おきなわさんのKIMONOしらず

着物って一年たつと自分の中の常識が違ったりする(笑)
そんなわたしの着物に関する成長記録
最近は紅型や琉装も興味アリ

振袖を買うその前に 【正絹か化繊か】

2014年04月02日 | きもののこと
正絹(しょうけん)と化繊(かせん)

振袖の素材はほとんどがこのふたつに
なると思います


着物が好きで
自分で着れる方は
どちらを買おうか
常に頭を悩ませる選択肢だと思います

どちらもプラス面とマイナス面があります


【正絹のプラス面】
肌なじみがよく着崩れしにくい
通気性がよく化繊にくらべると
夏は涼しく冬は暖かく着れる
肌触りがいい

【正絹のマイナス面】
お手入れに手間暇(お金も)かかる
雨や汚れに弱い
焼けやすく長期保存すると黄変したり色褪せていたりする
比較的高価である




【化繊のプラス面】
正絹に比べて比較的安価
手入れも楽でクリーニングも手頃
仕立てあがりで売っているものも多く
高価な仕立て代がかからない
個性的な柄なども多く見られる
雨の日や汚れもあまり気にせず着れる

【化繊のマイナス面】
正絹にはない張りがあるので身体から浮く
そのため着崩れしやすく
初心者は自分で着るのも難しい
冬寒く夏は暑い
静電気が起きやすい





簡単にあげるとこんな感じでしょうか

化繊といっても
東レシルックなどは正絹並みのお値段で
着心地も正絹に近いのに手入れは簡単だそうですね
おきなわさんはシルック未体験なので
直に感じたことがないのですが…

またコムサや撫松庵など
化繊といえども
安い正絹より高価な着物もたくさんあります

正絹好きな人でも
夏物は汗をかいても家で洗えるからと
化繊を揃える人もいますね
(おきなわさんも同じです)


また表地が正絹で裏地が化繊というものもプレタなどではよくありますね





その昔おきなわさんの大叔母が
ひとり娘のために振袖を揃えたそうです
当時の沖縄
一般庶民の大叔母にとっては
大変高価な振袖だったらしいです

成人式翌日のことです
大事な大事な振袖
汗がシミになっては困ると思った大叔母
こともあろうに


その振袖を洗濯機にいれてしまった!
比較的着物好きだった大叔母は
普段から公設市場で
化繊の着物を買って愛用していたそうです

だからこんな高価な着物が洗濯機で洗えないはずがないと思ったのだそうです


結果は
縮んで縮んで
みるも無残な姿に…

正絹のお着物の手入れは
要注意ですね







おきなわさんの成人式は化繊でした
その頃は
色と柄だけで選んでいたおきなわさん
化繊か正絹かなんて
まったく興味がありませんでした
(いまでは晴れ着は正絹ばかりです)



一方、妹はおきなわさんと
おきなわさんママに言われ
正絹の振袖を選んでいました
今ではアラサーの彼女ですが
いまだに正絹と化繊の着心地も見た目も
分からないといいます

メリットデメリットを考えて
ご自分の使い勝手にあわせた選び方を
オススメします


私の夏の愛用品
着物も長襦袢も化繊です


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