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六日のあやめ

大ファンの草なぎ剛さんとさだまさしさんに関すること、愛犬マロのこと、読書記録等を記す。

読書記録('22.4月)/ 剛くんギャラクシー賞受賞

2022-04-30 14:44:19 | Book

<’22.4月読書記録>

初読(6)+再読(8):14冊

きーた - 読書メーター

4/26【たまごの旅人/近藤 史恵】

海外旅行の添乗員になった遥、アイスランドを皮切りに、スロべニア、パリ、西安、4回のツアー体験が描かれ彼女の成長を感じたあと、5話目は2020年。コロナ禍で特に影響受けている職種をすぐ題材にしてさすが近藤先生と思う。

“たまご”は新米のことだと思ってたけどそれだけじゃなく、遥が憧れていた宮城さんの言葉と最終話での遥の思いになるほど、納得のタイトル。

我儘なツアー客はイライラした。人それぞれ様々な気持ちがある描き方で、遥はしっ

かり対応して毎回気持ちいいラストになってるけど、老害って感じのおっさんホント腹立つ。

 

4/20【これは経費で落ちません! 9 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)/青木 祐子】

山崎さんからの食事の誘いに応じた森若さん、有能なふたりの話は興味深い。山崎さんやっぱりカッコいいと私は思うけど、森若さんが“太陽に会いたい。営業部が不安定になっているのは、あの明るい男が消えたからだ。”と思うのは頷ける。

派閥も気になりつつ税務調査大変そうだけど、新発田部長が言う通り経理部メンバーは精鋭、今回特に真夕ちゃん成長著しいし、美華さん優しくて、ワクワク感ある。

鎌本は相変わらず嫌な奴、亜希さん「もう負けません」って頼もしい。

オビ折り返しのコードから読める、派遣社員あすみとのコラボ嬉しい。

※新作きっかけでこれ経過去作1~8読み返した。読メには登録してないけど読書数に入れた。

 

4/14【ときどき旅に出るカフェ/近藤 史恵】

旅に出られるカフェというコンセプトで、店主の円が旅先で出会った食べ物を再現したり取り寄せて提供している「カフェ・ルーズ」私は馴染みのない料理はあまり食べたいと思わないのだけど、本作に登場する珍しい飲み物やスイーツは興味深く、瑛子の反応でより美味しそうに感じる。

日常の謎をメニューに絡めて解く、なるほど。

円の家族に関することは苦く感じた。

 

4/10【みかんとひよどり/近藤 史恵】

狩猟やジビエ料理について詳しく知ることができて興味深い。

フレンチレストランのシェフ潮田と猟師の大高の「命をいただいている」という心持ちを感じ、ジビエに限らず私もそれを忘れてはいけないと思う。

鹿の解体シーンや害獣の焼却施設が印象的。「有害かどうかなんて、人間の都合で決まるけどな」「増えすぎて食い物がなくなると、鹿も飢え死にするしな」“せめても殺した命は無駄にしたくない” 澤山オーナーがジビエにこだわる理由と、それに関しての大高の見解なるほどと思う。

猟犬のマタベーとピリカ可愛い。

 

4/5【派遣社員あすみの家計簿 (3) (小学館文庫 C あ 5-3 キャラブン!)/青木 祐子】

シリーズ第3弾。 前作最後にマッチング成立したサニクレでの仕事生き生きしているし、ムーバーフードもまだがんばって、仁子さんの事務所手伝いでも役立ち、あすみ優秀。1作目ではイライラしたけど逞しくなって凄い。

理空也がクズ過ぎる、あすみの大切な家計簿を悪用するとは。

豊加は今回カッコ良かった。ドキドキはなくても安心するあすみと豊加の関係性いいと思う。

 

4/1【むき出し/兼近 大樹】

私は暴力が怖くて嫌で本作はあまり好みではないけれど、石山が怪我させた相手のお母さんの話を聞き“俺の物語だけが進んでいるのではなく、俺が誰かの物語に登場しているだけだったりする”と考えるところ頷ける。

逮捕され鈴代さんからの差し入れきっかけで本に夢中になったことも納得。“こんな狭い部屋にいるのに、世界がどんどん広がっている”に共感。

自伝的小説で登場人物みんな実在する方々なのだろうか? フィクション部分かわからないけど鈴代さんが魅力的。記されている通り彼女に一番にこの本を見てもらっていたらいいな、と思う。

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<4/28オリコン記事>

草なぎ剛、ギャラクシー賞・テレビ部門の個人賞に 『青天を衝け』での徳川慶喜役に評価「後世に残る」

草なぎ剛さん、放送批評懇談会が選定する第59回(2021年度)ギャラクシー賞のテレビ部門・個人賞受賞おめでとうございます!

