平成１４年頃から、菰川の悪臭に住民が困っていたが、奈良県河川課や奈良市下水道課に掛け合っても一向に解決の動きが見えず、解決策を探した所『EM(有用性生物群)』で河川環境を改善した情報を得て、EMについて勉強をはじめ、『地球環境共生ネットワーク』の後藤さんをしり、仲間を集めて菰川を美しくする会を結成して、毎月1回、勉強会を行うとともに『EM団子』『EMぼかし』づくりを行ない。奈良市河川課・下水道管理課が原材料の支援をして頂いたので、毎月2トンのEM活性液を投入してきました。
比嘉先生にも2度河川状況を見てもらうとともに奈良市の部長・課長との懇談会を開催して頂いたり指導を頂きました．その間、大阪、京都、四日市、福井県等々の会合に勉強にも参加をして継続してきました。
河川の状況も、３年目には、川面に浮き上がる汚物も無くなり、悪臭も消えました。しかし、菰川は、合流式下水道河川ということで、浄化槽や、生活雑俳水が流れる込む川なので、構造的に継続をしなければならない川です。奈良県河川課が、大和川全国ワーストワンという不名誉の称号を頂いたもので社会実験と称して『菰川増水実験』を実施してくれました。表面上水量が増えることによって水の透明度が増してきました。そして、今後の菰川の環境を守るために、佐保・佐保川・大宮・大安寺西連合自治会による『菰川環境美化協議会』が発足しました。
そこで、菰川を美しくする会の使命も終わったかなと思うので、今月で解散することになりました．
奈良市職員の方が毎月私達と一緒に活動して頂いたことを本当に感謝しています。また、毎月毎月団子づくりやボカシづくりに協力して下さったボランティアの皆さん本当にありがとうございました。皆さんのお陰で、行政も本気になってくれましたし、なんと言っても近隣住民が悪臭から解放をされました。
本当に応援して頂いた皆さん、『後藤和子』先生。そして最大の協力者妻『有子』に感謝して「菰川を美しくする会」を明日解散します。（活動の様子はフォトチャンネルで！！）
