最近、きみごろん家の周辺に「猫」が出没している。
白と薄グレーのようなまだらな模様で、飼い猫ではなく野良猫ちゃんのようだ。
この猫、我が家では「こまろん」と呼ばれている。（「こまろん」の名前の由来については省略）
この「こまろん」、野良猫ちゃんの割には体格が良く、愛想も良い。たぶん、最近までどこかで飼われていたのだろう。
朝、姉が玄関の花にお水をやっていると、ごろんごろんと擦り寄ってくるらしい。
だが、きみごろんはまだ擦り寄られた経験がない。
きみごろんが、こまろんと遭遇したのは一度だけ。
会社に行くために玄関を出ると、どこからともなくやって来て「にゃ」と鳴き、玄関前に座り込んだ。
車に乗り込むきみごろんとしばらく見つめあい、遊んで貰えないと悟ったのか、そそくさとどこかに行ってしまった。
きみごろん姉妹は猫が好きで、昔飼っていたこともある。
きみごろん自身も前世は猫ではないかと思うほど、性格が猫に似ている。
でも、今は猫を飼うには制約が多く、飼うことを諦めている。
だから、こまろんが擦り寄ってきても、遊ばないと決めている。
一度、遊んでしまうと飼いたくなってしまうから・・・
猫の仕草を眺めているだけでも「のほほん」とした気持ちになるのは、きみごろんが猫に似ているからだろうか・・・
