goo blog サービス終了のお知らせ 

六日のあやめ

大ファンの草なぎ剛さんとさだまさしさんに関すること、愛犬マロのこと、読書記録等を記す。

読書記録('21.11月)

2021-11-30 18:44:00 | Book

<観劇記録>
「アルトゥロ・ウイの興隆」KAAT神奈川件p劇場 ホール
’21.11/18(木):1階20列上手
’21.11/19(金):1階18列下手
再演での観劇。昨年の初演観劇後に戯曲読んだら、上演に向けての指示に“大げさなスタイルで演じられなくてはならない”と記されていて、その通りの素晴らしい舞台を再び観ることできた嬉しさ。
浮ウ感じながらもウイに惹きつけられてしまう。だって剛くんカッコ良すぎるもん。^^;
12月はロームシアター京都、来年1月は豊洲PITで観劇予定。

--------
’21.11月読書記録
初読(4)+再読(1):5冊

きーた - 読書メーターより

11/26【透明な螺旋/東野 圭吾】
ガリレオシリーズ10作目だけどガリレオっぽくなくて複雑に思いながらも先が気になり一気読み。
タイトルの意味に納得。切ない。
湯川のプライベート、介護のことや過去の恋愛は興味深いけど、出自については正直違和感。秘められていた生い立ちでの事件への関わりは加賀シリーズが思い浮かび、ガリレオでもそのパターンかぁ、と思ってしまった。(^^;

11/22【アルトゥロ・ウイの興隆/コーカサスの白墨の輪/ベルトルト ブレヒト】
(再読)大ファンの草なぎ剛さん主演舞台「アルトゥロ・ウイの興隆」の再演きっかけで読み返し。
戯曲を読むだけだと難しく感じるけれど、観劇した舞台シーンが思い浮かぶからわかりやすい。
訳者あとがきによると、原題を直訳すると「止めうるアルトゥロ・ウイの興隆」となるが今では「止めうる」の省略が多いとのこと。過去にウイ役が田中邦衛さんのときは「おさえればとまるアルトゥロ・ウイの栄達」だったとか。エピローグにある“行動すべきものを学ぶ”ことが重要だと思う。
「コーカサスの白墨の輪」は大岡裁きのような裁判が爽快。

11/16【鎌倉うずまき案内所 (宝島社文庫)/青山 美智子】
平成終わりの2019年から6年ずつさかのぼり平成始めの1989年まで6編の物語。
どの話もグッとくるし、登場人物たちの繋がりが好き。
SF作家の黒祖ロイドが誰かラストでわかってヤラレタ感が気持ち良かった。1話目でのデビューしたばかりの写真についての形容詞は伏線だったのかぁ、私はてっきりジャニーズ系の容姿なのかと思ってた。
各年の世相記述も印象深く、最後に載せられている平成史特別年表が楽しい。

11/10【木曜日にはココアを (宝島社文庫)/青山 美智子】
12編の連作短編集。
1話目の主人公がココアさんと呼ぶ女性に惹かれた理由が私には正直ピンとこなかったのだけど、ラスト“恋文”でココアさんが語る「ひとこえぼれ」や「いつもの場所です・・」のエピと、彼女が心の中で彼を呼ぶ名前に凄く納得できる。
ココアに挟まれた10編の物語も登場人物たちの繋がりが心地いい。 厳しいだけの先輩かと思っていたら実は素敵な人だった幼稚園の先生のお話好みだけど、萌香ちゃんのお母さんが伝えてくれなかったらどうなっていたのか?と思ってしまった。(^^;

11/3【猫のお告げは樹の下で/青山 美智子】
「お探し物は図書室まで」が好みだったから他の作品も気になり読んでみて良かった。
各章の主人公たちがあるきっかけで前向きな気持ちになっていく、図書室と同じように(本作の方が先だけど)様々なケースが描かれていて、どの物語も心に沁みる。
文字が記されたタラヨウの葉を落とす猫ミクジに私も会ってみたい。
主人公たちの身近に素敵な人たちがいて、そこに気付くところも好き。
五枚目マンナカに登場の姫野先生が図書室の小町さんだとすぐわかった、彼女はやっぱり魅力的。