ここ最近剛くんの新CMや「うさぎとかめ」レギュラー化が嬉しいのはもちろんだけど、私は役者クサナギツヨシが特に好きだから、ギャラクシー賞受賞が最高に嬉しい。

受賞理由に感激で、リンク記事は今後消えることがあるかもだからスクショの画像残しておく。

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読書記録('22.3月) 

2022-04-02 23:00:00 | Book

’22.3月読書記録
初読(4)+再読(3):7冊
読書メーターより

3/30【スモールワールズ/一穂 ミチ】
6編の短編集。
最初の「ネオンテトラ」嫌な気持ちになって私好みではないと思ったけど、最後の「式日」を読んだら後輩が誰かわかり、彼に魅力を感じて切なくてたまらない。この短編集はこんな仕鰍ッだったとは。
「魔王の帰還」辛い部分は多いけど姉ちゃん素敵!
「ピクニック」は哀しく浮キぎて嫌だ。
「花うた」感涙。
「愛を適量」明るいラストにほっとする。佳澄の苦悩は大きいと思うけれど、南国の太陽の下で像に乗って笑う姿を私も想像できる。

3/26【レジェンドアニメ!/辻村深月】
「ハケンアニメ!」のスピンオフ短編集。
9年前の有科さん、斎藤さん、和奈さん、彼女たちらしいエピ。12年前の王子もいかにも彼らしい。
太陽くんの話はお母さんが好きになれない。
「ハケンじゃないアニメ」が一番好き、タイトルはこの作品からのような気がする。
「次の現場へ」は、ハケンアニメのラストに記されていた行城と王子が組むチヨダ・コーキ原作アニメに関しての詳細があり、スロウハイツの赤羽環登場がワクワク。「作家のファンが一番偉い」ってめちゃくちゃな理屈だけど彼女が言うと頷ける。(笑)

3/24【歌舞伎座の怪紳士 (徳間文庫)/近藤史恵】
若い女性と年配男性の交流といえば「賢者…(略)」「ふたつめの月」の国枝(赤坂)さんが思い浮かぶけど、本作の堀口さんも素敵。劇場でのトラブルへの対処はもちろん、久澄が友人の真緒と気まずくなったときのアドバイスが特に印象的。
久澄の成長はもちろん、姉の香澄や友人の真緒、そしてラストのしのぶさんと堀口さんも、より良い状況になって気持ちいい。
解説に書かれているように、それぞれの事件の状況や登場人物の心情が、舞台のテーマとシンクロしているのが素晴らしいと思う。
賢者のアンとトモ同様ワルサが可愛い。

3/21【七十歳死亡法案、可決/垣谷 美雨】
垣谷作品は数冊読んだことありインパクト強いタイトルも慣れていたけど、2012年のこの作品今まで知らずタイトルと装丁にぎょっとした。
ありえない設定だと思いながらもなるほど感あり、気分悪くなる部分多いけど、ハッピーエンドでほっとする。
私も義母の介護10年以上で介護施設に助けられている、ヘルパーが賃金あがって高級な職業になるべきと思う。
東洋子の夫が腹立たしくて、ラスト改心した感じだけどそれでも私は彼へのイライラ感が簡単には消えない。

3/15【本屋さんのアンソロジー (光文社文庫)】
(再読)本好きにうれしい企画、書店が舞台の10編
作中に自分の既読本や作家名が出てくるとより興味深い。先日朝ドラで俵万智さんの「サラダ記念日」が取り上げられたのを見て、このアンソロジーで2作品に俵万智さん著作本が出ていたのを思い出して読み返し。一つは門井慶喜さん作品、緑雨の警句で怒った奥さんに同感、ラストに記されてる俵さんの短歌好き。
それぞれの作品を堪能してから、大崎梢さんのあとがき印象的。

3/11【きたきた捕物帖 (特典:スマホ壁紙画像データ配信) (PHP文剣カ庫)/宮部 みゆき】
(再読)文庫化(’22.3/15第1刷)購入で読み返し。
嫁いびりとか呪いや騙り等色々浮「部分も多いけど、軽やかな印象の北一の語り口、素敵なおかみさん、周りの信頼できる人たちも好みで明るく感じる。
シリーズ第2弾の単行本が5月に刊行予定とのことで待ち遠しい。今作では第三話から登場だった“きたきた”の片割れ喜多次の出番もっと増えるだろうし、欅屋敷の若も登場するかも?楽しみ。

3/6【わたしの信州 (講談社文庫)/原田 泰治】
(再読)’22.3月2日に亡くなられた原田泰治さん、ご冥福をお祈りいたします。
原田さんは諏訪のご出身だけれど疎開して少年時代を過ごされた伊賀良村(現飯田市)は私の実家から片道30分くらい。「僕にとって信州とは、それは伊賀良村そのものであり、本当の意味でのふるさとも伊賀良村だと言えましょう」という言葉が嬉しい。
文庫本の大きさではあるけれど掲載されている絵に惹き込まれ、伊賀良村のお仲間たちや素敵なご家族のお話に温かい気持ちになる。


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3/29桜満開


我が家の庭の桃の花も満開。桃の木下はマロお気に入りの場所

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