まだ沖縄に住んでいた頃
はじめて県外にでて
着物を着たのは神戸でした
おきなわさんが自分できものを着始めて１年もたたなかった頃です
大学のＳ先輩の結婚式です
神戸の有名な神社で挙式をして
近くの会場で披露宴でした
鹿児島では何度も見た光景ですが
友人まで参列できる神社のお式は
初めてでしたので
余計に印象に残っています
殿内は親族席と一般席と分けられていまして
私たちは一般席の末席に
座らさせていただきました
そこで親族席に目を向けると
Ｓ先輩のお兄様が素敵なお着物を
お召しでした
大島紬です
実はＳ先輩は奄美諸島のご出身なのです
神戸の方には不思議に思われたかもしれませんが
鹿児島の結婚式ではときどき見かけます
そういえば
おきなわさんが
お世話になっていたことのある
鹿児島の会社社長
（ご主人さまが龍郷出身）も
ご友人の結婚式の際に
ご主人のお母様から頂いた大島を
お召しになって出席されていました
こちらの社長は会社がお忙しい時は
自ら花嫁さんのお支度もしますし
留袖の着付けや
ゲストの着付けもなさいます
そのような方でも堂々と大島を
お召しになるのです
さてこの日は１月
ときおり雪が舞う空模様です
おきなわさんは付け下げに
おきなわさんママのお古の道行を
持っていきました
あのふるくさ～い感じが漂う
朱色の身丈の短い道行です
おきなわさんママは
名古屋にいるときに
もとめたそうなのですが
冬でも暖かい沖縄では
まったく出番がなく
多分２５年ぶりくらいに
陽の目を見たのだと思います
さてこの日はいくつか失敗がありました
まず髪型
いつもはホットカーラーで巻いて
スプレーとワックスを駆使して（笑）
セットしているのですが
今回は荷物を少なくするため
髪をボブスタイルにカットにして
セットせずに出席しようと思いました
でも髪飾りを忘れたため
ホテル近くのお店で購入…
今考えれば年甲斐のない髪型です…（反省）
帯結びもやってしまいました…
髪飾りを買ったお店で
帯の変わり結びの本が売っていたので
買っちゃったのです…
そして自身に変わり結びを
したこともないのに
やってみようと思ってしまったのです…
あ～でもない
こ～でもない
（そう自装で変わり結びをすることを
なめていました）
そして時間は過ぎ…
挙式時間ぎりぎりに！！！
慌てて普通の二重太鼓にしました
（したつもりでした）
道行をはおって
ホテルの目の前にある
神社の待合室につくと
懐かしい顔がたくさんで
楽しい会話がはずみました
みなさんに着物を褒められ
有頂天になっているおきなわさん
神社の方から
「間もなく参進のお時間です
ご親族ご友人の順にお並びください」という
声がかけられ
まわりがコートを脱ぐのと同時に
道行を脱ぎました…
脱いでしまいました…
でろ～ん
とお尻のあたりを
何かがかすった気がしました
うん？と一瞬思いましたが
周りがみな先輩ばかりで
一番下っ端のわたしは
気にせず列に並びました
体育会系のおきなわさん
この日は
母校体育会の歴代会長ばかりが出席で
自分に構っている暇はなかったのです…
という言い訳（笑）
とても神秘的な空間で
大変厳かな挙式がすみ
隣の建物に移動しての披露宴です
その前にお手洗いへ…
そして青ざめるのです
帯が…
帯が…
どこでどう間違えたのか
帯締めは手先だけを押さえていて
たれにはかかっていなかったのか
だらりの帯のようになっているではありませんか！！！
顔から火が出るほど恥ずかしいとは
まさしくこのことです
あ～これで参進しちゃったんだ…
そんな後悔がこみ上げるとともに
慌てて帯をなおして
披露宴へ…
とても素敵な披露宴でした
途中、Ｓ先輩のご親族による
かぎやで風もありました
そうそう沖縄では披露宴の幕開けに
どちらかというと
親族の女性陣が踊るイメージのある
かぎやで風ですが
Ｓ先輩の地元では男性踊りで
お祝いの席に男性ばかりで
踊るのだそうです
このときも男性陣が見事な踊りを
披露してくれました
踊りの内容ももしかしたら
沖縄のそれとは違うのかもしれませんが
沖縄のかぎやで風も詳しく知らない
おきなわさんには
違いがよく分かりませんでした
お開きになり２次会です
Ｓ先輩の会社の同僚の方々が
私たち地方から来た人々を
誘ってくださいまして
参加させていただきました
ホテルまでの帰り道はとても寒くて
道行の上にストールを
羽織っていましたが
今考えると沖縄から持ってくるストール
東京などで売っているものと比べると
かなり薄いのです
今考えるとせめて手袋があれば
もっと違ったなと思います
そんな失敗続きの
おきなわさん県外着物デビューでした
