ぼかぽかポカリ☆(仮)

インナー大会の論文を書くためのスペースです

2章         カケ

2009-08-06 23:52:38 | 日記
2-1 製品
 製品戦略ではいかにターゲットとする顧客のニーズを把握して、同一カテゴリー内の製品と差別化を図り、企業に利益をもたらす長期ブランドを創造するかである。ポカリスエットはいかにして今の地位を築いたのだろうか。

ポカリスエットは汗をかいた時の水分補給というコンセプトと汗をかく=スポーツ=スポーツドリンクという概念にとらわれず、スポーツを含むいつどんなシーンでも汗をかいた場合の水分補給できる健康飲料というもとで開発されている。開発段階で先行商品としてゲータレードという商品があったが、味が不味く市場には受け入れられていなかったが、この商品からヒントを得て、自社での技術なら開発は容易であることに気づく。そこから、徹底的な研究開発が進む。5つの特徴をもつ製品が完成する。
1 体液とほぼ同じのバランス→体内に吸収したさいに腹痛をおこしにくい 
2 高い吸収性→体液とほぼ同じなので体になじむのが早い
3 アルカリ性→血中のph濃度を一定に保つのによい
4 低カロリー→
5 結局社内でも評判の悪い味
味に関しては、改良を重ね発売を決定した。そして、1980年に発売が開始された。そこから、味を含む徹底的な機能性を売りにして、CMでのブランドイメージや営業マン達の巧みな流通戦略によって売り上げをのばす。

ポカリの製品戦略は他の製品にはない4つのメリットと味が製品の差別化となっていると思うが、プロモーションや流通戦略がしっかりしていたからこそ売れたのではないかと思うのと味が決め手になったのではないだろうか。

2-2 流通

2-3 価格
価格戦略はいかにその製品に見合った価値やその製品のイメージを確立させ、利益を出すためには重要な部分となる。
ポカリスエットは高級感をだすために、250ml缶の120円で発売した。しかし、後にコカコーラ社のアクエリアスの登場により、価格を下げることになる。アクエリアスは価格で差別化を図ってきた。それに対抗するために、当初の120円からアクエリアスと同じ100円まで下げた。

2-4 プロモーション
 プロモーション戦略では、その製品のブランドイメージ確立をするという事と製品を認知させる点で重要な戦略である。
発売当初は学生や各種スポーツイベントでの大量のサンプリングを行うことにより、認知度を高めていった。そして、CMでは価格と同じく高級感を出すことといつどんな場面でも飲めるということに留意してCMを制作した。発売当時では高級感=外人という概念があったのか、外人を起用した。そして、いつどんな場面でも飲めることを表現するためにスポーツの場面ではなく、寝室で外人が寝起きにまず最初に飲むというシーンである。
 そして、次の段階として今現在も続く、CMの中で若い女優を起用して、CM内容(ブランドイメージなど)と合う楽曲をあわせること機能性飲料水で特にスポーツのCMである。90年代に入りブランドイメージを変化させるために今までの外人起用をやめ、若手女優を起用することによって明確に若年層をメインターゲットとする戦略にかえた。若手女優と人気および注目されているアーティストを活用しており、CMでの内容もストーリー性があり、若年層が親近感をいだくようCMで他のCMよりも注目されるようなCM作りをしている。
(ここは推測です)しかし、ストーリー性のあるCMで若年層を狙っているが、他にも若年層を超えている年代なども狙っているのではないかと考える。ストーリー性のあるCMを見て自身の過去に照らし合わせ懐かしむ、もしくは、こんなこと実際にあったらいいなという願望のある人はCMに注目するのではないか。
 
次に機能性飲料水としてのCMではスポーツの場面が現在では多くみられる。発売当初は機能性飲料水でスポーツとして限定してこなかったが、やはりターゲットとしている若年層が汗をかくということでスポーツをして汗をかくというのがイメージしやすい。そして、CMでは有名スポーツ選手を起用するなどして高機能性を連想させるような注目されるCMづくりをした。

