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OLYMPUS E-PM2とコルキットスピカを用いた直焦点撮影

2020-02-20 00:42:57 | 写真
都内での星空撮影(月や惑星など)を目的に、安価かつ高評価の望遠鏡工作キット:コルキットスピカ[1-14]を、デジタルカメラ(OLYMPUS E-PM2)の単焦点望遠レンズとして用いる直焦点撮影[15]を試みた。

(1)コルキットスピカ直焦点撮影の課題
コルキットスピカは、肉眼で観察する望遠鏡を前提としており、工作キットそのままでは、デジタルカメラのレンズマウントに望遠レンズとして接続することができない。そこで、前記課題を解決するため、コルキットスピカの接眼部を改造することにした。

(2)コルキットスピカ接眼部の改造
コルキットスピカの接眼部(ドローチューブ)に、次の追加改造を行った。

・望遠鏡レンズ-Tマウントアダプタの追加[19]
(SVBONY 望遠鏡レンズアダプター Tマウントアダプター)
・Tマウント-マイクロフォーサーズ用の追加[19]
(Kenko Tマウント マイクロフォーサーズ用 II [直径55×40mm])

上記の市販品は追加購入し、接眼部に取り付けるための簡単な工作を追加した。
また、ここでは、工作キットに付属している接眼レンズは使用しない。

追加改造を行ったコルキットスピカを単焦点望遠レンズ(420mm, F10.5)として、デジタルカメラ(OLYMPUS E-PM2)にマウントし、微動雲台(ビクセン)、三脚に取り付けた状態の写真を次に示す。





(3)コルキットスピカ直焦点撮影の試験結果
ピント合わせ等の操作が容易な昼間に、コルキットスピカ直焦点撮影の試験を行った。
試験撮影は、デジタルカメラをSモード(シャッター速度優先)に設定し、カメラの液晶画面を見ながらコルキットスピカのドローチューブを慎重に前後に動かしてピントを合わせ、ぶれ防止のためタイマー2sでシャッターを切った。
試験結果は、次の通りである。コルキットスピカ直焦点撮影で、非常に良好な画像(望遠30倍)を撮影することができた。


OLYMPUS E-PM2, コルキットスピカ 420mm F10.5[1-2]
Sモード、ISO200, 420mm, F10.5, 1/160 sec, MF, AWB


OLYMPUS E-PM2, コルキットスピカ 420mm F10.5[1-2]
Sモード、ISO200, 420mm x2(デジタルテレコン), F10.5, 1/160 sec, MF, AWB

今後、このコルキットスピカを用いて月や惑星の撮影を試みたい。

参考文献:
(1)コルキットスピカ
(2)コルキットの楽しみ方
(3)入門者向け天体望遠鏡の定番!コルキットスピカを推す5つの理由
(4)コルキットスピカのピント合わせに苦戦してたら読んでください
(5)デコるキット、凝るきっと!
(6)デジタルカメラを用いた天体写真撮影
(7)コルキット スピカを改造
(8)コルキットスピカで撮る
(9)コルキットスピカで月を撮る
(10)コルキット スピカ 直焦点
(11)コルキット スピカ 直焦1
(12)コルキット スピカ 直焦2
(13)手作り望遠鏡コルキットスピカで見た月
(14)組立望遠鏡3種
(15)直焦点撮影の方法
(16)OLYMPUS E-PM2で木星を撮影-goo blog
(17)OLYMPUS E-PM2で月を撮影-goo blog
(18)OLYMPUS E-PM2で「すばる」を撮影-goo blog
(19)レンズマウント-Wikipedia
(20)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog

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