--------
義母
入院(O):10/25~11/9(尿路感染症)
NS(M):11/11,25,29

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読書記録('21.10月)

2021-11-01 14:10:00 | Book

’21.10月読書記録
初読(3)+再読(2):5冊
読書メーターより

10/28【フーガはユーガ (実業之日本社文庫)/伊坂 幸太郎】
(再読)文庫化(’21.10/15初版第1刷発行)購入、初回限定の伊坂先生メッセージ入りしおり嬉しい
風我と優我という双子の名前がカタカナ表記でタイトルになってるわけだけど、“と”ではなく“は”で繋がれているのは不思議な入れ替わりという内容に沿っていて、それがラストで凄く切なく感じる。
虐待やいじめ等残酷な描写や結末の辛さで、読み返したい気持ちは弱い作品だと初読時思ったけど、文庫版あとがきでの“大変な目に遭う子供たちが特別な力で冒険してもいいのではないか”という言葉に納得感大きい。

10/24【拾われた男/松尾 諭】
ドラマ化発表きっかけで読んだ。私が大ファンの草なぎ剛さんも出演と知りネタバレそれほど気にしない質だから予習。
冒頭は航空券が縁で事務所に入った話(ABEMAのななにー見て知ってた)”拾った男”で、ラスト母親の言葉を思い出す“拾われた男”、タイトルに納得。 松尾さんって随分惚れっぽいんだな、と、涙もろいなぁ、と感じるエピ多い。
お兄さん登場はラストの数話だけで人物像やエピが予想と違ったけど、剛くんがどう演じるのか興味深い。 ドラマ主演の仲野太賀さんと奥様役伊藤沙莉さん、原作でのイメージに合ってると思う。

10/12【お探し物は図書室まで/青山 美智子】
本屋大賞ノミネート時に図書館に予約してやっと順番きた。
ハートウォーミングな物語で好き。
コミュニティハウス図書室の司書小町さんからの話とお勧め作品、付録の羊毛フェルトがきっかけで、各章の主人公たちが前向きな気持ちになる様子が納得感大きくて気持ちいい。
登場人物たちの繋がりも楽しいし、最初はちょっと謎に感じたハニードームも最終章で回収されてなるほど。 小町さんは特殊能力があるように思うけれど“皆さん、付録の意味をご自身で探し当てる。言葉を読んだ人が自分自身に紐付けて何かを得る”という言葉が深いと感じた。

10/6【老後の資金がありません (中公文庫)/垣谷 美雨】
(再読)蓄えていた老後資金が激減で悩む篤子の気持ちわかるけど、初読時には全く想像してなかったコロナ禍の今読み返すと、老後の資金への心配って余裕あればこそで、日々の暮らしにやっとだとそれどころじゃないよなぁ、と思う。
篤子の夫にはイライラするけど、お姑さんが楽しくて物事をきちんとわかってる人で良かった。
息子の勇人が好青年で素敵、娘のさやかも彼女なりにがんばっていて、篤子さん幸せだよ。

10/2【みとりねこ/有川 ひろ】
猫にまつわる短編集。
旅猫リメ[ト外伝2編は本編も思い出して余計に泣ける。
「猫の島」はアンマーとぼくら外伝と記されないのは何故かな?と思いつつ、運がいい悪いの理屈が納得感大きい。
「トムめ」可愛いよねぇ、単なる自慢って笑えるしわかるな。
「シュレーディンガーの猫」の佃香里さんのキャラ好き。
「粉飾決算」と「みとりねこ」どちらも素敵な家族、猫たちも幸せだったと思う。

--------
<義母介護メモ>
NSリハビリ調査:10/1、NSカンファレンス:10/8
病院:10/6(Y)
入院(O):10/25~(尿路感染症)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする