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KIMUKAZU blog

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コルキットスピカとSV305を用いた直焦点撮影

2022-06-08 07:38:07 | 写真
(1)コルキットスピカとSV305を用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象
  月[17-18]
 ・機材
  望遠鏡:コルキットスピカ 420mm F11[1-2]
   ※接眼部の改造:SVBONY 望遠鏡レンズアダプター Tマウントアダプター
           SVBONY 望遠鏡マウントアダプター M42X0.75 1.25インチ接眼レンズアダプター
   ※アリガタ化:AstroStreet アリガタプレート 汎用スライドバー アリレール
  イメージセンサ:SVBONY SV305 CMOSイメージセンサ(SONY IMX290 1/2.8型 1920x1080 2.9μm)[5-8]
  架台:ポルタ経緯台
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[10] 撮影時間:約20秒(約500フレーム)、aviファイル
  スタック処理:AS!3(AutoStakkert!3)[11] 取り込みフレームの品質上位50%をスタック
  Wavelet処理:RegiStax6[12-13] AS!3からの出力画像(tif)をWavelet処理
  後処理:ImageMagick[14] bmp→jpg変換


接眼部改造後の鏡筒(Tマウント化、接眼部の1.25インチ化)

(2)コルキットスピカとSV305を用いた直焦点撮影結果

2022-06-02 20:13 月(月齢:3.0、視半径:14.8')[15]
SV305, コルキットスピカ 420mm F11
SV305, Gain 300, Exp. 21.6ms, WB(B=224 G=128 R=235), 1920x1080, RGB24, FrameCount=528, Duration=23.172s

・対物レンズ口径:40mm
・ドーズの分解能:2.90"
・イメージセンサ分解能:2.85"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x112(0.43°)

(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、コルキットスピカにSV305を取付け、月の直焦点撮影を試みた。
今後、AZ-GTi赤道儀化マウントに上記鏡筒を搭載し、都内の星空において観察しやすい天体の電子観望を試みたい。

参考文献:
(1)コルキットスピカ
(2)コルキットの楽しみ方
(3)OLYMPUS E-PM2とコルキットスピカを用いた直焦点撮影-goo blog
(4)OLYMPUS E-PM2とコルキットスピカを用いた直焦点撮影(13)-goo blog
(5)SVBONY SV305 CMOSカメラ 接眼レンズ 1.25インチアイピース 惑星観察
(6)IMX290NQV
(7)SV305デジアイピースの使用方法
(8)Svbony SV305 Camera FAQ
(9)Quad BP フィルター III
(10)SharpCap
(11)AUTOSTAKKERT!
(12)RegiStax6
(13)RegiStax-Wikipedia
(14)ImageMagick
(15)今日のほしぞら
(16)Stellarium-Web
(17)月-Wikipedia
(18)月-NAOJ
(19)カテゴリー 写真-KIMUKAZU blog
(20)遊星號とSV305を用いた直焦点撮影(3)-goo blog
(21)MILTOL200mmとSV305を用いた直焦点撮影-goo blog
(22)NewスカイステージとSV305を用いた直焦点撮影-goo blog
(23)コルキット・スピカで遊ぶ-ひめてんの星空と遊ぼう

MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(18)

2022-06-08 00:01:09 | 銀河
(1)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(おおぐま座)
  M101(回転花火銀河)[19,22-23]
  M108[20,22-23]
 ・機材
  望遠鏡:MILTOL 200mm F4[1-2]
  ファインダ:SVBONY SV182 6x30 十字線入り90°正立ファインダー[3]
   ※MILTOLへのファインダ台座取付けは、参考文献[4]を参照。
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[5-7]
  フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[8]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[14] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[16]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[9] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[10-11] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[12] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[13] append処理

(2)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2022-05-24 22:39 M101
Neptune-C Ⅱ, MILTOL 200mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=281 G=0 R=381), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※M101を自動導入後、プレートソルブと同期を実施(RAW16モードを選択)
※ASTAPで自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施


M101付近をトリミング(1280x1024)


2022-05-24 20:29 M108
Neptune-C Ⅱ, MILTOL 200mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=279 G=0 R=402), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※M108を自動導入後、プレートソルブと同期を実施(RAW16モードを選択)
※ASTAPで自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施
※画面左下にM97[21]も確認できる。


M108付近をトリミング(1280x1024)

・対物レンズ口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"
・イメージセンサ分解能:5.98"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x34(1.28°)

(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、MILTOL200mmにNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して直焦点撮影を試みた。
都内の星空において、ライブスタック機能を活用し、おおぐま座のM101、M108を撮影した。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

参考文献:
(1)MILTOL 200mm F4レンズ
(2)テレスコープ 200mm F4レンズキット
(3)SVBONY SV182 6X30 十字線入り 90°正立ファインダー 90°直角プリズム ブラケット付属
(4)【お詫びと訂正】~MILTOLのファインダー台座の件 2020/08/06-中川光学研究室ブログ
(5)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(6)SONY IMX464LQR
(7)Player One - Cameras and Astrophotography
(8)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(9)SharpCap
(10)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(11)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(12)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(13)ImageMagick
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(17)今日のほしぞら
(18)Stellarium-Web
(19)M101 (天体)-Wikipedia
(20)M108 (天体)-Wikipedia
(21)ふくろう星雲-Wikipedia
(22)おおぐま座-Wikipedia
(23)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.57-64.
(24)メシエ天体-NAOJ
(25)カテゴリー 銀河-KIMUKAZU blog
(26)NewスカイステージとSV305を用いた直焦点撮影(4)-goo blog
(27)MILTOL200mmとSV305を用いた直焦点撮影(25)-goo blog
(28)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(29)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(30)意外な伏兵、Kenko Miltol 200mm F4
(31)投稿:MILTOL200mmF4テレスコープモデルによる電子観望 2020/08/02-中川光学研究室ブログ
(32)超コンパクトな電視観望システム-ほしぞloveログ
(33)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(34)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(35)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法