2-5 ブランド戦略
 ブランド戦略ではいかにその製品にたいして企業の思惑通りのイメージを確立させるかが重要となる。
ポカリスエットは昔から現在まで、徹底した機能性飲料水というブランドイメージを固辞していたので、ポカリスエットといったら水分補給に良いという企業の思惑どおりになっている。

2-6 その他
 これは推測で、もしかしたらプロモーションの部類かもしれないし、まったく関係のないことかもしれないです。

ポカリスエットは各年代においてキャッチコピーがある。
80~84年 アルカリ飲料水
84~86年 アイソトニックドリンク
86~92年 イオンサプライ
92~98年 リフレッシュメントウォーター
98~02年 ボディリクエスト
06年 リボディ
07年 アクション
08年 ファーストサプライ・キープロング
09年 キープユーベスト

時代背景にあった言葉をだして、CMとの相乗効果を狙っている。
2-7 SWOT分析

強み
 ブランドを確立していることや、使用する用途の幅広さではないか。
例 多くの部活での水分補給などに使用される。
  医者なども病気などの水分補給に薦める。(パブリシティに似た効果?)
  CMの注目度 若手女優の起用と有名なアーティストによるタイアップと機能性ということを一貫して伝えた。

弱み
 スポーツ飲料水としての視点からみると印象が薄く、スポーツ飲料水=アクエリアスの印象が強い。
例 有名な大会で協賛してない
  CMではポカリよりアクエリアスの方がスポーツ性の強いCMになっている。(2009年 現在)
  自身の経験談です。ポカリよりアクエリアスの方がカッコイイというイメージが小学生の頃あって、男子のなかではポカリよりアクエリの方が人気があったような思い出があります。学内でのスポーツ大会でもポカリとアクエリではアクエリが先になくなっていたし。地区ごとの子供会での行事でも同じような現象がありました。ここから考えられるのは当時のCMになにか影響を受けたのか、それともネーミングセンスなのか。

 
機会
 


脅威
機能性飲料水が乱立しているので、機能性飲料水というカテゴリー内での競争の激化。

すいません一番最後にアップしていると思いますが結局たいしたもの書けていません。あと調査不足とちょいちょい推論をかいてしまい申し訳ない。何かいい資料を探せるよう努力します。ほぼネットと広告論での資料からもってきました。あともっと時間が欲しいです。最近まで違う事に集中してもので…。

第2章 マーケティング活動      by久保

2009-08-06 01:33:53 | 日記
2-1 製品
1973年、大塚製薬は、汗をかいた時の水分補給を目的に「飲む点滴液」をコンセプトとし、ポカリスエットの製品開発を開始した。同社は輸液(点滴液)のトップメーカーであることから、電解質輸液の生産技術、口渇や脱水のメカニズムな研究などの豊富な蓄積があった。そのようなノウハウを生かし、「KN補液4B」という既存の輸液を原型として、これを「飲料としてお金を出して継続的に飲んでもらえるような味」、「発汗時におけるおいしい味に」を目標とし、7 年後の1980年にポカリスウェットの販売が開始された。ポカリスエットの製品戦略としての最大の特徴は導入に際して「スポーツドリンク」という狭いカテゴリーに押し込まないポジショニングをとっていたことである。前述の通りポカリスエットは「飲む点滴液」として開発されていたため、飲料としての本質的な価値を「発汗に伴う口渇や脱水を補うための水分と電解質補給」と据えていた。従って、先行商品としてアメリカで販売されていたゲータレードとは飲料の位置づけとは異なり、スポーツ後だけでなく、入浴後や飲酒後、起床時等、発汗に伴う口渇が生じるあらゆる生活場面で引用される飲料として位置づけたのである。このため、当時ポカリスエットに先駆けて市場参入していた既存のスポーツドリンクとは、飲料の形態や味、容器の形状や色、価格面において徹底した差別化を図った。

現在のポカリスウェットブランド製品
・ポカリスウェットエコボトル
・ポカリスウェットイオンウォーター
ポカリと同じイオン成分
ポカリより無色透明に近い
味薄い
常温でもおいしい
低カロリー
 ・ビーンスタークポカリスウェット
  乳児向けに濃度を薄めたもの
  果汁入り

