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遊星號による天体観察(2)

2020-05-09 09:18:23 | 写真
遊星號[1]を用いて、都内の明るい空でも観察可能な月や金星の天体観察を試みた[2-7]。
実際に満月を観察してみると、非常に明るく眩しいくらいで、特に月の明るい部分の観察は難しいことがわかった。
そこで、望遠鏡のサングラスに相当するムーンフィルタ[8-10]を接眼レンズ[11]に取り付けて観察したところ、眩しさが軽減され見やすくなった。

(1)ムーンフィルタの取り付け
ムーンフィルタを接眼レンズに取り付けることで、光が減光され眩しさを軽減できる。
ここでは、次のムーンフィルタを追加購入し、接眼レンズ(アイピース先端内側にネジが切ってある)に取り付けた。

・SOLOMARK 天体望遠鏡用アクセサリー フィルター ムーングラス Moon & Skyglow Filter(31.7mm)

(2)月の観察
肉眼での観察イメージとデジタルカメラの動画撮影のイメージが比較的近いので、ここでは、デジタルカメラの撮影結果(直焦点撮影[12])を記す。
※本来は、直焦点撮影法よりコリメート撮影法[12]のほうが、より肉眼のイメージに近いと思われるが、現時点では、コリメート撮影法ではうまく撮影できなかったため、ここでは直焦点撮影法の結果を記す。


2020-05-07 21:59 月(月齢:14.4、視半径:16.6')[13]、ムーンフィルタなし
OLYMPUS E-PM2、遊星號 800mm F16
Sモード、800mm、F16、自動露出、1920x1080、29.97fps


2020-05-08 20:44 月(月齢:15.4、視半径:16.4')[13]、ムーンフィルタあり
OLYMPUS E-PM2、遊星號 800mm F16
Sモード、800mm、F16、自動露出、1920x1080、29.97fps

(3)金星の観察

2020-05-07 18:35 金星(等級:-4.5、視半径:21.6")[13]、ムーンフィルタなし
OLYMPUS E-PM2、遊星號 800mm F16
Sモード、800mm x2(デジタルテレコン)、F16、自動露出、1920x1080、29.97fps


2020-05-08 18:34 金星(等級:-4.5、視半径:21.9")[13]、ムーンフィルタあり
OLYMPUS E-PM2、遊星號 800mm F16
Sモード、800mm x2(デジタルテレコン)、F16、自動露出、1920x1080、29.97fps

(4)まとめ
遊星號を用いて、都内の明るい空でも観察可能な月や金星の天体観察を試みた。
明るい天体観察時の眩しさを軽減するため、接眼レンズにムーフィルタを取り付けた。
その結果、満月を観察する際には依然として明るすぎるようにも感じるが、眩しさが大幅に軽減され見やすくなった。
今後は、さらに減光量の大きいムーンフィルタについても検討したい。

参考文献:
(1)アメリカン!遊星號(三脚台座1/4雌ネジ付)
(2)遊星號による天体観察-goo blog
(3)OLYMPUS E-PM2と遊星號を用いた直焦点撮影-goo blog
(4)OLYMPUS E-PM2と遊星號を用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(5)OLYMPUS E-PM2と遊星號を用いた直焦点撮影(3)-goo blog
(6)OLYMPUS E-PM2と遊星號を用いた直焦点撮影(4)-goo blog
(7)OLYMPUS E-PM2と遊星號を用いた直焦点撮影(5)-goo blog
(8)新製品:ムーンフィルターセット31.7mm発売 2019/06/26
(9)満月の夜が好きになる。期待以上。ムーンフィルター。2019/07/19
(10)ムーンフィルターセット31.7mm
(11)接眼レンズ-Wikipedia
(12)天体写真-Wikipedia
(13)今日のほしぞら-国立天文台暦計算室

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