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MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(13)

2020-08-26 17:05:04 | 火星
天体望遠鏡:MAK127SP[1-4]にイメージセンサSV305[5-8]を取り付けて、火星[9]の直焦点撮影を試みた[19-30]。
撮影データのスタック処理、および、Wavelet処理に、Lynkeos[11]を用いた。
その結果を次に記す。

(1)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影概要
MAK127SPにイメージセンサSV305を取り付け、ポルタ経緯台に搭載し、火星の撮影を行った[20,26]。
SV305からの映像信号は、SharpCap3.2[10]を用い、WindowsノートPCに取り込んだ。
火星の望遠鏡の視野への導入は、付属のファインダ(レッド・ドット式)を用いてアライメントし、ノートPCの画面に火星が写ることを確認することで行った。
火星の撮影は、ノートPCの液晶画面を見ながらピントを合わせ、SharpCap3.2のキャプチャ機能を用いてaviファイルを取り込んだ。
撮影時間は、約20秒(約600フレーム)である。
取り込んだaviファイルは、FFmeg[12]を用いて、RGB24からMPEG-4へエンコードするとともに動画長を10sec(300フレーム)にトリミングした。
その後、Mac OS環境において、Lynkeos[11]を用いて、スタック処理、および、Wavelet処理を行った。
また、Lynkeosからの出力画像は、ImageMagick[14]を用いてトリミング処理した。

(2)火星の撮影結果

2020-08-21 00:45 火星(等級:-1.5、視半径:8.6")[13]
SV305, MAK127SP 1500mm F12
SV305, Gain 30, 露出 1.6ms, WB(B=223 G=100 R=135), 1920x1080, RGB24, 30fps


2020-08-25 00:09 火星(等級:-1.6、視半径:8.9")[13]
SV305, MAK127SP 1500mm F12
SV305, Gain 30, 露出 1.8ms, WB(B=223 G=100 R=135), 1920x1080, RGB24, 30fps


※LynkeosでのWavelet処理パラメータ例(共通)

・対物レンズ口径:127mm
・ドーズの分解能:0.91"[15]
・イメージセンサ分解能:0.80"相当[15]
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm[16])

(3)まとめ
MAK127SPにSV305を取り付け、火星の直焦点撮影を試みた。
撮影データのスタック処理、および、Wavelet処理にLynkeosを用いた。
その結果、火星の表面の模様[18,31-33]の変化を確認できた。

参考文献:
(1)Maksutov Cassegrains
(2)マクストフカセグレン式望遠鏡-Wikipedia
(3)Sky-Watcher-Wikipedia
(4)Sky-Watcher Global Website
(5)SV305デジアイピースの使用方法
(6)SVBONY SV305 取扱説明書
(7)Svbony SV305 Camera FAQ
(8)SVBONY
(9)火星-Wikipedia
(10)SharpCap
(11)Lynkeos
(12)FFmpeg
(13)今日のほしぞら
(14)ImageMagick
(15)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(16)IMX290NQV
(17)極冠-Wikipedia
(18)大シルチス-Wikipedia
(19)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影-goo blog
(20)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(21)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(3)-goo blog
(22)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(4)-goo blog
(23)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(5)-goo blog
(24)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(6)-goo blog
(25)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(7)-goo blog
(26)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(8)-goo blog
(27)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(9)-goo blog
(28)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(10)-goo blog
(29)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(11)-goo blog
(30)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(12)-goo blog
(31)火星最接近2020
(32)Mars-The Red Planet-NASA
(33)火星くるくる
(34)今季、火星の大シルチスとアリンの爪の観察・撮影できる日を調べました

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