たち家族は本当に救われました。
私ではなんの力にもなれませんが、少しでも支えになればいいなと思います。
きなちゃん家族が少しづつでも元気を取り戻してくれることを祈ってます。
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突然のことで 言葉もありません。 (頑張りん子)
2017-02-26 23:23:21
早過ぎます。
悲しいです。
食パン顔のらーちゃん、安らかに眠って下さい。
人生の最後に 暖かく優しい人たちに見守られて、
楽しい思い出を いっぱいもらって 良かったね。
今度は お空の上から みんなを見守ってあげてね。
らーちゃん お疲れ様でした。。。。


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御冥福お祈りします (Lilly)
2017-02-26 23:32:05
突然のラーちゃんの訃報にびっくりです。なんとコメントして良いか言葉が見つかりません。ラーちゃんの後半の犬生は絶対幸せだったと思います。たくさんの家庭に可愛いパピーを届けてくれたラーちゃんお疲れ様ゆっくり休んでね。
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Unknown (さくママ)
2017-02-27 00:36:10
突然の訃報に、とても驚きました。

お掛けする言葉が見つかりませんが、らーちゃんは沢山の愛情に包まれ、とても幸せな犬性だったと思います。

きなママさん、パパさんのお疲れがでませんように…

らーちゃんのご冥福を、心よりお祈りいたします。
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幸せなライラちゃん。 (はる)
2017-02-27 04:07:53
真夜中に目覚め、ふとあけたきなちゃんブログに驚きました。
普段こんなことあまりしないのに…。

喪失感…お気持ちものすごくわかります。
でも、ライちゃん、最後に過ごせた極上なご家庭。きなちゃん、めいちゃんとの生活。
最高に幸せだったはずです。

ご冥福を心よりお祈りしています。
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Unknown (こゆみ)
2017-02-27 08:47:23
突然の出来事過ぎて、びっくりしました。
らいちゃん、お悔やみ申し上げます。

どんなに大切に大切にしてきても、後悔してしまうものなんですね。
だけど、らいちゃんはとても幸せでしたよ!!お二人の子どもになれて。きなちゃんメイちゃんと暮らせて。ママの美味しいご飯に、お二人の側であたたかい愛情あふれる毎日を過ごせて。
少しずつ悲しみを、幸せな日々の思い出で上書きできますように。忘れ形見のきなちゃんを抱きしめて、少しずつ元気になって下さい。

ライちゃん、いつもニコニコな可愛いライちゃん。会いたかったな。お空でも楽しく過ごすんだよ。大好きよ❤️
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Unknown (shi-chan)
2017-02-27 09:29:01
ずっとブログを拝見させて頂いていて、
陰ながらライちゃんのことを応援していたので
一読者ですが突然のお別れが悲しいです。
でも、ママさん、パパさん、きなちゃんのお家に来て、
めいちゃんを迎えて、
ライちゃんが最後の1年9ヶ月、幸せいっぱいだったことはわかります。
ライちゃんのご冥福をお祈りします。
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