2-3 価格
価格
 ポカリスウェットの価格は、発売当初は245ml缶で120円であり、当時のコカコーラが250ml缶で100円であったことを考えると高級志向の飲料であったことがうかがえる。しかし、ポカリスウェット発売の3年後の1983年、日本コカコーラ社はスポーツドリンクとして「アクエリアス」を250ml 缶100円という低価格で発売したことにより、万人受けするような価格に変更せざるを得なくなったため、ポカリスウェットは250ml缶100円へ値下げを行った。1987年にアクエリス350ml缶100円、1988年にはポカリスウェット350ml缶100円というように実質価格の変更が行われた。
現在、薬局や小売店などでは一般的にアクエリアスやDAKARAなどのスポーツドリンクは比較的安価で販売しているが、ポカリスウェットはほぼ定価で販売されている。

ポカリVS他社製品

マツキヨ新宿東口店
 168円
DAKARA 2.0Lペットボトル 198円
 248円

Amazon.co.jp
アクエリ2.0Lペットボトル×6 1,298円
ポカリ 2.0Lペットボトル×6 1,959円

2-4 プロモーション
 ポカリスエットは多くの人に支持されている水分補給飲料であるが、現在のプロモーション活動のターゲットはヘビーユーザー層の若年層である。ポカリスエットは本来、あらゆる年代層のあらゆる水分補給ニーズに対応するというのが、ブランドの基本的なスタンスであったため、長らくはユーザーを特定の層に絞り込むことをしなかった。しかし、競合ブランドの追い上げや、1980年代後半以降の無糖茶飲料やミネラルウォーターなどの台頭の中で、ターゲットを明確化していく必要が生じ、発汗量も多く、必然的に消費量も最大で、さらに競争上最もシェア争いがし烈な若年層に照準を合わせたプロモーション戦略転換が図られた。その結果、若年層を核としてユーザーが広がり、一時足踏み状態になった売り上げも再び増加傾向に転じるまで成長した。

 

2-7 SWOT分析
 強み
 日本国内における初めての水分補給飲料(スポーツドリンク)を成功させ、今なお多くの消費者から支持されていることを考えれば、ポカリスエットというブランドはとても強力なものであると言える。
 
弱み
 現在、日本国内ではアクエリアスと並び大きな売り上げを誇るポカリスエットだが、世界的にみると、FIFA公式飲料にもなっているアクエリアス、スポーツドリンクの老舗ブランドであるゲータレードにブランド、売り上げともに劣っている。
 
機会
 
 
脅威(Threats)
 ロングセラー化を果たしてきたポカリスエットの脅威は近年の市場環境にある。80年代半ば以降の、無糖茶飲料やミネラルウォーター、ビタミン系飲料に代表される、健康・ライト化志向の飲料の増加と、カテゴリーの多様化である。特に、ここ数年、ポカリスエットなどアイソトニック系飲料とは少し異なる、 H2Oやアミノバイタルのようなハイポトニック系飲料や、ビタミンウォーターなどのニアウォーター系飲料とよばれるカテゴリーが台頭してきた。そうしたなかで、ポカリスエットは相対的に甘い飲料であると感じられるようになり、本来は、健康・ライト化志向飲料のポジションを確立しているポカリスエットの地位が弱まってきていることが考えられる。






※電解質(ちょくちょく出てくるけどよく分らないかったので...)

水などの溶媒に溶かしたとき陽イオンと陰イオンに分解し、その溶液が電気を導く性質を持つ物質のこと。体内に存在するナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの物質がこれにあたる。電解質物質は細胞膜によって細胞の内と外に分けられるが、細胞内外の浸透圧に差のある仕組みを利用して、体液の調整を行うなど生体の恒常性を維持する役目を果たしている。


半分くらいしか書けてなくて、内容も薄々です。
すいません、早めにきちんとしたもの書きたいと思います