はじめて県外にでて
着物を着たのは神戸でした
おきなわさんが自分できものを着始めて１年もたたなかった頃です
大学のＳ先輩の結婚式です
神戸の有名な神社で挙式をして
近くの会場で披露宴でした
鹿児島では何度も見た光景ですが
友人まで参列できる神社のお式は
初めてでしたので
余計に印象に残っています
殿内は親族席と一般席と分けられていまして
私たちは一般席の末席に
座らさせていただきました
そこで親族席に目を向けると
Ｓ先輩のお兄様が素敵なお着物を
お召しでした
大島紬です
実はＳ先輩は奄美諸島のご出身なのです
神戸の方には不思議に思われたかもしれませんが
鹿児島の結婚式ではときどき見かけます
そういえば
おきなわさんが
お世話になっていたことのある
鹿児島の会社社長
（ご主人さまが龍郷出身）も
ご友人の結婚式の際に
ご主人のお母様から頂いた大島を
お召しになって出席されていました
こちらの社長は会社がお忙しい時は
自ら花嫁さんのお支度もしますし
留袖の着付けや
ゲストの着付けもなさいます
そのような方でも堂々と大島を
お召しになるのです
さてこの日は１月
ときおり雪が舞う空模様です
おきなわさんは付け下げに
おきなわさんママのお古の道行を
持っていきました
あのふるくさ～い感じが漂う
朱色の身丈の短い道行です
おきなわさんママは
名古屋にいるときに
もとめたそうなのですが
冬でも暖かい沖縄では
まったく出番がなく
多分２５年ぶりくらいに
陽の目を見たのだと思います
さてこの日はいくつか失敗がありました
まず髪型
いつもはホットカーラーで巻いて
スプレーとワックスを駆使して（笑）
セットしているのですが
今回は荷物を少なくするため
髪をボブスタイルにカットにして
セットせずに出席しようと思いました
でも髪飾りを忘れたため
ホテル近くのお店で購入…
今考えれば年甲斐のない髪型です…（反省）
帯結びもやってしまいました…
髪飾りを買ったお店で
帯の変わり結びの本が売っていたので
買っちゃったのです…
そして自身に変わり結びを
したこともないのに
やってみようと思ってしまったのです…
あ～でもない
こ～でもない
（そう自装で変わり結びをすることを
なめていました）
そして時間は過ぎ…
挙式時間ぎりぎりに！！！
慌てて普通の二重太鼓にしました
（したつもりでした）
道行をはおって
ホテルの目の前にある
神社の待合室につくと
懐かしい顔がたくさんで
楽しい会話がはずみました
みなさんに着物を褒められ
有頂天になっているおきなわさん
神社の方から
「間もなく参進のお時間です
ご親族ご友人の順にお並びください」という
声がかけられ
まわりがコートを脱ぐのと同時に
道行を脱ぎました…
脱いでしまいました…
でろ～ん
とお尻のあたりを
何かがかすった気がしました
うん？と一瞬思いましたが
周りがみな先輩ばかりで
一番下っ端のわたしは
気にせず列に並びました
体育会系のおきなわさん
この日は
母校体育会の歴代会長ばかりが出席で
自分に構っている暇はなかったのです…
という言い訳（笑）
とても神秘的な空間で
大変厳かな挙式がすみ
隣の建物に移動しての披露宴です
その前にお手洗いへ…
そして青ざめるのです
帯が…
帯が…
どこでどう間違えたのか
帯締めは手先だけを押さえていて
たれにはかかっていなかったのか
だらりの帯のようになっているではありませんか！！！
顔から火が出るほど恥ずかしいとは
まさしくこのことです
あ～これで参進しちゃったんだ…
そんな後悔がこみ上げるとともに
慌てて帯をなおして
披露宴へ…
とても素敵な披露宴でした
途中、Ｓ先輩のご親族による
かぎやで風もありました
そうそう沖縄では披露宴の幕開けに
どちらかというと
親族の女性陣が踊るイメージのある
かぎやで風ですが
Ｓ先輩の地元では男性踊りで
お祝いの席に男性ばかりで
踊るのだそうです
このときも男性陣が見事な踊りを
披露してくれました
踊りの内容ももしかしたら
沖縄のそれとは違うのかもしれませんが
沖縄のかぎやで風も詳しく知らない
おきなわさんには
違いがよく分かりませんでした
お開きになり２次会です
Ｓ先輩の会社の同僚の方々が
私たち地方から来た人々を
誘ってくださいまして
参加させていただきました
ホテルまでの帰り道はとても寒くて
道行の上にストールを
羽織っていましたが
今考えると沖縄から持ってくるストール
東京などで売っているものと比べると
かなり薄いのです
今考えるとせめて手袋があれば
もっと違ったなと思います
そんな失敗続きの
おきなわさん県外着物デビューでした